アメリカ暮らし節約旅行おすすめアイテム
以前、夫のアメリカ駐在に
家族で帯同して5年ほどアメリカに
住んでいたことがある。
駐在生活というと聞こえは良くて、
なんだか優雅な生活を送った人のように感じる人がいるかもしれない。
確かに優雅な暮らしをしている人たちはいる。
たくさんいる。
でもそうではない人もいるのだ。
そうではない人も、
優雅な人達に交じって
そうではない身分を
適当にごまかしながら
日本人同士お付き合いをするので
結構大変だったりする
(別にごまかす必要もないのだけど)。
その辺の愚痴は
またいつか書くとして(笑)。
今回は滞在中にたくさんした節約旅行について書きたいと思う。
駐在中の楽しみは、
なんといっても買い物と旅行。
アメリカでは日本よりもずっと気軽に
旅行を楽しむことができる。
なぜ気軽に行けるのかというと
まず日本のように交通費が
たくさんかからないから。
日本では、飛行機、新幹線、
車で行っても高速代とガソリン代と
家族4人分の交通費だけで
かなりの額がかかってしまう。
日本のホテル代は、
一人一泊いくらという形式なので
例えば一泊12,500円×4人分となり、
旅行といったら大ごとになってしまう。
いくら家族のお休みが合ったって
そう易々とは行けない。
とはいえ、
アメリカでも飛行機代は高いから
家族4人分の飛行機代といったら大ごとになってしまう。
ではどうやって節約旅行へ出るか
というと、そこはやはり車である。
ガソリン代は日本よりも安いし、
高速代は日本の高速代に比べたら
めっぽう安い(コロナ以前は)。
なんなら有料の高速道路を使わず、
無料の高速道路で延々と
遠出できる。
アメリカのホテル代は一部屋いくら、
という形なので
4人で泊まろうが5人で泊まろうが、
その「いくら」なのである。
うちの場合、
子供がまだ小さかったので
ツインを一部屋借りて、
一つのベッドに
パパと子、
もう一つのベッドにママと子、
のように寝た。
子供が大きくなってくると
ソファに誰か一人が寝る
ということもあった。
それで一部屋朝食付き
(しかもビュッフェ)を$100前後で
泊まれたりするので
本当に安い。
ガソリン代と$100ほどで
家族4人が一泊旅行に行けてしまうのだ。
(あくまでもコロナ前。現在では値上がりしている可能性大。)
なので、
夏休みやサンクスギビング、
冬休み、春休みと
少なくとも年に4回は気軽に旅行を
楽しむことができる。
ここで、
同じ駐在生活を送る優雅な人たちは、
飛行機でNYだのLAだの、
ディズニークルーズだのカンクーンだの
パリだのマチュピチュだのと
軽々と行ってしまうのだが
我が家は そのような飛行機に乗って
行くような旅行とは一切関係なし。
とにかく車。
車一択。
そして、
我が家の節約旅行に
欠かせないアイテムは、
まずは炊飯器(3合炊き)。
炊飯器に付随して、
しゃもじ(これ忘れると大変)、
サランラップ、塩、のり、ふりかけ。
ザル(米とぎ用)、米、水。
せっかくアメリカに居て
旅行しているのにご飯炊くの?
旅行先で?
せっかく旅行に来ているのだから
旅行先でしか食べられない
おいしいものを食べなくちゃ!
と、思われるかもしれない。
確かにその通りで、
我が家ももちろんその土地のものを
いただくのだけど。
だけど・・・。
正直3食アメリカンな食事はきつい。
一食は米を食べてほっこりしたいし、
あっさりしたものも食べたい、
何より節約もしたい。
というわけで、
ウチの場合は旅行先のホテルで
ご飯を炊く。
夜寝る前か朝早く米を洗って
米を20分から30分は吸水させて
(これ忘れるとうまく炊けない)
炊飯スイッチを押して、
ホテルの朝食に出かける。
朝食から部屋に戻ったら炊けているので
おにぎりを作る。
塩にぎりや
ふりかけと混ぜてラップで
個包装したものを
ジプロックに入れる。
それから部屋に備え付けのポットで
お湯をガンガン沸かし、
2Lの大きな水筒に入れていく。
そして
それらを持ってホテルを出発する。
このお湯に付随する持ち物としては、
紙コップ、インスタントのお味噌汁、
紅茶のティーパック、
スティックコーヒーを
持って行く。
これで、お腹がすいた時に
食べるお店が
近くに全く見当たらない場合でも
おにぎりとお味噌汁が飲めれば
かなり満足できる。
食べるお店が
ファストフード店しかなければ、
フライドチキンやサラダなどを買って
おにぎりのおかずにすれば
もう文句なしの立派な食事になる。
アメリカは広い。
本当に広い。
ちょっと走れば
何か食べ物にありつけることができる
日本とは大違いで、
いくら走っても食べるところが
見つからないなんてことは
ザラにある。
そんな時におにぎりさえあれば…
というわけである。
これ、
運よくリーズナブルで素敵なレストランが見つかった場合は
おにぎり要らなかったな・・・
となることもたまにある(笑)。
ここで持ち物を一旦おさらい。
炊飯器
米
水(ペットボトルでたくさん)(炊飯用と飲み物用)
しゃもじ
ザル(米とぎ用)
ラップ(日本のラップが一番使いやすい)
塩、ふりかけ、のり
割りばしやカトラリー類
水筒1Lや2Lなど大きめのもの
インスタントの味噌汁
スティックコーヒー
紅茶などのティーバッグ
クーラーボックス
(凍らせた水やお茶を保冷材として)
クーラーボックスは、
普段から車に積んでおく。
積んでいると、
100Fを超えるような真夏日の
買い物時にもめちゃくちゃ便利。
旅行で積んでいると、
お土産で冷蔵品などを
買って来れたりするから
これまた大変便利。
大きなクーラーボックスを
旅行に持ち歩くなんて、
車で旅行するからこそできる
醍醐味といえる。
それから、食べ物の他に
忘れてはならないもの。
それはなんといってもスリッパ!
コレを旅行に忘れると
ちょっと凹むほど。
アメリカはご存知の通り
靴で家の中に入るのが一般的。
ホテルでももちろん
靴で部屋に入るため、
日本のホテルのように
スリッパが常備されていない。
スリッパを忘れてしまったりすると
ホテルの部屋でお風呂から出て
靴を履いてベッドへ、
ということになるので
かなりがっかりする。
スリッパを忘れたから
買えばいいやと思って、
旅行先の近くのモールを探せど探せど
なかなか売っていなかったりするのだ。
とにかくアメリカでは、
日本のように手軽には手にはいらない。
というわけで、
スリッパは日本から持っていくとか、
JALやANAでもらう
使い捨てのスリッパを使わずに
取っておくとか、
もし住んでいる地域に
ダイソーがあれば
旅行前に買っておくことをお薦めする。