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2024シティリーグシーズン2 ベスト4 タケルライコex

はじめまして。くらしなという者です。オタクです。
タイトルの通り先日のシティリーグでベスト4に残れたのでデッキリストについてと簡単なプレイングなどについて書こうと思います。

軽く過去の戦績に触れておきます

シティリーグ2019_11月分:ベスト8
シティリーグ2023_シーズン4:ベスト4
シティリーグ2024_シーズン1:ベスト4
シティリーグ2024_シーズン2:ベスト4

ゲームとしてのポケモンカードはBレギュレーションから始めました。カード集めはADV/PCG期に少々やっておりました。
あまり競技として真面目に取り組んでこなかったのですが、今期は頑張ってみようかな?というところで最近は毎週末練習に励んでおります。



1.デッキ選択について

今回私が参加したシティリーグはワイルドフォース・サイバージャッジの発売翌週、つまりはスタンダードレギュレーションがEFGからFGHに変更となった直後のものでした。
まずは環境分析からです、直近の入賞デッキについては以下の通りです

レギュ変初週シェア(ポケカブックさんより引用)
レギュ変2週目シェア(ポケカブックさんより引用)

見ての通りリザードンex系統・パオジアンex系統の2デッキが頭一つ抜けて強いデッキであり、まずはこの2つのデッキに勝てるデッキを選択することから(逆張りオタクにつきトップシェアのデッキを握りたくないため)考えました。
当日握る可能性のあったデッキは以下の3つになります。


・アルセウスVSTAR/ギラティナVSTAR

周りの練習メンバーには頂への雪道がレギュ落ちするため絶対にないと言われましたがぜってーつえーから!!!!!!!!で推し続けたデッキです。
新弾のマキシマムベルトテツノイサハexにより、リザードンexを確実に倒しきる手段を得たことで大幅に強化されたデッキです。環境が後攻1ターン目をあまり重要としないようになったことも1つ追い風かなと感じています。プレイの指針がはっきりとしたデッキのため、どのデッキもしっくりこないなと思った時に握るつもりでした。


・未来バレット

あともう少しリストを深く考察する時間とプレイの指針をはっきりさせる時間とがあれば握りたかったデッキです。
サイバージャッジにて収録のテツノカシラexによる未来カテゴリのポケモンのバフ(ダメージ上昇)ミライドンによるエネルギー供給のサポートを受けてテツノイサハexをメインに様々なポケモンで戦うバレットデッキです。
リザードンexに対して弱点を突くことのできるテツノイサハexと、パオジアンやアルセウスVSTARとサイド2-1交換が可能なテツノワダチが偉いです。シティリーグ二週目に急増した古代バレット(トドロクツキ/コライドン)に対して、バフを受けたテツノカイナexによりブーストエナジー古代を乗り越えてサイド2-2-2のイージーウィンが可能なところも魅力です。


・タケルライコex/スナノケガワex

発売前の考察では本当に弱いデッキだと思っていましたが、デッキを練っていく中でかなり魅力的なデッキタイプであると感じました。
大きな魅力はやはり早期ターンからの高火力によるゲームメイクの容易さです。当然その後のリカバリー等を考えると考え無しに技を連発するわけではありませんが、2ターン目の280/350ダメージで試合の流れを引き寄せられるパワーがあります。システムと見られがちなスナノケガワexもワザが200ダメージを出せるため、イキリンコexやロトムVといった置物が多い今の環境では多角的なプランを取れるのもいいと思いました。


・なぜタケルライコexを選択したか

まず、アルセウス系統のデッキの特性として1ターン目のブレが試合に与える影響がかなり強く、事故(ダブルターボエネを引けない、アルセウスが出ない)がほぼ100%負けに直結すると判断し見送りました。
次に未来バレットですが、できることのすべてが強いことはわかっていました。それ故に短い試合時間と会場の緊張感の中で最善手を選び続けるだけの自信と練度を当日までに持つことができなかったため、使用を見送りました。
以上を踏まえて

  • ある程度の序盤の再現性と強さ

  • ゲームプランを立てることの容易さ

  • 古代パラドックスかっこいい

の要素を満たすタケルライコex/スナノケガワexを当日持ち込むことに決めました。また、アルセウスVSTAR/ギラティナVSTARのデッキが徐々に増加傾向にあったためアルセウスV系統に勝ちやすいことも決め手の一つになりました。
自分の中で「ゲームプランを立てることの容易さ」は特に意識しており、前シーズンのトドロクツキexも同様の理由で持ち込むに至っています。シティリーグの予選では時間切れによる両負けが発生した場合に、損をする場合が非常に高いです。このリスクを減らすためにも、自分の身の丈にあったデッキを選択することが大切だと思います。



