万年筆、その後。

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　毎日万年筆を使っています。書くの楽しい。
　気が付いたらインクは色彩雫の「躑躅」が増えました。この人また廃盤の色買ってる。だって廃盤って聞いたら買わなくちゃと思って……。今度はちゃんとミニボトルにしたよ！ えらい。（？）あともう１本増える予定があります。おっかしいな。

　使っているうちに、万年筆の書き心地が変わってきたのか、それとも私の手が書き方を覚えてきたのか。
　長らく長時間字を書く、はなかったから、昔はどれだけ書いても疲れなかったのに、めちゃくちゃ疲れるぞ～指が痛いぞ～手がだるいぞ～というところから、するする書ける量がすごく増えてきて、うまく力抜いて書けてるなっていう気がします。っていうか私そんなに筆圧強かったんか……。思わぬ自覚。
　何なら筆記するときの姿勢も若干よくなった気がします。がっつり猫背どころか、すごい紙に顔近づけて字書きがちだったんですけど、そんなことが減ってる。そんな効果ある？ びっくりするわ。
　気が付いたらSchneiderに霧雨を入れるのも３回目になりました。早いな。これだけ極細じゃないからか、他よりインクの減りが早い。楽しいのでインク足した日とか全部日記にも書いている。今度インク足すときは自己責任で霧雨と躑躅混ぜてみようかなと思ってます。絶対好きな感じの色ができると思うんだ。

　万年筆で字を書いてると、いつもシャーペンやボールペンで書く字とはちょっと違うなあ、と感じます。何でだろう、と思ったけど、走り書きじゃないからかな。というか、万年筆で走り書きはできなかった……インク出なくて字がなくなる……。
　丁寧に書くのを心がけているわけではなくて、単にインクが乾く時間を見つつ書いてるからかもなーとは思います。これくらいのスピードで書けば手汚れないな、とか考えながら書いてる気がする。この辺はそのうち意識せずにできるようになったりするのかな。分からない。

　自分が書きやすい角度と持ち方を見つけてからは、LAMY Safariが一番書き心地いいな！ になってます。最初あんなに引っ掛かるか？ 書きにくいかもしれないな……と思ってたのにね。今のところ割振りが毎日手帳日記を書くのと創作用の万年筆がLAMY Safari、ごそごそ書写用の万年筆がSchneider Base、そして職場にkakuno。
　万年筆についてはいろいろ見てみる中で、万年筆としては安価帯にあるやつから「これ絶対欲しいなあ」と思う万年筆も見つけてはいるのですが、ひとまず……ひとまず私のこの万年筆ブームが半年続くかどうかを検証してからかな……。続いたけどその頃にはもう買えなくなってたら、それはそれで諦めよう。
　でも本当に、20年以上もずっと使うの諦めてきた万年筆が使えるんだっていうのが、今はただ嬉しい。ので、こいつ馬鹿ほどテンション高いなと思ってもらったら大体合ってる気がします。

　創作用のノートはひとまず無印のA５ノートにしました。ちょっとずつ書き始めている。MDノートの書き心地がいいって聞くからそれも興味ある。トモエリバーの紙は去年の私が「2025年の手帳はほぼ日にする！」って買ってくれたからね、使えてるしね。紙によってインクの発色も違うよ、書き心地も違うよというお話なので……そわそわしちゃうな……。
　どんな話を書こうかなあ、と考えるのも楽しくなってきていて、これはやっぱりいい傾向なのでは？ と思いつつ、そうすると今度は「書く話に合うインク欲しいよね」ってなってくる。使いきれないってば。
ㅤとはいえ先日から世間をにぎやかしているあれこれでストレス負荷が今めっちゃ高いので、物欲爆発すると思う。多分まだインク増えるなこれ。ストレス発散に散財を選ぶな。書いても気持ちの整理がつく気がしないので、今回のことはまだあまり発信したくない。人様に見せられる感情じゃない。代わりに手帳が大変なことになっているけどまあまあまあ。
　
　この唐突な個人的万年筆ブーム、ブームじゃなくて定着していけばいいなと思いながら、今日も気が付けば万年筆を手に取っているのでした。