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アオタケプロジェクト 採択者紹介② 伊藤颯さん

アオタケプロジェクトは、青森、秋田、福島地方の若手人材を対象として起業家を発掘・育成しています。採択を終え、現在アイディアを磨き上げている採択者の姿をご紹介します
今回ご紹介するのは…

伊藤颯さん 
秋田高専5年 創造システム工学科物質生物系マテリアルプロセスコース


ゼロベースに戻り、考える

>>>アオタケプロジェクトに応募された経緯を伺ってもよろしいでしょうか?
伊藤:秋田で行われたスタートアップのイベントに参加した際に、藤田さんとお会いしました。そこでお話を聞き、取り組んでみたい社会課題があったので応募させていただきました。

>>>元々起業などには興味があったのですか?
伊藤:はい。高専独自のビジネスコンテストや課題解決型のコンテストに出ていました。

>>>積極的ですね!実際にアオタケプロジェクトに参加されてみて、いかがでしょうか。
伊藤:先ほど言ったコンテストのように課題が決まっているわけではないので、どういう方向性で進めていくか壁にぶつかる時もありますが頑張っています。

>>>大変ですよね。進めていく中で自分が成長できた部分はありますか?
伊藤:ビジネスモデルを進めていく中でビジネスサイドの方から考えがちでした。しかし、そのようなときは一旦ゼロベースに戻り、学生という立場にいるからこそ取り組むべきことに気づいたのが一番成長した部分だと思います。若さがあるからこそ、とにかく動くことも意識しています。
>>>学生の今しかできないことですね。

付加価値をつけて地域産業に還元

>>>水耕栽培によって存続の危機にあるブランド農産品や伝統野菜をセカンドブランディング農産品として再生し、若者の農業離れを防ぎつつ新規就農者を増やすための施策を行っていると伺っていますが、ずばり進捗はいかがでしょうか?
伊藤:今の段階ではヒアリングを行い、専門家の方にアドバイスを頂きながら収益シミュレーションをしています。また、利害関係を詳しく調べるようにしています。プランの中身としては単にセカンドブランディング品として世に出していくだけではなく、広告を含みながらさらなる付加価値をつけて地域産業に還元していきたいと考えています。
>>>順調に進んでいますね。

>>>今回のテーマに何か思い入れがあるのでしょうか?
伊藤:私は地方に可能性を感じています。高専4年のときに秋田の未来を作る協議会という秋田の未来について考えるイベントに参加しました。その時、いぶりがっこの加工所の見学に行ってご提供いただいたいぶりがっこがとても美味しかったのですが、食品衛生法が施行されたことにより、家庭で漬けたぶりがっこは道の駅で売ることができなくなり、存続の危機にあるという状況を知りました。そこで、少子高齢化が進む中で存続の危機にある産業と伝統を守り続けたいと考えたことが1番最初のきっかけです。
>>>なるほど。

>>>今回のテーマにあたって新しく学んだことはありますか?
伊藤:自分と同じように地方を守りたいと考えている人が予想以上にいたことです。関東で仕事をされていた方々が地方に魅力を感じて、秋田のために何かやりたいと言い、来る人も多いです。そこに気づけたことが学びの1つですね。
>>>東北に魅力を感じている人がかなりいるのですね!

地方に感じる大きな可能性

>>>最終的な目標を教えていただきたいです。
伊藤:私は秋田に限らず、地方に大きな可能性を感じています。大きな目標にはなりますが、地方や日本を盛り上げる1つの手段として起業を考えています。そのため今回のアオタケプロジェクトでは地方に目を向けて、地方の魅力に気づいてもらうことを目標としています。課題解決を仕事に繋げていきたいです。
>>>詳しく教えていただき、ありがとうございました!

インタビュアーによるまとめ

今回、イベントをきっかけにアオタケプロジェクトに参加することになった伊藤さん。地方に感じる可能性を主軸としながら秋田ならではの取り組みをされていることが分かりました。お話を聞く中で、大きな目標を掲げながら仲間と協力し、常に前向きな考えを持っているように感じました。
今後の報告が楽しみです!

スパークル株式会社について 


地域に本社を構えるベンチャーキャピタル・プロフェッショナルファームとして、新しい世界の経済循環をつくりだすことを目指しています。

所在地 :宮城県仙台市
代表取締役 :福留秀基
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Facebook  :https://www.facebook.com/Spurcle.tohoku

話を聞いた人

齋藤楓
東北福祉大学教育学部教育学科初等教育専攻3年 宮城県石巻市出身


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