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VRChatの版権アバターが何故ヤバいのか
版権アバターがヤバいといわれる要因とは?
版権アバターって何?
版権アバターとは、既存の販売しているVRChat向けアバターとして作られたキャラ以外のキャラクターのアバターを指します。
大体はゲーム、漫画、アニメなど、あなたが知っているキャラクターと考えればよいです。ゲーム、漫画、アニメなどもクリエイターが作っています。
VRChatで意識される権利とは?
まずはVRChatのSteamのページを見てみましょう。
実はVRChatのトップ画面に居る女の子はVRChat開発が作ったものではなく、ユーザーが作ったモデルを改変したものです。
つまりはVRChatのコンテンツはVRChat側から提供されたものではなく、ユーザーのクリエイターから提供されたものも多いのです。
他にもメニューから見れるパブリックアバターもユーザーのクリエイター提供のものが多いです。
要するにクリエイターの権利が強いのです。
そこから考えればおおよそ考え着くと思いますが、クリエイターの権利を侵害することはかなり邪悪と見られると想定できると思います。
何故版権アバターがヤバいのか
何故ヤバいのかというと殆どの場合、アップロード者がキャラクターを作ったクリエイターとは別で、何らかの権利や許可を得ていることは無いということです。
Publicでアップロードされている版権アバターは9割以上は黒と判断されます。
どういうことなのかというと、VRChatの為に作られた3Dモデルではないものを勝手に持ち込みアップロードされているということです。
分かりやすくいうと、多いのは販売されているゲームなどのデータから無許可で抽出し勝手にばら撒いているという海賊版です。
それでは2次創作物なら大丈夫かというとそういう訳でもありません。
2次創作が許可されている東方Projectなどの二次創作3Dモデルでも作者がVRChat向けに使用許可を出していない3Dモデルを持ち込みアバターとして勝手にばら撒いているという場合が多いです。
ちなみに公式が販売などしているゲームキャラなどのアバターもありますが「販売」しているのでPublicアバターにしたら当然違法なのでまず無料でコピー出来るPublicではまともな版権アバターは無いと考えてください。
版権アバターと違法アバターの違いは?
違法アバターとはどういうものかというと、ゲーム、漫画、アニメなどのキャラクターではなく、VRChat向けに作られたキャラクターのアバターの内、規約に違反しているアバターのことを指していう場合が殆どです。
実をいうと版権アバターの大半も実際には法に反しているので違法アバターといえますが、分類上規約違反のアバターの呼び方に困るので違法アバターと呼ばれているだけだと思われます。
要するに、版権アバターの大半は、版権かつ違法アバターです。
問題のある版権アバターと見分ける方法は?
まず困難です。何故かというと版権アバターの公式販売は期間が限定されていたりして商品ページそのものが無くなり、「過去に売っていたが現在は売っておらず、確認する方法が無い」という事態が多いです。実際にニーアシリーズの作中3Dモデルを使用した公式アバターが販売されていたりもしましたが、終売しておりページも残っておりません。
公式販売アバターの例、魔界戦記ディスガイアシリーズのプリニー
ただし、公式販売があっても作品から抜き出した海賊版が別で流れている場合もあります。
こういうことから、公式販売アバターを使っていて権利的に正しく問題ないのか、権利的に問題ある違法アバターなのかは殆ど見分けることが出来ないのでとても厄介なのです。殆どが違法な上に、問題ないもの使っていても確認困難なので、とりあえず回避するのが無難な選択になります。
版権アバターを使うとどうなるのか
はっきりと言います。無茶苦茶避けられます。
何故かというと、一般的なユーザーはまず権利の強いクリエイターから嫌われる行為は避けます。
そうなると、必然的に権利侵害を避けます。版権アバターは大体が海賊版であり、一緒に写った写真をSNSに上げると権利侵害になるので、一緒に写真に写るな、邪魔だから近寄るなということになります。
イベントなどでは写真撮影なども多く行われるため、当然ながら避けられます。最悪、入場禁止処置や退出処分される可能性も高いです。
配信などの場においても大きな問題となり、有名なVTuberの卒業配信に版権アバターが写ってしまいアーカイブが残せなくなった例もあります。
また、こういった版権アバターは結構な確率で他人に迷惑を掛けるギミックが付いており、荒らしとセットで語られるという特徴があります。
激しく発光するパーティクルや爆音を鳴らしたり、視界ジャックしたり、凄まじい負荷をPCに与えてVRChatを落としたりします。
パーティクルとはエフェクトです。ビームや爆発などと言えば分かりやすいでしょう。VR機器は当然顔に密着してますので、眼前で発光するものは失明の原因となりえます。
爆音を鳴らすことも多くの場合は耳元で鳴ることになり、難聴の原因となります。
視界ジャックとは視界に強制的に何かを写す行為です。背景を強制的に変えてワールドの雰囲気を変えてしまったり、グロ画像などを見せるものも多く、嫌がらせとしか捉えられません。
それらのことから版権アバターを使う奴=ヤバい奴と判断されます。
そうなると版権アバターを使い続けることで、権利意識や他人に迷惑を掛けていると考える意識などが低い人たち同士のみが集まったグループが成形され、更に人から避けられるようになります。
このようなグループでは肯定感を増す為に更に過激な行為を推奨する場合も多くあります。
こうなったらまともな交流の場は持てません。まともに人と遊びたいなら版権アバターは使わないようにしましょう。もし使いたくなっても友人同士でしか見えないところで使い、SNSに写真を上げないなどひっそりとやってください。
アバターに困ったら
まず、自分の知っているキャラは絶対に使わないようにしましょう。おおよそ版権アバターです。
権利者がしっかりしているアバターは
こういったサンプルアバターが置いてあるワールドを探すと良いです。
ただし、全てのアバター展示ワールドが権利がしっかりしているアバターを置いている訳ではありません。海外ユーザー作成のワールドなどには問題のあるアバターがコピーできる状態で置いてあることもあります。自身で判断して自衛しましょう。
また、ユーザーランクがNewUser以上ならば自分でアバターをアップロード出来ますので無料のアバターを導入してみることもおススメです。
ちなみにBOOTHで無料配布されているアバターでも権利的に問題があるものもありますので注意してください。
ウシヲポートの作者さんが提供してくれている注意喚起ポスター
ひとり一人が適切なアバターを使い、住みやすい環境を作り上げていくことが大切です。