大晦日限定!炎のお祭りなのじゃ!【広島県・宮島】
今回は、安芸国(広島県)の「宮島」を旅していくのじゃ!
いよいよ2024年も終わりということで
厳島神社で毎年、大晦日にだけ開催される特別なお祭り
「鎮火祭」を見に行くのじゃ!
楽しみなのじゃ~!
「宮島」は、瀬戸内海の守護者として
はるか古代から信仰を集めてきた島なのじゃ⛩️
なんと、この島がまるごと御神体として信仰されているのじゃよ。
すさまじい場所じゃのう!
本当は島全体をじっくり見て回りたい所なのじゃが
今回の目的は「鎮火祭」なので
厳島神社を中心に見ていく旅にするのじゃ~。
というわけで、宮島へと移動なのじゃ!
現代では、一日に何度も定期便が出ているみたいじゃな。
便利な時代になったモンじゃのう!
瀬戸内海は波がおだやかで、ゆったり気分で移動できるのじゃ~。
豊富な海の幸と、海運のしやすさに恵まれて
このあたりの町が栄えたのじゃよなあ。⛵
なにもかもなつかしいのじゃ。
日本三景のひとつ「宮島」に、無事到着したのじゃ~!
さっそく厳島神社へ移動するのじゃ!
宮島一番の名所・厳島神社は大昔から存在していたのじゃが
平安時代末期に、平清盛が「海上社殿」を建築したことで
一気に知名度が上がったのじゃ。
海の上に建つ神社は、現在の日本では唯一なのだそうじゃ~。
人間は見て回るのがタイヘンそうじゃが、わしは海の上を歩けるので
いろんな角度から参拝できるのじゃ😆
清盛は、のちの時代では悪役扱いになってしまったみたいじゃな。
当時は革新的な考え方を持つ、時代の先駆者だったのじゃがなあ。
むかしちょっとお酒をおごってもらったことがあるので
わしはそんなに嫌いではないのじゃ~。
参道の商店街で、今夜の「鎮火祭」の準備をしているのじゃ!
なんでも、あの巨大たいまつに火をつけて
島をねり歩くらしいのじゃ!
「火を鎮める」という名にふさわしくない、変な祭りじゃな!
たのしみなのじゃ~😂
さて、夜まで時間があるので
厳島神社をゆっくり見ていくのじゃ~。
「海上社殿」は、中を歩くのも楽しいからのう!
寝殿造りの建物を歩くと
まるで平安時代に戻ったかのように錯覚するのじゃ。
潮風も心地よく
どっちを向いても美しい景色なのじゃ~。
1160年頃に作られた当時の建物は
残念ながら、火災で焼失しているのじゃ🔥
修繕は何度か行われているのじゃが
とくに1570年頃の毛利元就によるものが大規模で
現在の形式はそれを引き継いでいるみたいじゃな。
その後、江戸時代に入ってから人気が爆発して
「日本三景」とまで呼ばれるようになった、とのことなのじゃ。
Wikipediaに書いてあったのじゃ~。
厳島神社といえば、海上の大鳥居も重要じゃな!
あそこに神様が降り立ち、わしらの立っている場所をまっすぐ通って
奥の本殿に入っていくのじゃ!
神の通り道も、美しく設計されているのじゃ~⛩️
まつられている御祭神は「宗像三女神」さまなのじゃ。
前回行った江島神社でも信仰されていたのう。
航海の安全をつかさどる三女神が
瀬戸内海の船をバッチリ見守ってくれている
というわけなのじゃ~⛵
さて、いろいろ見て回っているうちに
日が暮れてきたのう。
いよいよ厳島神社の「鎮火祭」が始まるのじゃ~!
巨大たいまつに火がついて、鎮火祭スタートなのじゃ!
一年の締めくくり、12月31日の大晦日にだけ特別開催されるお祭り!
炎を鎮めるために、炎を燃やしまくるとのことなのじゃ。
若干、意味がわからんのだが、こういうのは勢いが大事じゃからな!
お祭りを楽しんでいくのじゃ~!
「たいまつ、ヨイヨイ」の掛け声にあわせて
何十本もの炎がつぎつぎ運ばれてくるのじゃ!
あたり一面が火の海のようになっているのじゃ~。
鳥居まで運ばれたたいまつは、神主さんの祈りを受けるのじゃ。
おそらくこれで、神の力が宿るのだと思うのじゃ~。
そのあと、来た道を引き返して
厳島神社前の広場まで戻っていくのじゃ!
目の前を通ると、ものすごい迫力なのじゃ~!
もちろんめちゃくちゃ熱いのじゃ!
町中が炎で包まれる、お祭りじゃなかったら
絶対許されないような状態なのじゃ!
なんとも頭のおかしいイベントで
わしもテンションMAXになってしまうのじゃ🔥🔥🔥
そして、お祭りの「神の炎」は、こうやって
小さいたいまつに移してもらうことができるのじゃ。
昔はこの火を家に持ち帰って
お正月の準備に使ったりしていたみたいじゃ。
今はさすがに危険すぎてダメじゃがな!
鎮火したたいまつは「火難避けのお守り」として
ご利益があるそうなのじゃ~。
というわけで、大晦日限定・厳島神社の「鎮火祭」を
バッチリ堪能してきたのじゃ!
一年の締めくくりにふさわしい、熱気にあふれたお祭りだったのじゃ~。
ものすごく満足したのじゃ!
2024年もこれで終わりじゃな。
今年は、わしの旅につきあってくれてありがとうなのじゃ。
もちろん来年も
いろいろな場所を旅していくので、よろしくなのじゃ!
またなのじゃ~!