2.当日使用したデッキについて

・使用したリスト

先にデッキリストを貼っておきます。
以下ではいくつかのカードをピックアップして最終的なリストに至った経緯や構築の思想を伝えられたらと思います。

そろそろホロンエネをカードリストに追加してほしい

・ポケモンの枚数について

メインのアタッカーとしてタケルライコexスナノケガワexを3枚ずつ、2-2-2でサイドプランを立てることが厳しい場合に使用するアタッカーとしてのコライドン(げんせいらんだ)を1枚採用しています。
タケルライコexについては可能であれば盤面に2枚出しておきたいポケモンのため4枚目が欲しかったです。
スナノケガワexについては3枚で間違いないと思います。基本的に盤面に2枚以上は並べないこと、3枚並べる場合でもその局面では3枚目がサイドにある場合はヒスイのヘビーボールトラッシュにある場合はすごいつりざおを使用できているためです。


・不採用となったポケモン

練習段階のリストにはネオラントVかがやくリザードンが入っていました。
オーリム博士の気迫をどれだけ打ち続けられるかが強さに関係してくるデッキのため採用していたネオラントVですが、最終的なリストのコンセプトが”どのポケモンでスタートしても強いこと”に定まったため最終的にリストから外れました。
当初カウンターキャッチャーを2枚採用したリストであったため、ツツジと合わせて強制的に捲るプランを取っていたかがやくリザードンですが、上記のコンセプトに加え、アタッカーが倒されづらい盤面の形成に重きを置く都合上、序盤の再現性を高めるためかがやくリザードンをかがやくゲッコウガに差し替えています。実際のところかがやくゲッコウガがなくてもデッキ自体はそこそこ回ります。


・グッズとスタジアムについて

今回も前回のトドロクツキexと同様に、ポケストップではなくタウンデパートをスタジアムとして採用しています。これに至った経緯については

  • 試合序盤からHP300のタケルライコexを押し付ける可能性を上げられる

  • ポケストップを使いたい場合は割と相手から貼ってもらえそう

  • リザードン相手にポケストップが有効活用されがち

になります。スタジアムにタウンデパートを採用したことで、その分デッキの圧縮率を高められるようにサーチ系統のカードはすべて最大枚数採用しています。
古代バレット(トドロクツキ/コライドン)のブーストエナジー古代や、アルセウスVSTAR/ギラティナVSTARのポケモンリーグ本部を割ってエネルギーの消費を抑えられるようにロストスイーパーを採用しました。


・ポケモンのどうぐについて

アルセウスVやパオジアンexをはじめとするHP220のルール持ちポケモンに対して、210ダメージののきょくらいごうを届かせることができるようにげんきのハチマキを1枚採用しています。このピン投との兼ね合いもあり、タウンデパートが光ります。

中打点を得意とするデッキが多かったことから、アタッカーを1撃で倒されないようHPを上げられるブーストエナジー古代を3枚採用しましたが、カイオーガ(ダイナミックウェーブ)からミュウexイキリンコexを守ることのできる勇気のおまもりと差し替えたほうが賢かったかもしれません。


・ACESPECについて

グッズについての項で「スタジアムにタウンデパートを採用したことで、その分デッキの圧縮率を高めたい」といった思考から当初覚醒のドラムを採用していましたが、オーリム博士の気迫を打ちつつ任意のポケモンを倒しに行ける点と、呼び出しと入れ替えを併せ持つカードのためデッキスロットの節約に貢献できる点を評価した結果、プライムキャッチャーに差し替えました。
イダイナキバLOを意識したときに入れ替え札は3枚あるとかなり安心できるためこの差し替えは間違っていなかったと思います。


・サポートについて

基本的には盤面にエネルギーを集めるためにオーリム博士の気迫を打ち続けるデッキのため、ボスの指令を打っている余裕がないように見えます。
しかし、終盤はスナノケガワexの特性と手張りだけでダメージを賄える場合や、スナノケガワex自身がワザを宣言して置物のルール持ちポケモンを倒すプランが往々にしてありえます。
序盤のコスト等を加味して1度は使うことのできるよう2枚採用しています。



