見出し画像

【S25】最終919位 セグミミブリ対面

S25で使用していた構築を紹介します


【結果】

【並び】

【コンセプト】

交代を(なるべく)しないで対面に勝つ
無理な並びには認識をズラした補完枠を通す

【構築経緯】

シーズン中盤に命の珠ミミッキュ+エレビブリジュラスの対面構築を使っており、その対面性能の高さと特性による絶対的な行動保証から環境がある程度変動しても一定の強さがあると感じたため、その並びを軸にした対面構築を握る事にしました。
 ミミッキュとブリジュラスはテラスタルによる相性関係の逆点を狙うポケモンではなく、有利展開を維持できる事に強みがあると感じたので投げるタイミングを選べる後発置きを基本とし、この2匹と補完の取れた初手要員を探す事にしました。
 初手要員への必須級の条件として相手のガチグマに数値で撃ち合える事を求めました。この環境で頻発する初手対面においてはガチグマのスペックが抜けて高く、本来の対面構築で初手に置きたい襷枠ではブラム真空波だけで簡単に処理されてしまいます。また、テラスタイプもフェアリーやゴーストなど格闘技で抜群を突く動きにリスクをつけるタイプが一定数いたため、タイプ相性だけではなく数値の殴り合いで闘えるポケモンが適役だと考えました。
 そこで数値の鬼と言われているチョッキセグレイブを採用しました。チョッキセグレイブであれば元のタイプがガチグマに有利な上に撃ち合いに強く、他の環境上位ポケモンにも氷+地面の範囲が刺さるため、対ガチグマ性能以外の汎用性も申し分ないです。また、地面テラスで採用する事で地面龍+エレビブリというタテの並びを作る事が出来る点も評価ポイントでした。
この3匹を基本選出とし、勝てない並びに対しての補完を考える事にしました。
 補完を考える上では、役割を明確に果たせつつ相手から見え辛い(環境からちょっとズラした)ポケモンを採用する事を意識しました。狭いプール+4ヶ月目という事で、プレイヤーの認識もかなり凝り固まっており、露骨なメタを持っていくとケアされて選出しないという択が生まれてしまうためです。
そこで相手との認識をちょっとだけズラして役割対象の誘殺を狙う事にしました。
 上記を前提に補完枠には
①対受けサイクル性能
②対壁(アロキュウ)性能
③対基本の並びで普通にキツい相手
をそれぞれ選定したいと考えていました。
①には選出画面での圧を持ちながら相手視点ではケアしきれないであろうやどりぎ身代わりマスカーニャを採用しました。
②にはこちらも見え辛い対策としてHDの軽技オボンオオニューラに瓦割りを持たせて採用する事にしました。
③には全体的に中速寄りのパーティになったため、重い後発のガブやドラパなどのミミブリより早い高速物理アタッカーを起点に裏ごと貫けるアッキ瞑想ガチグマを採用し構築が完成しました。

【個体紹介】

・セグレイブ@突撃チョッキ


テラスタイプ:地面
特性:ねつこうかん
性格:意地っ張り
209(148)-216(252)-113(4)-x-107(4)-120(100)
氷柱落とし/巨剣突撃/地震/氷の礫

[調整]
HD-特化ガチグマのノマテラブラム+真空を確定耐え
A-ガチ特化
S-ミラーや遅めのブリジュラス/サーフゴー意識でかなり速め

レギュHの優秀な初手枠代表。
後続があまりテラスに依存しない事からテテラスを切りやすかったです。
 この枠はチョッキカイリュー,チョッキガチグマ,チョッキグレイシアなど撃ち合いが出来るポケモンをチョッキで色々試しましたが、セグレイブが最もゴリ押しが効きやすくて強かったです。
 安定っぽいポケモンに見えて氷の礫以外の全ての技それぞれに命中不安,被ダメ倍,無効というリスクがあるので最終日は安易に技を振らずにリスク確認してから技選択するように一応意識はしていました。

・ミミッキュ@命の珠


テラスタイプ:ステラ
特性:ばけのかわ
性格:陽気
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
じゃれつく/かげうち/剣の舞/呪い

[調整]
最速のASぶっぱ

後発置き①。
対面駒でありながら、呪いと化けの皮によって積みポケモンへのメタになっている点が本当に偉かったです。基本選出でセグレイブやブリジュラスが痛いドラゴンと格闘の一貫を切れている事も評価ポイント。
ただし火力はカスでした。


