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難しいことはよくわからないけれど、web3界隈について教えてください! #1

こんにちは! スパークル株式会社インターン生の山本です。
 
東北に拠点を置き、起業家・企業の支援に取り組む弊社ですが、社員の皆さんの会話ではよく「ウェブスリー」という単語が使われます。ウェブスリー、web3のことです。
 
web3に関連してNFTDAO、最近であればChatGPTなどの新しいテクノロジーが世間を賑わせていますが「なんだかよくわからない……」と少し苦手意識も芽生えつつあります。
 
弊社社長の福留さんに相談したところ、「ちょうどうちの投資先にweb3、特にNFTの領域で事業をされている方がいるよ! 相談してみるね」とのこと。
 
今回は株式会社あるやうむ 畠中博晶さんにweb3やNFTについて色々お話を伺ってきました。ご快諾ありがとうございました! それでは本文へどうぞ。

 

畠中 博晶 さん
画像:https://malyawmu.com/ より

<今回、お話しいただいたひと>
畠中 博晶 さん
宮城県生まれ、東京育ち。大学進学を機に札幌に移住しようとするも反対され断念。京都大学在学中に仮想通貨に出会い、トレードで資金を貯め念願の札幌移住を果たす。

Twitter: https://twitter.com/2929ojisan?s=20


画像:https://malyawmu.com/ より

<株式会社あるやうむについて>
「NFTによる地方創生」を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFT/観光NFTソリューションを提供する札幌発のスタートアップ。地域の魅力をのせたNFTをふるさと納税の返礼品とすることで、新たな財源を創出すると共に、シティプロモーションや関係人口の創出に取り組んでいる。



 

1、  素人質問なのですが、あるやうむさんで扱うNFTって何ですか?


画像:https://alyawmu.com/ より引用 

山本:初めまして! スパークル株式会社インターン生の山本と……

浅利:浅利と申します。早速ですみません、弊社で取り組んでいることではあるのですが、web3やNFTについて畠中さんがお詳しいと伺いまして……ぜひ素人に教えるつもりでお話を伺いたいです!

畠中:初めまして。株式会社あるやうむの畠中と申します。Web3……web3ですね……。もう定義がいろいろあるんですけれども、平たく言えば 「ブロックチェーン技術を利活用する領域」 だというふうに捉えています。


画像:https://alyawmu.com/ より

少し前までは仮想通貨って言われていた、主に決済だったり、お金を集めてその出資の代わりをないようなもので株式の代わりのようなもので使われる暗号資産っていうものと、
 
あと純真のデジタル商品、デジタル上の証明書だったりにあのアイテムとして、そういうデジタルアイテムとして活用されるNFTっていうふうに別れていったと捉えてもらえれば、わかりやすいかもです。

Web3っていう大ジャンルの中に、暗号資産とNFTっていうふうにわかれてるって感じです。はい。 


自社の事業としては、NFTを扱っているのですが、NFT中にもジャンル分けがあって、「国内向けNFT」と「国外向けNFT」みたいにわかれています。

あるやうむさんで取り組む「ふるさと納税NFT」の北海道余市町のNFT
画像:https://alyawmu.com/ より

NFTの中でも、イラストレーターさんや写真家のような「一枚絵」を扱う人たちが一番原始的なNFTの形です。他にもゲームのアイテムにNFTを活用したりする、ブロックチェーンゲームってジャンルや、いろんなイラストレーターさんがいろんなパーツを作ってそれを組み合わせることで一気に大量のNFTを発行するジェネラティブNFTっていうのがあるんですけれど……。実物と紐づいたNFTみたいなのも出てきています。

 浅利:もうすでに少し混乱してきました。Web3の中に暗号資産とNFTがあって、NFTの中にも国内向け/国外向けがあるってことですね。勉強になります。

畠中:そうそう、暗号資産は最近はクリプトって言ったりして……

山本:わわわ……。

畠中:ざっくりの説明ですので、違う部分もありますがおおよそこんな感じになっていると掴んでいただければ。


2、  畠中さんが「アツイ!」と思っているNFTのジャンルを教えてください!

画像:https://www.photo-ac.com/ より

山本:あるやうむさんでは、NFTを主に取り扱っていると伺っています。NFTにも色々あるとのことでしたが、畠中さんが個人的に「アツイ!」と感じているジャンルがあればお伺いしたいです。

畠中:それにも色々ありますが……笑 ジェネラティブNFTに注目しています。

山本:なるほど……? すみません、もう少し教えていただいても良いでしょうか……?

