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麻雀女子が熱狂の収録現場に迫る!プロ雀士とPが二人三脚で創り上げたエンタメ【モンド麻雀プロリーグ「第20回モンド王座決定戦」放送記念】

麻雀とは――

ただのゲーム?賭け事?なんだか難しくて分からない?

ちょっと待った!そんな想像で麻雀を見たことがないとしたらもったいない。
麻雀とは、戦略と心理戦でつかみ取られたひとつの牌が熱狂を生む、究極の頭脳戦と人間ドラマなのだ。

今回は、自宅に全自動雀卓がある入社3年目社員のKさんが、麻雀リーグの最高峰である「モンド王座決定戦」にレポーターとして潜入し、番組プロデューサー・上島さんと対談した様子をご紹介する。


自宅に全自動雀卓がある25歳女性社員・Kさん

入社3年目、麻雀歴4年目。現在はスカパー!の広告業務を担当しています。
まだ大学生のころに今の夫がMリーグを見ていたことをきっかけにルールに興味を持つようになりました!麻雀ははじめましての人とでも、楽しく遊べるところに魅力を感じています。実際に、最近社内の方にお声がけをして麻雀大会を開いたのですが、普段全く関わりのない方と知り合えてとてもいい会になったと感じています。また、麻雀をきっかけに久しぶりに会う友達から連絡が来たこともあり、私にとっては一種のコミュニケーションツールのようなものになっています。

自宅にある全自動雀卓

家に全自動雀卓があるので、普段は家に友人を招いて麻雀をすることが多いです。疲れたらすぐに寝れるのが自宅麻雀の最大の利点です。最近フリーデビューもしまして(はじめましての人と雀荘で麻雀を打つこと)、しかも麻雀好きの人間と結婚してしまったせいで入籍日も市役所→雀荘でフリーで打つ→ディナーという一謎の1日を過ごしました…(笑)

好きな雀士の方は本当にたくさんいるのですが、最近注目しているのは松嶋桃プロです。松嶋プロは日頃Mリーグの実況をされている方なのですが、12月に開催された麻雀最強戦の決勝戦を見て選手として大好きになりました。攻撃型かつ、きちんと打点を作る手組は見ものですし、もし自分がMリーグでチームを作るなら絶対に欲しいと思う選手です。ちなみに夫は村上淳プロの大ファンで、リーチ所作は村上プロの所作を完コピをしています(笑)

<初心者向け>そもそも麻雀とは?

初心者からすると難しそうで、少し敷居が高く感じてしまう麻雀。
一言でいうと「4人のプレイヤーが牌を使って役を作り、得点を争うゲーム」です。

そもそも牌とは、数字がふられた「筒子」「索子」「萬子」と、「風牌」「三元牌」からなる字牌、特別な役割を持つ「ドラ」からなる136枚のタイル。ゲームが始まると、”親”とよばれるゲームを始める人から順番に1人ずつ牌を引いて、不要な牌を捨てていきます。そして手牌(自分の持っている牌)を組み合わせて役(特定の牌の組み合わせ)を作り、完成したら和了(あがり)となります。
各局では、和了したプレイヤーが、作った役の難しさやドラなどの要素によって点数を獲得し、全ての局を終えて最も高い点数を持っているプレイヤーがゲームの勝利者となります。

プレイヤーはあがるまでの速度とあがったときの打点を天秤にかけながら手を進めることになります。早くあがれそうだけど安い、時間はかかるけど高い手が出来そう!という状況判断力が常に試されます。
また、麻雀は押し引きも肝心になってきます。守備型は、大きく失点することは無いが上り回数が少なくなるので加点が少なくなります。逆に攻撃型は、上がれる回数こそ多いかもしれませんが、その分失点も大きくなります。この攻守のバランス感覚こそ麻雀の肝になってくるポイントです。

…と、ここまで色々書きましたが麻雀がここまで愛されるゲームになっているのはやはりどこまで行っても運の要素があるからだと思います。絶望的だった手が高打点の手に仕上がった!欲しい牌がどんどん来る!最後の最後で4位から1位になった!など麻雀は確率を超えた何かが発生するゲームなのです。そこが麻雀のやめられないポイントですね。

モンド麻雀プロリーグ「第20回モンド王座決定戦」現場潜入レポ

モンド王座決定戦の収録現場に潜入していきます。

広い収録スタジオはブラックバックで囲まれ、その中心にプレイヤーとなるプロ雀士たちが座る雀卓が置かれていきます。

歴史あるモンド杯の王座の誕生を見守ってきた雀卓。
今回この雀卓に座るのは、第21回女流モンド杯優勝の川原舞子さん、第24回モンド杯優勝の村上淳さん、第18回名人戦優勝者、そして現王座の白鳥翔さんの4名。王者を懸けた戦いが始まる会場の緊迫感にソワソワしていると、スタッフさんが「ぜひ座って、手に取って触ってみて!」と声をかけてくださいました。

スタジオに麻雀卓しかないという異様な空間のせいで、席に座った瞬間に謎の緊張を感じました。何回か牌をツモらせて、切るという行為をさせて頂いたのですが緊張のあまりその数回のうちに何故か少牌になってしまっていて、この緊張感の中で冷静な判断をし続けられるプロのすごさをあらた改めて思い知りました。

続いて解説者席へ。
ここでは、望月雅継さん、金太賢さん、黒木真生さんらが対局の様子をモニターで見ながら解説をしていきます。

モニターでは真上からの映像、各棋士の手元が見える映像が映し出され、正確な解説をサポート。
手牌の進行状況や戦略を視聴者が理解できるように解説することで、まだ麻雀に詳しくない人でも分かりやすく楽しめるようになります。

普段麻雀を放送で見るときは、手番の選手の牌が数秒映し出されるだけなのでマルチアングルで麻雀を見られる空間は夢のようでした(笑)
なぜ選手が選手がその選択をしたのか、という解説を聞きながら見るのが放送対局の醍醐味です。実際に対局しているプロだけではなくこういった画面を通じて、見えていない情報を届けることで見る側も楽しめる番組が出来ているのだな…と改めて感じました。

雀士と二人三脚で歩んだ27年!番組P・上島さんインタビュー

最後に、Kさんから番組のプロデューサーをの上島さんに、インタビューを敢行しました!

