『トマトのまつり』やってみた*星尾女子料理部
みなさんこんにちは。
日本はすっかり夏、暑い日々が続いています。
英語なら、サムワ!って感じですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私はイベントに行ったり、絵画を鑑賞したり、本を買ったり、遠方の友人とお会いしたりしていました。
しかしながら、猛暑が続く日々。心身は重い、疲れたと悲鳴を上げています。
こんなときはサッパリした食事で暑さを乗り切るのが一番ですね。
ぼんやりそう思う中、私がいつも通りスロウスタートを享受していると、ある映像が目に留まりました。
この味噌汁は、何?
他の具が見当たらない中、茶色い汁の中に堂々と佇むトマト1玉は、とても強く、そして美しく見えました。
というわけで、本日は百地たまてさんが作ったトマトの味噌汁を再現してみたいと思います。
Step. 1 しらべる
切ったトマトを味噌汁の具に入れるのはまだイメージが湧きましたが、大玉1つまるまる入っている味噌汁なぞ少なくとも私は見たことも聞いたこともありませんでした。
しかし、料理に堪能な百地たまてさんが意味もなく奇怪な料理を作るとも思えません。意味があったら食材を無駄にしない範疇で作ると思いますが。
何事もまずはリファレンスです。ひとまず便利なインターネットに尋ねてみましょう。
・・・
あるじゃん。普通にあるじゃん。
長乃野県の食品メーカー、マルコメさんがしっかりレシピを公開していました。
なんなら他のメーカーさんもチラホラトマト丸ごとの味噌汁レシピを出しているようで、単純に私が知らないだけだったことが判明しました。
知らないことを知る、最高!
どうやら、だし汁にトマト丸ごとを少し茹でて取り出した後、味噌をとかして盛り付ければよさそうです。
これなら私でもできそう!!!
というわけで、やっていきましょう。
Step. 2 やってみる
それでは完成品をご覧ください。
・・・・・・・・
相変わらず、料理の見た目がひどすぎる。
私の過去記事を読んだことある方はご存知かと思いますが、そういうことなので諦めてください。
「百地たまては顆粒だしを使わないだろ!」と勝手に思い込んで鰹節から出汁を取ったのが唯一のこだわりポイントです。普段なら絶対しません。
代わりといってはなんですが湯剥きはサボりました。だって薄皮だけ食べるのもなんか嫌だし、捨てるのも勿体ないと思ったから・・・
あと作ってから思ったんですけど
これ、どう考えてもトマトのヘタじゃなくてネギですよね。
どうしてこの人はトマトのヘタ部分をくり抜いた後、わざわざ彩り(そもそも、彩れていない)のために戻したんですか?
抉り方の雑さも相まって、見た目が大変醜くなってしまいました。
さて、肝心の味ですが、まあ~~~~~~~~~~~~~~可もなく不可もなく、という感じです。
一見食べにくそうですが、軽く湯通ししているので箸で簡単にほぐれ、汁全体に広がります。
ほんのり香るトマトの旨味、でも軽く湯通しした程度の火入れなので酸味もしっかりあり、改めてスープにトマトの親和性を感じました。
問題は、今回使った味噌とトマトの相性が微妙だったことです・・・ここさえクリアしていれば素直に美味しかった、と言えたと思います。
まぁ他の具材と比べてどうか、といわれると言葉を噤むしかないですが。
再現される方は、味噌選びは少し考えた方がいいかもしれません。癖が弱く、まろやかなタイプが合うと思います。
ちなみに、アクアパッツァはついでに作ったので材料の時点であまり似せる気がありませんでした。
こちらは特筆することもないですが普通においしかったです。余った汁をベースにスパゲティ作ったらもっとおいしかったです。
それにしても・・・
百地たまてさんのアクアパッツァ美しすぎる。完敗しました。
Step. 3 まとめる
そんなわけで、今回は『トマトのまつり』を一人でやってみました。
分かり切ったことではありますが、実際にやってみて百地たまてさんの凄さを痛感しましたね。
お友達に見た目もきれいでおいしそうな(絶対においしい)ごちそうを振る舞う点はもちろん、朗らかで、ちゃんと前向きにコンテンツに向き合うタイプのオタクで・・・どこぞのメシマズ卑屈逆張り人間とは大違いですね。
そんな素敵な百地たまてさんも大活躍の最高漫画、スロウスタートの第12巻が9/27に発売されます。
トマトの味噌汁を再現するよりまずはこちらを予約しましょう。まだ11巻まで読んでいない人はいますぐ11巻まで買いましょう。
それではまた、インターネットのどこかで。