どういうこったい一蘭
友人を誘って、ブッシュウィックにあるお気に入りのマイクロブリュワリーに行った。味は申し分無かったのだが(それはいずれ書くとして)、程よく飲んで腹が減ったよ。と言う事で、近所にある一蘭へ。
いやぁ〜行きたかったんだよなぁ。一蘭。
高えって話題だったし。
実際に目の前に来ると必要以上の日本語アピール。
ふざけてんですかい?これ。
⬆︎誰を(何人を)ターゲットとしてのこの日本語。
後ろの方にある「こだわりたい美味しさがある」
の看板も。漢字や日本語。
特にカッコいいよくも和っぽいフォントでもなく。
さて、気を取り直す。
がらり。
いやさ、勿論渋谷のも行ったことあるからって、東京の店よりも完全遮断な感じのこの仕切り。視界の先には店員の腕のみ。
アメリカですっかりフレンドリーなコミュニケーションに慣れている此方としては、感じ悪。と言った感じ。
何のために"一蘭様"がアメリカでもおひとり様文化を貫き続けてるのか?味よりも重要であり郷に従うよりも大切なプライドがココにはある。
一方(やはり同じ様に高いが)大好きな一風堂。
イケメンのにいちゃん達が、満面の笑顔で
ハチマキやバンダナして"らっしゃいまっせぇー"
大人気の訳である。
さて一蘭に戻る。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
インテリアも田舎の食堂とかでよく見るありがちな、
カッコ悪い店構えだ。
こんなんじゃチップなんか絶対に払いたくもない。サービスゼロじゃないか。
チップを払いたくないのは私だけでは無いハズ。
そして気になるお味の前に、不気味な酒があった。
「頼んじゃう?」
と言って頼んだコレ。
抹茶ハイでも青汁ハイでもないコレ。
抹茶ビール。
考えた奴は舌が腐ってんじゃないかなと疑いたくなる超絶の不味さ。
「ウェエエッツ」
と2人で顔を見合わせてしまったのは、言うまでも無く。
ラーメンの味だけは申し分無い。いや、普通に一蘭だ。日本の倍高く。サービスは日本の倍低く。
コレならNYの他にあるラーメン屋のほうが(今の所 私の中で上位を占めるのは ザヤラーメン、ユージラーメン、アイヴァンラーメン、一風堂、トットラーメン、ヒデちゃんラーメン、ズンドウヤ、ラーメンラボ ぐらいだろうか) よっぽど楽しくて旨い。
わなわなに震えながら友人と、2度と行かないと誓ったこの日である。