シティリーグ福岡シーズン2 9位(予選落ち) スピードザシアン
こんにちは。すこーるという者です!本日福岡で行われたシティリーグ(1/19開催)で使用したデッキのうちカードの採用理由とおおまかな対戦レポート、また当時の僕の環境読み(?)(なんかこう書くと恥ずかしい)について書いてみようと思います。
ザシアン&ザマゼンタBOXに新規で収録されたガラルニャースにより開拓が一気に進んだスピードザシアンですが僕好みの魔改造を加えていったデッキになるので人によって好みが分かれると思います( )それでも誰かがデッキを組む時の参考になればと思います。また以下で一部ピカチュウ&ゼクロムGXのことをピカゼク、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXを三神といったような略称を用いることがありますのでご了承ください。
1.環境読みとデッキ選択
前回の記事でも書いていますが、チームに所属していないためツイッター等で各地の入賞デッキをまとめるところから始めました。まず、各地でかなり入賞が多かったのはピカゼク、三神ザシアン、炎or超ミュウミュウでした。デッキを考えるうえで、ピカゼクに対してはフルドライブを打った後には加速したライライタッグを倒すことができる(最低でもピカゼクを倒せる)。三神ザシアンに対してはオルタージェネシスGXを打たれた返しには三神を倒しきる(後ろを育てさせない)。もしくはサポートやグッズ、ワザ(例えばクリアビジョンGXやフルメタルウォールGXによるエネ破壊)などを使用してワザを打たせないことが必要になると考えました。各種パーフェクションは特性を止める(無人発電所やミミッキュ(シャドーボックス))ことで有利をとれるようにもみえますが、炎にはレシラム&リザードンGXが、超にはゲンガー&ミミッキュGXやオーロット&ヨノワールGXなどのサブアタッカーが存在しており、また大きなお守り等で要求値を増やしてくるため明確な対策方法が立てられず困りました。
次点で入賞が目立ったのは非GXのズガドーンとズガドーンアーゴヨンでした。TAG TEAMGXに対してコスパよく大ダメージを与えられることで数を伸ばしたのだと思います。これらのデッキに関しては数枚のメタカードを積むことで対策ができると考えたので、デッキの内容というよりかはプレイングで対策することにしました。
最後にLOについて、博士の研究やデデンネGXによるデッキの高速圧縮が進んだことにより数を伸ばしたデッキタイプですが、これは使うサポートの種類を厳選する、加えてしっかりとベンチを狙える手段を用意することで対策をしようと考えました。
以上の点からデッキ選択の際にまず考えたのが、
1:はやい速度でエネルギーを供給できる
2:ワザの素点が高く継続してワザが打てる
でした。ここで、ポルターガイストやフォトンゲイザーにより大ダメージを出すことができ、超タイプ特有のサポート(ミステリートレジャーやカラマネロ)による展開が可能な超ミュウミュウまたはガラルニャイキング+戒めの祠やオルタージェネシスGXによりワザのダメージを伸ばすことができ、メタルソーサーとザシアンVの特性もしくはアルティメットレイによる展開が可能なスピードザシアンまたは三神ザシアンに絞りました。
ここからミラーを考えたときの弱点による不毛さから超ミュウミュウが外れており、同じような先行ゲーとなるピカゼクもこの理由から選択しませんでした。残りのスピードザシアンまたは三神ザシアンについてですが、三神のオルタージェネシスGXを前提としたような動きを嫌った(強力であるがそのぶんの隙が大きく、その間にワザを打つほうがいいと考えた)ため、スピードザシアンを使用することに決めて調整を始めました。
