期待値ギャップを埋めよう

社長だからって、何でもできるわけじゃない

こんにちは、ナザレです。

経営と現場の認識の違いや距離感って、どの会社でも問題になっていると思います。

まず、距離が遠いですよね。
物理的な距離も遠い。企業規模が大きいと特に遠くなる。
一般社員の部屋と社長の部屋とでは、フロアからして違うからだ。
出会う可能性は皆無に等しい。
たまに社長に会った時なんかは、レアポケモンに遭遇したかのような感じだ。
それくらい距離があるということです。

また、企業規模によっては、社長に対する期待度自体が違うと思います。
大手企業では、社長に対する期待度は比較的低い。
一方、ベンチャー企業は高い。
しかし、社長に対する期待度が高いと、すごい期待して入ったけど裏切られたということが出てきます。

採用面接時の時とイメージが違うということも言われます。
最初はキラキラした感じがしたのに、入社してみたら売り上げを追求していくなど、いろいろギャップが生まれるわけです。

また、採用面接時の距離感と入社後の距離感が違うのもギャップが生まれます。
面接などの採用時には社長との距離感は近かったが、入社後はあまり交流する機会がなかったなどはよくある話です。

いろいろとギャップというものが生まれてしまいますが、これは必ず起きることではあります。
社長も従業員も同じ人間です。
人間である以上、コミュニケーションすることなしに分かり合えることはないはずです。
それなのに、コミュニケーションが足りないせいで、互いに真意がわからずギクシャクするということが起きているわけなのです。

社長などの経営陣は、自分達が考えていることの背景や構図をきちんと伝えることが大事だと思います。
伝わらないのは、言わないから。
言ってるよ!という人もいるでしょうが、これは1回や2回伝えただけで相手の心に残ると思っていたら大間違いです。
1回言ってできるなら、人類の発展はとんでもないところに行ってるでしょう。

従業員についても同じことが言えます。
言わないでも伝わるなんて、社長はエスパーか!と言いたくなります。
社長も同じ人間、言わなきゃわからない。
それに、従業員にとっては社長は1人ですが、社長にとっては従業員はたくさんいるのです。
社長が全ての従業員のことをわかっているというのは、物理的にも無理があるでしょう。
従業員からも、きちんと自分の考えを伝える必要があります。
何かしてほしいことがあったら、手を挙げて発言してはじめて、社長に意思が伝わると思ったほうがいいでしょう。

最後に、社長を神格化したり、過度な期待や理想を抱くのは良くないと思います。
何より大事なのは、繰り返しになりますが、社長も同じ人間なんだと理解してもらうことです。
その上で、コミュニケーションをとって、相互に理解し合うプロセスが重要だと感じます。


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ナザレ|社会保険労務士
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