厄年が効いてくるお年頃

こんにちは。厄年です。
突然ですが皆さんは厄年ですか?僕は今、厄年です。

 自分が厄年であるということを自覚していると、何か悪いことが起こったとしても「いや、厄年の厄災はこんなものではない」とスルーしてしまえる可能性もあるのだが、
厄年であるということを自覚せずに悪いことが起き、後に厄年であるということを知ると、「ああ、俺は厄年だったんだな」と夏目漱石的な気付き(絶望)を味わえる。

……

 事が起きたのは先週の連休である。
 私は"あること"を達成しに友人Iから車を借り、友人Nと共に関東圏から故郷(西日本)へ帰省した。その4連休中はその"あること"のせいで多忙を極めたが、それは別に厄ではないので割愛する。
土曜の夜中(日付はすでに日曜だった)に"あること"を遂に達成し、満足感に満たされた私とNはその感情のまま車に乗り込み関東圏へと出発した。

 夜中の高速道路、運転を担当していたNは少々飛ばし気味にアクセルを踏んでいた。車内に流れるフリッパーズギターのカメラトーク。そして私とNはカメラトークトーク。
そんなとき、車内に何かよくわからない匂いが広がった。焦げ臭い?油臭い?そんな匂いである。
私が「なんか焦げ臭くね?」というと、Nは「お前の屁かと思った」と言った。そんな焦げ臭い屁が出たらそれはそれで心配してくれよ。
私は古い車特有の何かなのだろうと勝手に憶測し運転を続行したほうが良い旨をNに伝えたが、Nは何かあったら怖いからという理由で直近のパーキングエリアに車を停めた。これが大ファインプレーとなる。

 私とNの共通の友人で、車屋を営んでいる友人Hがいる。NはHに(叩き起こす形で申し訳ないが)電話をし、リモートで車の状況を探った。
結果から言ってしまえばエンジンがオーバーヒート寸前で、あの焦げ臭い匂いはエンジンの最後の叫びだったようだ。
詳しい状態としては冷却水の不足でエンジンオイルが冷却できなくなり、オイルが過熱しすぎたせいでパーツに異常が起こり、冷却水とオイルが両方漏れているといった具合のようだ。

 私は頭を抱えた。なぜ今なのかと。この連休中に完全に疲れ果てていた私にとってクリティカルな死体蹴りであった。
この後のことはもうあまり覚えていないが、とりあえず1Day保険が効いたのでレッカーなりなんなりは保障してくれた。

 こういうことがあると自分の不甲斐なさが際立つ。なぜ運転を続行してもよいと判断したのか、そもそも冷却水の不足に気づけなかったのか(これは友人Iにも言えることだが)。
死体蹴りによって完全に頭ぱっぱらぱーになってしまった私に、Nは「こんな事もある」と笑っていた。お前凄いな。生命力が違う。

今は保険の後処理中。もう車はこりごりだぁー!
(黒バックに顔だけ切り抜かれて終了)

……

ということで、これが厄年の力というのを知りました。
皆さんもぜひ厄年チャレンジしてみてくださいね!

そういえば先週先々週に更新しなかったのは完全に忘れていたからです。

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