2.デッキレシピの変遷
スピードザシアンというデッキタイプを使うにあたってツイッター等でレシピを調べた際に、一番最初に参考にさせていただいたのが以下のレシピです。
アブソル(シャドーシーカー)等の妨害や、1枚の採用に対して2枚のスロットを割かれるジラーチ(ねがいぼし)を嫌っていたため博士の研究等のサポートでデッキを掘り進めるデッキタイプから構築を決定していくことにしました。練習時点では博士の研究により、カスタムキャッチャーを序盤に切ってしまうことを嫌ったのでポケモンキャッチャーに差し替えて使用しており、盤面に必要札を揃えて攻撃していくだけでシンプルな動きのできるデッキだったため非常に肌に合いました。
しかし練習していくうちにポケモンキャッチャーの不安要素が気になりだしたため、やはりカスタムキャッチャーを採用しなおすことにしました。この際に以下のデッキを参考にさせていただきました。
博士の研究ではなくマリィやシロナ、エリカのおもてなし等のカードで必要なカードは山札に残したまま手札の充実させることで常に必要な札にアクセスできる可能性を残しておくこと、加えてチラチーノによりサポートに頼らないドロー枚数を確保するという方向性にしました。この変更により、LOデッキに対しても自信を持つことができるようになりました。最終的なレシピがこちらになります。
デッキ選択時に重要であるエネルギー速度の高さを自身の特性でカバーでき素点の高いワザをメインアタッカーのザシアンVで実現し、ガラルニャイキングや戒めの祠による容易な打点の調整が可能である。
加えて、こちらが少ない手間でアタッカーを育てられることに対して相手への要求札を増やすことができるようにマリィをフル投入し、さらにジャッジマンやリセットスタンプまで採用しました。
超パーフェクションのマリィ+ナイトウォッチャー(オーロット&ヨノワールGX)などが代表的ですが、ポケモンカードにおいて手札を減らすことは相手に無理な動きを強いることができ相手と自分とのペースを引き離すことに繋がります。相手が仮に博士の研究やデデンネGXを引いた場合でも、それが序盤であれば後々必要になる札を落とさせることにつながることになります。(これなかなか暴論言ってる気がする)
ここに各種ズガドーンに対して少ない枚数で勝率を伸ばせるようになるカプ・レヒレと、カプ・レヒレを2回以上動かせるようスイレンのつりざおを採用しこのリストに至りました。
コンセプトは「めっちゃ速く育つ上に手札まで増えるけど相手には手札減らし続けて足踏みしてもらおう!」と言った感じです。
3.各カードの説明
<<ザシアンV>>
このデッキのメインアタッカーになります。できる限り最初の番に場に出しておきたいカードなので4枚での採用です。ふとうのつるぎを宣言しすぎて手首を負傷しました。
<<チラチーノ(やりくり)>>
<<チラーミィ(HP 70/60)>>
特性もワザもとても強いカードです。終盤のカスタムキャッチャーを探しに行ったり、ブレイブキャリバーで削り残したHP270のTAG TEAMを後ろのザシアンを育てながら倒したりできます(ブレイブキャリバー230+エネアシスト40(+戒め10)=270(280))。地味にアブソル(シャドーシーカー)に引っかからないのも強いです。全体の枠の都合上盤面に立てる最低数である2‐2での採用としました。進化元のチラーミィですが、1エネルギーで30ダメージを出すことのできるHP60とズガドーンのブレイザーを見たHP70を1枚ずつ採用しています。なによりもカワイイのがいいですね!