3.デッキを使用するにあたって

・基本の立ち回り

このデッキは青天井火力のデッキに分類されます。不要なポケモンを倒すことは避けて、「いかに効率よくサイドを取り切れるか」を考えていくことが大切です。
幸いタケルライコex[はじけるほうこう]という手札を入れ替えることのできるワザを持っているため待ちのターンも得意です。
相手が攻め手に欠いていることを読み取れれば、無理にサイドを1枚とるよりは次のターンに2枚とるほうがコスパがいいことが多いです。
また、[きょくらいごう]で大量にエネルギーを消費するターン以外でオーリム博士の気迫を打つことのできたターンが多ければ多い(ワザを打った後に盤面に残るエネルギーが多い)ほど後々のプランがシンプルになっていきます。
このため無理にきょくらいごうを宣言せずに待ちのターンを作ることは常に意識するようにしていました。
その点を除けば試合運びはとてもシンプルです。

  • ともだちてちょうを駆使してサポートを打たないターンをつくらない

  • すごいつりざおで終盤に手張りができなくならないようにケアする

  • 常に手札干渉をケアした山札の形成を心掛ける

  • 序盤に無理に盤面を広げない

他のデッキを使う際にも気を付けることばかりではないでしょうか?こういった基本を常に忘れないことが一番大切だと思います。
以下ではいくつかの特徴的なデッキについて対戦する際に意識したことを挙げていこうと思います。


・VSリザードンex

上述した待ちのターンの判断が大切になる対面です。
後攻を取ってオーリム博士の気迫を宣言し、プライムキャッチャーを引いてロトムVを倒せるような盤面でない限りは1ターン待って盤面を整えられるといいと思います。
状況によりけりではありますがリザードンex2枚とルール持ちの置物を取って2-2-2のサイドプランで勝ち切りを狙いたいです。
かがやくリザードンの動くターンでタケルライコexを取られないよう盤面2枚のタケルライコexにブーストエナジー古代を付けておけるようにしたいです。


・VSパオジアンex

コライドン(げんせいらんだ)の使い方が重要です。システムであるセグレイブとビーダルから倒していくことを意識して試合を進めます。ビーダルのいない状況を作れれば終盤のツツジを絡めた捲りの展開に持ち込むことも可能です。サイドプランは1-1-2-2が理想かと思います。
実際に決勝トーナメントで負けた事例ですが、どのデッキからでもカウンターキャッチャーが飛んでくる可能性があります。特に終盤はデッキの圧縮が完了し、焦らずともボスの指令を使って最後のサイドを自由に取り切りやすいです。相手とのサイド関係は意識するようにしましょう。(自戒の意味も込めて)


・VS古代バレット(トドロクツキ/コライドン)

コライドン(げんせいらんだ)を挟みたいところですが、げんせいらんだの火力を上げるにはこちらのシステムの構築をあきらめる必要があります。このため基本的にはブーストエナジー古代のついたタケルライコex3体で相手に6回以上殴らせることを要求させたいです。ハバタクカミが出てきた場合のみコライドンを使って相手のサイドプランを狂わせることを狙っていきたいです。
古代バレットのデッキは手札干渉に弱い場合がほとんどのため、終盤までツツジを打てる用意を怠らないように手札を揃えていくことを心掛けます。


・VSイダイナキバLO

理想の盤面はイキリンコexとミュウexのみの盤面です。イキリンコexの[きあいをいれる]でミュウexが[ゲノムハック]を宣言できるようにします。あとは常に手札に入れ替え札、もしくは逃げる用のエネルギーを抱え続けてサイドの取り切りを狙いましょう。
スナノケガワexまでであればオーリム博士の気迫と合わせて1ターンで逃げられますが、タケルライコexでスタートしてしまった場合は逃げるための要求がエネルギー3つになるためなかなか難しいです。入れ替え札をいかにキープできるかの勝負になります。お祈りバトルです



4.おわりに

改めて今大会で対戦していただいた方、進行していただいたジャッジの皆さん、本当にありがとうございました。
またベスト4でした…そろそろ決勝卓についてみたいものです。
次回こそは優勝目指して頑張りたいです。頑張るぞ!

普段は南区のBOOKOFFプラス野多目店で遊んでいます。今回の練習もそちらの常連メンバーに手伝ってもらいました。
大会自体は週に一度(土曜日)のジムバトル/トレーナーズリーグのみですが最近は人も増えてきて活発にフリー等遊べている印象です。
コミュニティを広げていきたいなと密かに思っているので記事を読んでいただいた方で遊びに来れそうな方がいれば是非!お待ちしてます!

それではここまで読んでいただきありがとうございました!

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ポケモンとポケモントレーナーと風景をよくかいてます


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