おめでとうを搾取しすぎてる
そんなこんなで結婚が決まってからは、文字通り毎日大忙しでした。
ビザの取得などなど渡米に向けては手続きが沢山あるはずなのに具体的な渡米時期やそれに向けての手続きの詳細についてはなかなか連絡がなく、ただただ焦る日々。
入籍日は悩む余地もなく、お日柄を大事にされているというお義父さんに良さそうな日の候補を出してもらいました。その中に偶然にも私の誕生日からちょうど半年の日付があり、その日に即決。土壇場で決めた割にはかなり思い入れのある日にちです。
付き合って2ヶ月強で同棲、両親挨拶、結婚指輪選び、両家顔合わせ……
急に決まった結婚だった割には順調に進んだあれやこれやを備忘録代わりにお話させてください。
本日は「両家顔合わせ」について。
幸いにしてお互いの地元が近かったので、コロナが少し落ち着いた隙を見計らって無事に結婚前にご挨拶することができました。
遠く離れたところに住んでいる弟たちも帰ってくることができ、皆からお祝いの言葉を搾取搾取搾取……
友達や会社への報告も含め、結婚ってこんなにお祝いされるものなんだなとおどろ木ももの木さんしょの木・・・インド人もびっくりですな
人生で1、2を争うくらいにお祝いをしていただいた気がします。
「最後に振袖を着たい!」という私の希望に「繭ちゃんが振袖着るのに俺が隣でスーツって訳にいかないでしょ」という彼の一言で彼の袴姿まで拝めることに!!!
「人生初めての袴だ!」ってルンルンしている彼。私の希望を面倒くさがらずに一緒に楽しんでくれるなんて、とベタ惚れ度100アップです。
この辺りから私の母も張り切り切って、着付けの予約、ヘアセットの予約、お家の片付けなどなど・・・かなり準備をしてくれていました。
義両親を自宅に招待しようと思ったら数が足りないから、と祖母の家から軽トラックでティーセットや机、椅子まで借りてくる徹底ぶり。
なんとトイレのリフォームまでしていました。(「前からしようしようと思っとったんよ。こんなことでもないとなかなか踏ん切りつかないからね」とのこと)
蓋を開けてみると義実家もお風呂のリフォームを。どこも考えることは同じなのですね。(お風呂はレベルが高い…流石にまだ入ったことはありません。)
私が成人した時に買ってもらった振袖。成人式、卒業式、それぞれの前撮り、と何度か着せてもらっていましたが、何となく「着るものだから…」っていう感覚が強かったような気がします。周りの子たちみたいに、ルンルンで選んだり、ヘアセットを調べたり…という気にはなれなかった。
今回みたいに「自分で着たい!」と思ってリクエストしたのは、実はこれが初めてでした。両親への親孝行で、という思いも大きいですが、それ以上に結婚への節目のような気がして。
余談ですがこの半年で意図せず7kgほど減量しておりまして。それで自分の容姿に自信がついてきていたので、今なら振袖も可愛く着られるんじゃないかと思ったのも事実(むしろそっちの理由の方が強いかもしれませんが)(でもやっぱり大事なことですよね、女の子の皆さん!!)。
お小遣い目当ての弟たちにカメラマンを依頼して、地元の観光名所を次々回って沢山写真を撮ってもらいました。
ちなみに父はこの日のために8人乗りのレンタカーを手配して、Excelでタイムテーブルまで作っている始末。父に母に弟に祖父母に総動員の我が家の大大大イベントになっておりました。
実際写真を見返すのが嫌じゃないくらいには可愛く撮れていて(旦那さんへの好き好きモードが可愛くさせてるのかもしれませんが)今でも写真はアルバムにして玄関に飾っています。
少し話が逸れてしまいましたが、そんなこんなで和装での両家顔合わせ。
かなり緊張しましたが、無事に婚姻届の証人にもなっていただき、おじいちゃんおばあちゃんにも彼を紹介でき、親がいるという安心感で義両親に素の私もいくらかお見せできたかなと思います。
両家顔合わせを経て感じたことは、私めちゃめちゃ愛されてるな?ということ。昔から、愛情たっぷりに育ててもらいました。むしろ過保護といっても良いくらい。
その一方で大学進学や就職活動では私の意思をしっかりと尊重してくれて、親元から離れてしまえば良くも悪くも放任主義。戻ってきた時には全力で可愛がるというメリハリある両親。
私も将来こんな風になれたらいいな、と両親のことを「父」と「母」でなく「カップル」その延長としての「夫婦」として見ている自分にも気付かされます。
この適度な距離感に感謝の気持ちでいっぱい!
コロナと渡米の関係で、結婚式はすぐには挙げられませんが、できる時にできる限りの親孝行をしていきたいな。
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