<<ガラルニャイキング(はがねのせいしん)>>
<<ガラルニャース(しんかのおたけび)>>
こちらも枠の都合上使用する際の最低枚数である2-2での採用としました。欲を言えばガラルニャースは3枚欲しかったところですが。1枚をメタモン◇に譲りました。
<<カプ・レヒレ(ネイチャーウェーブ)>>
各種ズガドーンに対する対抗札です。このカードとつりざお一枚だけでこれらのデッキタイプに対してのプレイングが幾分楽になりました。UBが相手の場にいるだけでワザのエネルギーが減るので、戒めの祠で削れたデデンネGXを倒しに行くという選択肢を常に頭に置いていました。
<<クイックボール>>
<<ポケモン通信>>
できる限り最初のターンにポケモンを並べておきたいのでクイックボールは4枚、進化ポケモンを持ってきたいが、しんかのおこうだと腐る場面が多いと考えたのでポケモン通信を採用しました。ポケモン通信をガラルニャース(しんかのおたけび)と組み合わせるとハイパーボールになります。
<<スイレンのつりざお>>
各種ズガドーンに対してカプ・レヒレを使いまわすためのカードです。当初はふつうのつりざおを採用していましたが、鋼鉄のフライパンの枚数を減らしたため、こちらを採用することにしました。アタッカーと一緒に鋼鉄のフライパンを戻せるので使ってみるとすごく器用なカードだと感じました。
<<マリィ>>
<<ジャッジマン>>
<<リセットスタンプ>>
各パーフェクションに対しては、終盤のリソース勝負になるので、相手の手札に干渉できるカードは多めに採用しました。チラチーノとあわせて相手とのリソース差を大幅に広げることができます。
<<シロナ>>
<<エリカのおもてなし>>
<<フウとラン>>
強力なドローサポートです。しんかのおたけび等で序盤中盤は手札が減りやすく、終盤のマリィの打ち合いで手札を減らされやすいのでエリカのおもてなしもかなり打ちやすかったと思います。
相手を気にせずに打つことのできるシロナを2枚、場合によって入れ替えとして使うことのできるフウとランを1枚採用しています。
<<戒めの祠>>
TAG TEAMに対してガラルニャイキングと合わせてザシアンVの打点を届かせるためのカードです。混沌のうねりを張られることが多いため気持ち多めの枚数としています。
5.不採用カード
<<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>>
主に非GXポケモン(現環境においてはズガドーン)をみたカードであり、水エネルギー1枚とエネルギースピナーを1枚ずつとのセットで採用することになります。冒頭で述べていますが、オルタージェネシスGXがズガドーン相手だと割に合わないことが採用に至らなかった一番の理由です。加えてオルタージェネシスGXを打つにはワザを打つターンの入れ替え手段や、サーチしにくい水エネルギーのサーチなどの前提条件がとても多いためこれらをサーチできるようにジラーチを入れなければならなくなるため構築が歪んでしまうことなどがあります。ほぼ同じような理由でルカリオ&メルメタルGXの採用も見送っています。
<<デデンネGX>>
終盤の大幅な山札圧縮が可能になるカードです。デッキの変遷で述べた今回のデッキのテーマにより採用を見送ったカードです。終盤の詰めに狙われやすいカードであり、たねポケモンの数が多いとは言えないこのデッキにおいては最初のターンにバトル場に出る可能性が少ないとは言えないため不採用としました。
<<ミミッキュ(シャドーボックス)>>
<<無人発電所>>
各種ミュウミュウデッキを見たカードでありミミッキュは戒めの祠と強力なシナジーを持ちます。しかしこのようなデッキタイプに対しては動きを止めて浮いた札を取りに行くサイドプランをとるよりも前に出たアタッカーを手当たり次第に殴っていく方が強いと考えたため、ダメカンを乗せて試合の速度を速められる戒めの祠の枚数を厚くし、これらのカードを不採用としました。
<<ミュウ(ベンチバリア)>>
枠の都合上というだけで不採用としたカードです。ピカゼクのタッグボルトGXやミュウミュウデッキやズガドーンデッキのウッウVによる強力なベンチ狙撃手段の多い現環境においてはとても採用したいカードです。またこのデッキではTAG TEAMに対してダメカンが1つ足りなかったり2つ足りなかったりといったことが多発するのでサイコパワーによる打点調整が終盤の詰め手となりえます。ワザの要求も無色エネ1、逃げエネも1であり腐る場面も少ないため枠さえ捻出できれば最も採用したいカードです。