・ブリジュラス@パワフルハーブ


テラスタイプ:電気
特性:頑丈
性格:臆病
165-x-151(4)-177(252)-85-150(252)
流星群/ラスターカノン/エレクトロビーム/10万ボルト

[調整]
最速のCSぶっぱ

後発置き②。
詰め駒として無難に強かったです。アーマーガアやヘイラッシャなど構築単位で重い物理受けポケモンに唯一致命傷を与える事が出来ます。
 テラスタイプはエレクトロビームを一致で打つための電気。後出しサーフゴーに致命傷を与えたり、チョッキアシレーヌをワンパン出来る点が偉かったです。

・ガチグマ@アッキの実



テラスタイプ:フェアリー
特性:しんがん
性格:控えめ
220(252)-x-150(76)-172(12)-105(156)-74(12)
ブラッドムーン/真空波/瞑想/月の光

[調整]
こちらの記事を参考にさせていただきました

要塞ポケモン。名前に違わずガチで強かったです。
アッキガチグマ自体はそこまで珍しいポケモンではないですが、チョッキや襷が多い環境だったのでケアされにくかった印象です。
今回は役割として構築単位で厳しい高速物理アタッカーを起点に詰ませる事に的を絞り、意図通りの活躍をしてくれました。
技構成はメインウェポンのブラッドムーン、要塞化のための瞑想と月の光までは確定で、最後のひと枠には真空波を採用しました。先制技でありながら瞑想を積めば削りとしても優秀で、特にサーフゴーやブリジュラスを大きく削れる点を評価しました。
というか瞑想+ブラッドムーンが強すぎて大地を押すならブラッドムーンでもいい場面が多く、ブラム→月光でお茶を濁してからまたブラムという動きでも結構間に合うため、上から打ちたい場面に対応できる真空波で良かったと思っています。
テラスタイプはドラゴンタイプを起点にしたい事が多かったため、フェアリーにしました。

・オオニューラ@オボンの実


テラスタイプ:悪
特性:かるわざ
性格:意地っ張り
187(252)-168(20)-81(4)-x-129(228)-141(4)
フェイタルクロー/インファイト/瓦割り/地獄突き

〔調整〕
こちらの動画を参考にさせて頂きました


キュウコンメタとしての採用です。
キュウコン対策枠は初手に出てきても後発から出てきても対応できる様に後投げから処理する事が出来るポケモンを採用したいと考えていました。
HDオオニューラであればキュウコンに後出しする余裕があり、軽業を発動して上からキュウコンを殴る事を期待していました。
が、実際のところ壁を割ったのはたったの1試合だけで、キュウコンは出てくるものの全員眼鏡やタイプ強化系をもったアタッカーばかりで全然壁を貼ってくれませんでした。
それでもHDオオニューラ単体としての性能は非常に高く、壁構築以外にも積極的に投げて活躍してくれたのでその点でオオニューラを採用してよかったと思います。
 結果的にキュウコン対策より普通に選出して活躍した試合の方が多く、壁も全然割る事が出来ていないのが気になりポイントです。

・マスカーニャ@食べ残し

テラスタイプ:鋼
特性:しんりょく
性格:陽気
165(108)-158(220)-98(60)-x-91(4)-173(116)
トリックフラワー/はたきおとす/やどりぎのタネ/身代わり

〔調整〕
こちらの動画を参考にさせて頂きました

対受けへの最終兵器。選出画面で見えない所が評価ポイントです。
ドヒドハピラッシャやグライハピラッシャの様な対面構築に投げられがちな受けルのスタンダードを1匹で完封出来る点を評価して採用しました。
反面、耐久は紙すぎてアタッカーを合わされるとそのまま吹き飛ばされるてしまうのでクッションになるガチグマと合わせて出す様にしていました。
テラスタイプはドラパルトのドラゴン技を半減で受ける事ができ、毒技が無効になる鋼にしましたが、アーマーガアのボディプレスを半減できるフェアリーでもいいかもしれないと思いました。
このポケモンがいる事で構築相性上不利なガン受け構築に対してストレスフリーで潜る事が出来たので枠に余裕がある時は積極的にこういったポケモンを採用したいと思いました。



いいなと思ったら応援しよう!