久しぶりに本を作った話
いつまで前のエントリを1番上に置いとくんだモードだったんですけど何を書こうか悩んでて。何かあるかな~と思ってたらちょうどその「何か」が届いたので、そのエントリ。もったいぶったところでタイトルに書いている。
本作ることにした。
もともともう一昔前くらいに活動していたジャンルでずっと本を作っていたのでその流れ…というのもあれなのですが、別に頒布が目的じゃないんですけど自分が書いた作品を本にしたい!という衝動に駆られることがちょくちょくあります。形として手元に置いておきたくなるというか。頒布を目的としていないので、完全に自分用。あと身内用。
前に作ったのがコロナ禍よりも前だったから、今回の作成は3、4年ぶり……?とかになります。Webでだらだら書いていた短編連作の作品を、今回も本にしよう!と思い立ったところから作業が始まりました。
サイズ、どうする?
前作ったときは文庫で作ったんですけど、小さくなればなるほどページ数が嵩んじゃうよね……というのは結構な悩みで。
いつも結構だらだら長く書いてしまうのが悪癖な部分もあるので、ちょっと文庫よりは大きめ……新書にするか……?と思いながら一度新書のテンプレートを作って流し込み。
ここで問題が発生。上手くPDFにならない。
多分A4サイズにぽつんと新書サイズの原稿があるよ!みたいな形になってしまってうまくいかず、あれこれ設定弄ったりとかもしてみたんですがどうにもこうにも。ということで新書サイズを諦めた私が次に調べたのはB6判。
長文の小説なら持ちやすくて疲れにくくていいよ!という記事もどこかで見たので、じゃあ今回はB6にしてみるか!とうきうき作成。問題なくPDF化もできたので、中身の整形に取り掛かったのでした。
組版、どうする?
本文フォントは私の癖の問題なんですけどいつも夜永オールド明朝を使わせていただいているので、今回もそれを採用。
あれこれ試したんですけど、結局こんな感じでやりました。
ざくざくテンプレートを作って本文を流し込み、そこから校正して~構成直して~校正して~今頃出てくる誤字脱字~!って叫びながら打ち倒し……という作業をしばらくやってました。何で誤字脱字すぐ生まれてくるの。
表紙、どうする?
1~2冊、多くても3冊しか刷らないというのもあって、印刷所はいつも製本直送.comさんにお世話になっています。今回も例外ではなく。
出来た中身はページ数が248ページ。あっブックカバー作れる!(製本直送さんは300ページまでならブックカバーもいける)ということに気がついた私はブックカバーも作ることにしたのでした。
まこのブックカバー作りが……私が馬鹿なんですけど……うっかり最初A4のサイズで作っちゃって……入稿まで気付かなくて……どうしようかと思いましたね……あほのこ……。
ブックカバーはCanvaで作成しました。裁ち切りのガイド線とか設定して作れるのめっちゃ便利!サイズ間違えて作ったから意味ないけどな!かなしい。最終的には製本直送さんのジェネレータも併用して(サイズ間違えたから)、こんなブックカバーになりました。
背表紙の文字がどうにもならなかったので(サイズ間違えたせいで!)、ジェネレータの方でやっつけ仕事してしまったことだけが心残り。次の時は間違えないぞ……。
バーコードは国際標準同人誌番号を発行してます。頒布もしないのに?だってバーコードつけたかったんだもん。このバーコードのファイル形式がpsdなもので、あっ開けない!いけっぐーぐるどらいぶ!スクショだ~!みたいな作り方をしてました。案外どうにかなる。
中表紙はシンプルにしたかったので、ほぼジェネレータさんにお世話になりました。ある程度のことならできるの、本当に助かる。
ようやっと作業を追え、入稿!あとは届くのを待つばかり。
現物来たよ。
というわけでそれがこちら。
製本直送さんは本文用紙くらいしか紙選ぶとこないので、他はあんまり何もしてません。
ここ数年で少部数でお安いところも増えているようなので、そろそろ違う印刷所も試してみようかなあ。一次創作しかしなくなって昔みたいに部数することも恐らくもうないな~とは思っていて、印刷所探すぞ!っていうのがあんまりなかったんですが、やっぱり自分用にあれこれするならもっと凝ったこともしていいのでは……?と思いながらの今回の本作りでした。
実は今年はあと二冊本作る!で現在作業進行中なので、それができたらまたnote書いてみようと思います。本作るのたのしい~。
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