畠中:もちろんです! ジェネラティブ(ジェネレーティブ)NFTというのが、コンピューターでイラストのパーツなどのNFTを数万体とか大量に発行して組み合わせるようなものなのですが、それをもつみんなが共通の目標を目指していくという側面もあります。作ったキャラクターでアニメスタジオを作るとか……。最近はコミュニティ生成ツールとして使われることもあったりして、注目しています。

山本:ジェネラティブNFT、初めて聞きましたが様々な活用の仕方がありそうですね。私も調べてみます!


浅利:興味なのですが、先ほどチラッと触れた「実物と結びついたNFT」について伺いたいです。

畠中:実物と結びついたNFTですね。自分の知っているものだと、10年後に熟成したワインを買える権利をNFTとして販売していたものを見たことがあります。これの面白いのは、例えばまぁなんか色々あって「10年熟成ワインの権利」がいらなくなったとするじゃないですか、その時にこの権利はNFTとして売りに出すことができる訳です。


つまり、今まで“中古”という概念がなかったものに対して、中古品が可能になる。転売できるというのはすごく大きなことだと考えています。


例えばですよ、アイドルと月イチで生電話する権利みたいなのがNFTになったら、そのNFTの流通する価格とかを調べることで、そのアイドルの人気が測ることもできるようになるのではと思います。
 
今までチャンネル登録者数だったりで測っていた“人気”のような目に見えないものが、権利と紐づいたNFTによって測定可能になるという。権利と紐づいたNFTは来年再来年流行っていくんじゃないかなと思っています。僕の会社でも何かそれを事業に活かしていかなくちゃいけないんですけれど……。 

浅利:わかってきた気がします……。実は先日参加したライブチケットが、イベント後にNFTとして記念配布されることがありました。これは普通のライブでいうラバーバンドみたいだなぁって思ったんです。

畠中:いいじゃないですかぁー! 折角ですし、そのNFTをオンサイバーと言うSD空間で飾って楽しんでみてはどうですか? ゆくゆくは色んなフェスでもらったNFTを飾ってライブ記念館みたいなのをオンサイバー上に作るみたいなのは、よくあり得る世界だと思いますよ。まだまだ世の中がそこまで進んでいませんが、実際に飾ってみることで多分何か掴めると思います。

山本:浅利さん、飾ったら記事にしましょうよ。「ど文系がオンサイバーにNFT飾ってみた」。

浅利:ちょっとやってみようかなぁ……。 


3、  正直、全然知識が追いつきません。どう勉強したらいいでしょう……?

画像:https://www.photo-ac.com/ より

山本:実例も交えながらたくさん教えていただいたのですが、毎日新しい情報や新しいテクノロジーが出てきて追いついている気がしません……。どう勉強したものでしょうか?

畠中:やはりweb3業界は移り変わりも早いし、詐欺などのリスクも高ければ、そのリスクに対する補償や対策などのリカバリーもきちっと整備できていません。業界の課題です。そうですね、POL(ポル)って知ってます? 自社でも教材として使っているものなのですが。

山本:初めて聞きました。

畠中:もしご関心あれば、ぜひPOLのカリキュラムを見てみてください。
まぁ、実際NFT買ってみるのが一番覚えますけどね(笑) 暗号資産取引所の口座を開けて、イーサリアム買って、メタマスクに送ってーみたいな。

浅利:習うより慣れろ……って感じですか。

畠中:でも昔に比べて本当に……業界がすごく大きくなってきて、web3業界全体を把握しようとすると1人の人間が追っかけるのはちょっと難しいと、今は思います。でも、実際に使ってみると、一定レベルまで詳しくなれると思いますよ。


> 次回「地方でも十分にやれる。カオスな雪のまち札幌から。」に続く……



 < スパークル株式会社について >
地域に本社を構えるベンチャーキャピタル・プロフェッショナルファームとして、地域の皆様に愛され、世界中の皆様とともに価値をつくりだすことを目指しています。
 
所在地 :宮城県仙台市
代表取締役 :福留秀基
Twitter   :https://twitter.com/Spurcle_tohoku 
Facebook  :https://www.facebook.com/Spurcle.tohoku 


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<インタビューをしたひと>
浅利幸永
山形県出身、福島大学2年


<この記事を書いたひと>
山本理咲
東北大学工学部2年 神奈川県出身 スパークル株式会社にて昨年よりインターンシップに参加し、PR業務を行う 空手道部・プログラミング系サークルに所属し、AIやブロックチェーン技術に興味がある。

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