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【手記】貴族世界に生かされた僕

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父親から両親の事は「お父様」「お母様」兄弟にすら敬語や丁寧語で話す事を強いられた。それなりに裕福な家庭であった。 車係、料理人、庭師、世話係、教育係など住み込みで多くの「他人」…
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自己紹介

 はじめまして。四条 Q.A 雅月(マサキ)と言います。職業は何でも無く、刺激を求めて何でもやる人。退屈な本名。…どうぞ、もう名前は忘れてください。  僕と家族   ミドルネームがありますが、たまたま産まれてしまったので英国生まれの日本人です。三兄弟の長男です。  何やら歴史のある旧くマナーや生活の全てに厳しい家の、期待の長男でした。お父様は、お母様に家事一切をしないように家事係に任せていました。親の"アクセサリー"として相応しい、常に美しく上品に生きる事を子供達は強い

お父様に支配された、僕の狭い世界

 お父様からの助言(躾)は絶対的に正しい、それが世間の常識で、誰もが同じように家庭で学ぶべき事である。…それが精神的虐待なのかは今でも疑問だ。兄弟達は皆「お父様」「お母様」と呼ぶ、家族の誰に対しても丁寧語、敬語で話す。 幼少期の世界  僕には特別に秀でた才能がなかった。興味の全く向かない習い事をたくさんやらされた。スケジュールの殆どはレッスンや宿題で埋まっていた。  興味をもった事、初めて「楽しそう」と思えた事は乗馬だった。馬に乗って高い位置から初めて"お父様"の頭頂部を

働かず高卒で8億作るのに他人の話は不要

 noteが無い時代。「真実かは不明だが、有益かもしれない物」という意味で、怪しげな情報商材が当時のYahoo!オークションをはじめ、メールマガジン、他にも様々な形で売られ飛び交っていた。  「馬鹿馬鹿しい」と思いながらも、巧みなセールスの言葉、綺麗に"造られた"金持ちの画像、きっと騙されて買う人も100人に1人くらい居るのかもしれない、と様々な商材のレターを眺めて周り感心していた。今なら僕も似たようなものが作れるのかもしれない。  "パンフレットの悪魔"とでも云えば良い