<<フィオネ(ひきよせのうず)>>
ガラルタチフサグマや各種ドール系のデッキを見ており、また序盤の盤面が出来上がってない場面限定にはなりますがポケモンキャッチャーのような効果を発揮するカードです。不採用とした主な理由はそもそもこのデッキがガラルタチフサグマをある程度諦めていること、序盤以外での使うタイミングがこちらが十分に回っておらずお茶を濁すような状況である、と考えたためそれならば他のカードに枠を割くのが良いと考えたため不採用としました。
6.当日のマッチアップ
1回戦:マグカルゴコータス 先行 (6-4)勝
タイプの相性的には不利ですが、コータスVは鋼鉄のフライパンのついたザシアンVを一度の攻撃で倒すことはできないのでまずはワザのようがんりゅうにより火力が青天井となるマグカルゴGXを倒しに行くことにしました。序盤中盤で3枚の溶接工がトラッシュに送られていたので各種グッズサポートで相手の手札を4枚にさせながら、スイレンのつりざおで鋼鉄のフライパンのついたザシアンVを保ちつつコータスV2体とマグカルゴGXを倒して勝ち。
2回戦:超ミュウミュウ(チームえちえちのイワンコさん!) 先行 (3-6)負
共通の知り合いがいたので楽しく試合に入ることができました。先行でポケモンを2体しか展開することができず後攻の1ターン目からホラーハウスGXを決められ、次のターンにフィオネを使用され育ったザシアンVが落とされてしまう。その後はマリィからのナイトウォッチャーを何度も決められてしまいそのままペースをつかまれてしまいずるずると負け。
3回戦:ピカゼク 後攻 (6-2)勝ち
お互いになんともいえない滑り出しで、相手がフルドライブを打てない間にこちらはふとうのつるぎで2体のザシアンVを育てきり、ガラルニャイキングと戒めの祠を使ってピカゼク、ライライを倒しきって勝ち。
4回戦:三神ザシアン 先行 (5-0)勝ち
スピードザシアンというデッキタイプとエリカのおもてなしの強みが出た試合で、エリカのおもてなしを連続して使用することで3ターン目までに2体のザシアンVを育て切り、ガラルニャイキングを2体、戒めの祠まで揃えることができました。オルタージェネシスGXを打たれた返しに三神を倒し、返しに揃ったカスタムキャッチャーでザシアンVを倒したところで投了をいただいて勝ち。
5回戦:超ミュウミュウ 先行 (6-3?)勝ち
1ターン目のふとうのつるぎで前のザシアンVが完成したので、相手がホラーハウスGXを打つことを渋り番が返ってきたのでジャッジマンで相手を妨害しながらチラチーノやふとうのつるぎで展開。場の用意と前のマーイーカの逃げエネの確保を両立できていないようだったため、その隙に計3体のザシアンVを用意します。殴りに出てきたミュウミュウをザシアンVで殴り、ペイルムーンGXを打たれた返しにチラチーノに入れ替えて後ろのザシアンVを再構築しながら足りない40を乗せて倒しました。その後はダメカンの乗っていないザシアンVで順番に殴りながら勝ち。
オポネント差で9位となり予選敗退となりました。。。
7.おわりに
2度目のシティリーグでだいぶ場慣れもしていたので時間管理も含めてかなり試合をやりやすかったなと感じます。1度目と同じ戦績で予選を終えただけに予選を抜けられなかったことが本当に悔しいです…
この悔しさをばねに次のシーズンのシティーリーグこそは優先権をもらえるように頑張ろうと思います。
試験前だったこともあり練習する時間こそ少なかったものの、友人にホームのショップで練習に付き合ってくれたおかげの結果です。ほんとうにありがとう!!
シティリーグにて対戦していただいたり、お話しさせていただいた方、また運営の方々やジャッジの皆さん、開催店舗のカードストライクさん。ありがとうございました。
スペシャルサンクス:予選後にスシロー奢っていただいたチームえちえちのラウルさんイワンコさんわっきーさんありがとうございました!!炙りアナゴばりうまかったです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。質問などありましたらTwitter等でお答えしますのでお気軽にどうぞ!
レアリティ上げたので写真だけ貼らせてください笑
下に投げ銭だけつけときます!!
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