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アラサーOLのアニメ「MFゴースト」レビュー

自動車業界で働いているアラサーOLで外国人で、自然といえば自然に周りの方々にレーシングアニメをおすすめされたりします。という訳で、年末年始にぶっ通しで視聴した最新作のカーレーシングアニメ、MFゴーストのノートになります。

レースと言えば小学生の頃にやっていたKartRiderと言うオンラインゲーム、大学の先輩たちと遊んだマリオカート、遊園地にあるカートを思い出しますが、レーシングアニメは初めてです。昔から有名なレーシングアニメイニシャルDほど古くはないものの、一部にイニシャルDの影が残っているらしいアニメ。MF ゴーストの特徴として頻繁に登場するシーンを分類すると、
・箱根でのカーレーシングシーン、パイロットクローズアップシーンが6割
・MFエンジェル(レーシングガール)のボディークローズアップシーンが2割
・観客などがレーシングを見ているシーンやその他が2割
と言ったところでは無いでしょうか。

湘南エリアの観光名所を思い浮かべる地域広告効果

最近地域を背景にアニメ化させている作品が増えていて、地域の良さを伝えているケースのように、MFゴーストも箱根・鎌倉・小田原・江ノ島と言った湘南エリアの観光名所を背景に街並みをそのまま再現していました。私もこの場所には昔から何度も訪ねていたので、「あ、ここね!」と家族や友達との旅行のことを思い出したりして面白かったです。

改修専門家・レース解説さんたちの説明が勉強になる

レーシングアニメは初めてでした。恐らく3Dレンダリングされているアニメで、車同士で衝突するのでは無いかと迫力感も感じられたり、それに合わせてレースの解説で追い越しをオーバーテイクと言い、ドリフトの際に車の四輪がどういう風に動いて軌跡を描くのか、車の状態がどのようであるかが説明されていてわかりやすかったです。恐らくこのアニメで主人公よりもセリフの多いキャラクターが解説の方々なのではないでしょうかね。

エンジンだけではなく、アシや排気系統・スロットル操作、タイヤの表面温度などの各パーツの強さと操作力がレーシングの肝になると言うところが良い学びでした。というか、300kphで走っている車両を追いながら飛んでいる撮影ドローンの方もすごいと思いました。

日本車vs欧米車の構図

車の老舗のヨーロッパスポーツカーがエンジン周りの性能で優位になっているのが前提になっていて、日本のアニメらしく主人公らの車はトヨタ、ホンダ、日産。それをエキスパート方が仕上げて、試合を進めながら改造で性能アップさせていくと言うのも面白いポイントでした。

F1のような基本にこだわった車、際どい整ったアスファルトのコースではなく、より厳しい環境に耐えられる車、富士山噴火後人が住めなくなった街の公道をトラックにしているのも手に汗を握る要素ですね。
スポーツカーでは1人乗りの極めて狭いスペースでほぼ仰向けになって乗るようなものもありますが、今回アニメに出ているものは普通といえば普通の乗り方をする車のみ。

私の周りには子供の頃から車が好きで街を走っている車の車種をとことん覚えている方々が多いですが(私は自動車業界に入る前は車は同じように見えていました。)、こういうアニメをみると車の名前をなんとなく覚えられるので少し知見が広がったかなと。

穏やかな主人公とはっちゃけたオープニング曲

アマプラで次々と一話、二話進めていくと、突然流れる世紀末ユーロビート?のオープニング曲の圧倒的な存在感。主人公は穏やかな青年で、このビートに合うキャラクターは一人も出てこないのでは…とにかくオープニング曲が挟まれる度、ついついドキッ、ビックリになります。

女子キャラシーンだけは高校生の初恋物語

朝、電車通勤中にスマホのAmazon primeで1話・2話を見ていたら、ちょいちょいと息抜きのタイミングにパンツクローズアップシーンが頻繁に出てきたので、隣の席のサラリマーンの方々に変な目で見られないか恐る恐るスマホを手で隠すことに。(パンツクローズアップ、そんな要る?)

綺麗で可愛くてクールな女性アイドルを応援する女子ファンのような感覚で、モーターショーの美人モデルさんは女性である私だってもう大好きですが、
・女の子がほぼ全員自分の名前を1人称で言う?!(どうなってんの)
・仕事で本人を表せず、応援しかできないポジションのヒロイン・・・
・ヒロインがちょい暴力的(引っ叩かれる、砂を打ちまくるなど)
という、恐らく現代の女の子が求めているタイプのヒロインではなく、マリリンモンロー時代のヒロインではないのではと思いました(逆にこういうの好きな人いるんですね)。2次元なので、イケメン・美人と名付ければイケメン・美人な訳で、3次元の人でこのヒロインの可愛さを説明してくれる対名詞を探していました。
ほとんどが未成年の女子高校生で、そもそもターゲット層が10代後半〜20代前後の男性なアニメかと。好きなのにソワソワしている初恋の女子高校生よりも、唯一女子レーサとして戦っていた口の悪い「のぞみ」と言うキャラクターの方が口の悪い兄貴に並んでやりあえて、レースの上位で1人前をしている実力もあると思うのは私だけかも知れないですかね。

イニシャルDを観る前にMF ghostを観たので、今年はイニシャルDの方も観てみたいと思いました。アニメもアニメですが、それより、本物のレーシングも観に行きたいです。

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