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あえて決めない、という決断も必要だ
こんにちは、ナザレです。
人生って、けっこう決断の場面が多いと思います。
例えば、進学。どの学校に進学するか、悩んだ方も多いでしょう。
他には、就職。どの会社に入るか、大いに悩んだと思います。
ただ、就職の場合は、自分が入ろうと思っても入れないことが多いので、そういう意味でも悩みが尽きなかったでしょう。
あとは、結婚ですかね。結婚相手にも悩むでしょうが、そもそも結婚自体する必要があるのかどうか、悩ましいことだと思います。
上で挙げたような決断というものは、かなりヘビーで、かつ決断を下さないといけないものでもあります。
あくまでも一般論ですが、学校には行くでしょう。
就職もするはずです。お金がないと生きていけませんし。
結婚については、するかしないかを決断するという場面は必ずあるはずです。
つまり、必ず決めなきゃならない問題なわけです。
それ以外にも、いろいろ決めなきゃならないこともあると思います。
ただ、今回言いたいのは、「あえて決めいない」ということ。
その決断は、今しないといけないことなのかを考えた方がいいということです。
仕事という切り口で考えてみましょう。
ある仕事を振られたとします。
そして、とりあえずそれをやります。
その後思うこととしては、この仕事は好きか嫌いかということだと思います。
好きなら、前向きにその仕事をやり続けるでしょう。
嫌いなら、「もうやりたくないです」と言って別の仕事にしてもらうか、嫌々ながらもその仕事をやり続けるかすると思います。
しかし、ここで好き嫌いの他に、もう1つ選択肢を提示したいと思います。
それは、「判断を保留する」というものです。
そう、仕事の好き嫌いをあえて決めない、保留するわけです。
なぜ保留するのが良いのかというと、仕事が好きな場合は別に問題ないのですが、嫌いだと決めてしまった場合、そこから得られるであろう経験も無に帰してしまうからです。
自分にとって嫌な仕事だったとしても、学びが全くないかというとそんなことはありません。
嫌だと思ってやっていたことが、後々役に立ったなんて話はよくあることでしょう。
ここで大事なのは、嫌だと「思う」のはいいが、嫌だと「決める」のはよくないということです。
嫌だと思うな、というのはなかなかできることではないと思うからです。
何となく嫌だなぁと思うくらいは人間だもの、仕方ありません。
ただ、「絶対に嫌だ、やりたくない」と決めてしまうと、そこからは何も吸収することができなくなるはずです。
なので、何となく嫌だなという程度で、好き嫌いの判断を保留する必要があるのです。
ちなみに、判断を保留することと、決断力がないということは全くの別です。
「あえて決めない」のであって、「決める力がない」わけではありません。
とはいえ、何でも保留すればいいというわけではありませんが。
例えば、ブラック企業にいた場合、そこは判断を保留せず、すぐ逃げてください。
ブラック企業から吸収できるものはないですし、逆にいろいろ搾取されます。
ここは決断して、即刻逃げるようにしてください。
それ以外の、命に関わらない程度の事柄については、あえて決めないというスタンスでいるというのは、人生をより良く生きるためには有効かもしれません。
何事もすぐに嫌いにならないことで、人生におけるさまざまな選択肢を享受できるからです。
決めることで選択肢が増えるわけではありません。
あえて決めないことで選択肢が拡がるのです。
何においても、白黒つけたがる人も多いですが、あえて白黒つけないのもいいかもしれません。
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