男性には男性の女性には女性の得意なことがある

ユーザーに合わせた配置が重要ではないか

こんにちは、ナザレです。

このタイトルを見て、何のことかと思った人は多いかもしれません。
簡単にいうと、客と会社の人員構成に関することです。

以前の日本の労働者の人員構成は、男性の正社員がほとんどでした。
女性は、結婚したら家庭に入り、専業主婦となる。
そして、夫である男性正社員を支える、といった感じでした。

つまり、製品を作る人や売る人は、基本的には男ばかりだったということです。
だからといって、今までは特段問題はなかったように感じます。

高度成長などで徐々に豊かになっていき、たくさんのものを買えるようになりました。
購買行動としては、家電における三種の神器(白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫)に代表されるように、比較的高価かつ大きめなものを買う傾向が強かったように思います。
昔は、まだこういった製品が家庭になかった時代なので、豊かさの象徴として揃えたいと思った家庭は多かったと思います。

何が言いたいのかというと、昔は家電や自動車などの機械製品の生産が主流で、それを買いたいと思う人が多かったということです。
そして、家電や自動車を作るというのは、男性にとっては非常に合っている仕事だったわけです。というか、むしろ得意だったでしょう。

男性脳と女性脳の違いを取り上げた書籍が多くありますが、男性脳にとっては機械というものは得意分野なのだそうです。
小さい男の子が電車や自動車を好きになるのも、あの形が男性脳にとって心地いいものだからだというのです。

そして、家電や自動車を買おうと意思決定するのも、働いている男性正社員です。
製品を作る人が男性で、買う人も男性。
男性が何を求めているかは、同じ男性ならわかるというわけです。

しかし、現代はどうか。
家電も自動車も、各家庭に行き渡ったと思います。
そんな中、さまざまな商品、サービスが生まれてきています。

また、これは昔からあるものですが、ファッションに関するものも増えています。
女性の服やアクセサリーなどの小物類も数多く発売されています。

当然のこととして、買うのは女性でしょう。女性向けのものなので。
では、作る人や売る人、つまり販売する会社側の人員はどうなのかというと、やはり男性が多いのではないでしょうか。
女性もいるとは思いますが、男性より少ないか同じくらいなのではないかと思います。

購買層が全て女性なら、極端な話、会社の人員構成も全員女性の方が良いのではないでしょうか。
女性の気持ちは、女性が一番よくわかります。
だったら、作るのも売るのも女性が主でないと、お客さんのニーズを満たすことができないと思います。

男性が好きな、もしくは得意な車は、男性が作って男性が売ればいい。
でも、男性が女性のアクセサリーを作ったり売ったりするってどうなのか。
「お前に私の気持ちがわかるの?」なんて思われる気がします。
とはいえ、男性でも上手に女性用のものを作れる方もいるので、それはそれでいいのですが。

別に、男女差別がしたいわけではありません。
男性も女性も、自分の土俵で、得意なところで力を発揮したらいいんじゃないか、ということなのです。

現代では、車は女性も乗るようになりましたから、車の製造現場やデザインに関しても、もっと女性が入るべきなのでしょう。
「女に車のことがわかるのか!」なんて言ってる人もいるかもしれませんが、
だったら「お前に女性の気持ちがわかるのか?女性が乗りたい車を作れるのか?」と言いたくなります。

まとめとしては、
購買層の男女比率に合わせた社員の配置をした方が、よりユーザーにフィットした商品やサービスを生み出すことができるのではないかと考えます。
男性も女性も、無理せずやりたいことをやるようにできればいいと思います。

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ナザレ|社会保険労務士
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