ビキニバー探検記

金曜日である。今日は私がFiDi(ファイダイと読む。フィナンシャルダイレクトの略。ウォールストリートとかがある所)に居たので、FiDiのジムへと行く。いい筋トレをした後に彼が

"アドベンチャーしない?"
と面白い誘い方をする。
何だろうアドベンチャーってと思いながら行く。するとそこにはあるバーがある。

名前はNassau bar

どうやらビキニの女性がいるらしいのだ。
え?アメリカ版のガールズバー?
期待募らせ入る。

カラン。

ドアを開けると、用心棒らしき、キラーカーンみたいなスキンのマッチョが3人ぐらいいる。
見た感じ、混んでる。

混んでるなら諦めるーと言うと、そのマッチョ達。
奥は空いてるぜ。入んな。とアメリカ映画らしく顎をくいと動かし我らを促す。

するとどうだろう。
入り口は激込の割に真ん中はボチボチ、奥は伽藍としているのだった。

びっくりしたのは、バーテンダーの女性が全員黒のビキニブラである。人によってはスケスケパンティであり、セクシーなのだ。それの為のキラーカーンズか、と納得。

だが、奥にいる女性バーテンダーは大分たるんだ身体、そして疲れ切った顔である。道理。

横に居るのは瞑想してるらしきヘッドフォンをして一点を見つめるアジア人そして数人の人の良さそうなおじいさんだ。

目の前のバーテンダーの女性。
定期的に気だるそうに足をカウンターに乗せる。
セクシーの演出だろうか。

だが、だがな。
余りにもおばちゃん過ぎてこっちも無反応にならざるを得ない。見ちゃいけない友達のおばちゃんの情事をマジ見した感じ。見ちゃぁいけないものだ。

さて真ん中は少し盛り上がっている。
真ん中のバーテンダーはマッチョな筋肉の透けパン女性である。やっぱりおばちゃんだ。だが強そうすぎてコチラも引いてしまう。絶対前プロレスラーかボディビルダーでしょうという感じの筋骨隆々。

がしかし、ここはおさわり、写真は厳禁だ。
撮った瞬間にキラーカーンズにぶちのめされる事請負だ。

すると、休憩かなんかで混んでいる場所のバーテンダーが二階に上がる。道理で。混んでる訳だ。
キム・カーダシアンみたいな豊満なバスト。尻。そして顔は可愛いと来た。しかも若い。抜群に。

合点が行く。裏が空いているわけだ。
気を使って目の前のメタボのくたびれたビキニにスマイルを出す。にっこりとした目の前で彼女がサービスダンスを私に踊ってくれた時、目の奥から熱いものがこぼれそうになったのもまた事実。

こういうのもNY。まだまだ楽しみは続く。
そして大切な事。疲れ切った彼女等に勇気づけられた事は確か。

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