ベンチャーキャピタリストがおススメ！～ 起業、新規事業立ち上げ時に役立つ書籍7選～

こんにちは、MAKOTOキャピタルインターンの佐藤です。

現在、MAKOTOキャピタルは東北グロースアクセラレーターを仙台市とともに運営しています。本日キックオフイベントが開催されることもあり、事業のブラッシュアップが更に加速していくことと思われます。

起業や新規事業立ち上げを行う際、webサイトや書籍などを参照する方も多いと思いますが、情報量が多すぎて結局どのサイトや書籍を読めばよいのか分からなくなることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、弊社のベンチャーキャピタリストがおすすめする、起業や新規事業立ち上げを行う際に是非読んでいただきたい、書籍7選をご紹介したいと思います。

要旨や感想を簡潔にまとめましたので、参考にして頂けたら嬉しいです。いずれの本にも、まずは「誰のどんな課題を解決しようとしているのか」「顧客は何に対してお金を払うのか」ということを具体的に理解するために、仮説検証を繰り返していくことが必要ということが書かれています。この点については、以前掲載したこちらの記事もご覧ください。

記事：
「最適な市場分析の方法～3つのステップと意識するポイント～」
「スタートアップが最も陥りやすい失敗～あなたのビジネスに顧客はいますか？／シードファイナンス前編～」

①『リーンスタートアップ』

書籍タイトル：『リーンスタートアップ』
著者：エリック・リース

要旨

今となってはスタートアップ業界では定番となっている新規事業手法「リーン・スタートアップ」(最低限の製品やサービス機能を持った試作品を低コスト、短期間で作り、顧客の反応を調査し、顧客がより満足する商品やサービスを開発する手法）の概念を有名にした書籍です。

②『アントレプレナーの教科書』

書籍タイトル：『アントレプレナーの教科書』
著者：スティーブン・G・ブランク

要旨

リーンスタートアップやその他起業に必要なマネジメント手法等をまとめた書籍です。顧客懸賞や市場開発など、そのプロセスやチェックリストが非常に細かく説明されています。
最初は中々歯ごたえのある本だと思いますが、事業立ち上げに行き詰ったら折に触れてこの本に立ち戻るとその度に学びがあると思います。

③『起業の化学スタートアップサイエンス』

書籍タイトル：『起業の化学スタートアップサイエンス』
著者：田所　雅之

要旨

起業家が必ず直面する課題と対策が時系列に整理されていて、成功するまでの各ステップでどのようなアクションをすべきかが紹介されています。リーンスタートアップに基づいた新規事業立ち上げプロセスが書かれています。著者の起業のノウハウが詰まった一冊です。ちなみに、こちらの本はボリュームが多いので、もっと気軽に読み始めたい人は最近出たこちらから読み始めてもいいかもしれません。

書籍：超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」

④『STARTUP　アイデアから利益を生み出す組織マネジメント』

書籍タイトル：『STARTUP　アイデアから利益を生み出す組織マネジメント』
著者：ダイアナ・キャンダー

要旨

顧客が欲しがるものを探すということの重要性を、起業家の挫折と逆転の物語を通して説明しています。コロンビア大学、コーネル大学、UCLAなど、全米70校で採用されている本です。顧客がお金を払ってでも解決したい「偏頭痛級」の課題は何なのか、それを知るためには顧客へのインタビューを通じて学ぶことの重要性がイメージできるようになると思います。

⑤『起業のファイナンス』

書籍タイトル：『起業のファイナンス』
著者：磯崎　哲也

要旨

もはやVCファイナンスの分野では古典・定番の書籍です。良い事業計画はどうやってつくるのか、ストックオプションの活用方法など、ベンチャー企業に必要な財務戦略を、やさしい言葉でわかりやすく解説してあります。資本政策は一度失敗するとやり直すことが難しいとされています（その理由はまた別の機会にご紹介したいと思います）。起業する前にはこの本をぜひ一読することをおススメします。ただし、出版時期のタイミングで法律・税制等が改正されている可能性があるので、その点はキャッチアップが必要です。

⑥『STARTUP優れた起業家は何を考え、どう行動したか』

書籍タイトル：『STARTUP優れた起業家は何を考え、どう行動したか』
著者：堀新　一郎

要旨

17人の起業家たちへの直接インタビューから作成した26のケーススタディが収録去れています。多くの起業家へのインタビューを通じて、起業家として必要な考え・行動を体系化した書籍です。起業家の話をまとめた本は世の中に数多くありますが、日本で比較的最近成功した起業家が、どういうことを考えて事業を行っているのか、リアルな考えを知ることができるという点で、おススメです！

⑦『僕は君の「熱」に投資しよう』

書籍タイトル：『僕は君の「熱」に投資しよう』
著者：佐俣 アンリ

要旨

若手の有名ベンチャーキャピタリストの視点から大手VCの代表による投資家と起業家の接し方や投資哲学をまとめた書籍です。専門的な知識を学ぶというよりは、VCと起業家との関係性、成功を目指して一緒にどんなことをしていくのかという点について1つの例としてイメージが持てるのではないかと思います。

以上書籍紹介でした。今後も、新規事業立ち上げに役立つ情報やキックオフイベントの詳細などを掲載する予定ですのでご期待ください！

MAKOTOキャピタルでは、メンターの方々や仙台市と一丸となってこれまで以上に今回のTGAを成功させ、仙台・東北のスタートアップエコシステム構築に取組んでいきますので、よろしくお願いいたします！

担当：佐藤
2021年10月20日
---------------------------------------------------------------------
株式会社MAKOTOキャピタル（MAKOTO CAPITAL Inc）
ホームページ : https://mkto-capital.jp/
Twitter　　　：https://twitter.com/MakotoCapital
Facebook       ：https://www.facebook.com/mkto.capital
note　　　　：https://note.com/makoto_capital