――今Mリーグが話題になっているなかでMONDO TVさんの番組の強みを教えてください。

上島「一番の強みは歴史かな。プロ雀士や技術スタッフと二人三脚で作り上げてきたことですね」

――はじめて放送開始したのは1990年代ですよね。

上島「MONDO TVは1997年からプロ雀士の対局を放送しはじめて、そこから27年以上、プロ雀士の人たちと一緒に番組を作ってきたんですよ。最初はプロ雀士の方もテレビでの対局をしたことがないから『撮影ってなに?』という感じで、普段着だったり来なかったりする人もいて。そんな時代からテレビで面白い麻雀を見せるにはどうしたら良いのか、見た目の意識や対局の見せ方を長年かけて築き上げてきました」

――ありがとうございます。麻雀を放送するというのは見る側からしても革新的だったのかなと思いますが、見る側の変化は感じますか?

上島「最初はファンが定着していなかったんですけど、徐々に視聴者が増えていった感覚ですね。プロ野球のような他のスポーツだと見る文化があるけど、麻雀にはその文化がなかったので。テレビを付けたら麻雀が放送されていてなんとなく見て、そのうちだんだん好きになっていく人が大概ですね」

――私自身いろいろな麻雀対局を見ているのですが、そのなかでもMONDO TVのリーグ戦は”由緒正しきタイトル”だなと思っています。今後MONDO TVのリーグ戦をどのようにしていきたいですか。

上島「まずはこれまで培った歴史や重みを維持していくことですね。昔はMONDO TVでしか放送がなかったので雀士はMONDO TVの王者を目指していたけど、最近ではMリーグをはじめいろいろな対局があるし、露出も増えている。そんな中で、いかにMONDO TVの対局を目指してもらえる番組にできるが今後考えていきたいですね」

――Mリーグは長い期間をかけて戦っていますが、MONDO TVのリーグでは1日の点数状況ですべてが変わるから、打ち方もだいぶ変わってきそうですよね。見ている側からしても「あ、そんな打ち方するんだ」という面白さが確実にあると思うので、これからもすごく楽しみです!
ちなみに、上島さんご自身は麻雀お好きですか?

上島「僕は元々麻雀大好きです。学生時代から仲間内で打ってハマっていって、いつも同じメンバーだと面白くないからと雀荘も行き始めました。あと、レンタルビデオ屋さんで竹書房さんの麻雀最強戦のVHSを借りて、はじめてプロの対局を見て、小島武夫プロのかっこよさに魅了されてハマりましたね。当時東京の雀荘ではプロ雀士が働いていたので、いろいろなプロに会いに行きましたね。それこそ今回出演する村上淳プロは僕が通っていた雀荘にいて、麻雀仲間だったんです(笑)。立場は違うけどずっと一緒に麻雀人生を歩んでいる感覚で、僕はそのくらい麻雀が好きですし、もしこの仕事をしていなかったら僕自身が雀士としてリーグ戦に出ていたかもしれないですね」

――今のプロ雀士の方はタレント性も強い印象があるんですけど、昔はそんな距離感だったんですね。

上島「そうですね、実はこのタレント性は僕がプロデューサーになってからかなり意識したところなんです。番組で雀士の顔が映った時に同じような顔が映っていたら面白みが足りないし分かりづらい。当時の男性のプロ雀士は皆スーツを着ていたんだけど皆同じに見えちゃうから、衣装や髪形を変えるように雀士とも話して、少しずつ変わっていきました。僕が小島武夫プロを見て憧れたように、MONDO TVに出ているプロ雀士を見て憧れてプロ雀士を目指す人がいたら、そうやって歴史を作っていけたら良いなと思います」

――上島さんの思う麻雀の魅力を教えてください。

上島「魅力を数えたらきりがないけど…シンプルにゲームとして面白い。数々の名場面がありますしね。ただゲームとして面白くなるかは運もあるから、プラスαの面白さを私たちが作りたいと思っています。見た目もそうだし、登場するプロ雀士一人一人のストーリーも伝えていけたら面白いと思うので、そこを目指していきたいなと思います」

――ありがとうございました!

「第20回モンド王座決定戦」放送情報

「モンド王座決定戦」は、1年を通して繰り広げられるプロ雀士によるTV対局最高峰のリーグ戦。「女流モンド杯<女性雀士>」「モンド杯<若手男性雀士>」「名人戦<ベテラン男性雀士>」を勝ち抜いた各優勝者が「モンド王座決定戦」に進出し、現王座を加えた4名で年間王座を決定するアツい戦いは見逃せない!

麻雀好きな方はもちろん、まだ初心者だけど気になるという方も、ぜひ番組で麻雀を楽しんではいかがだろうか。

<出場雀士>
・モンド王座22/23:白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)
・第21回女流モンド杯優勝:川原舞子(日本プロ麻雀連盟)
・第24回モンド杯優勝:村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
・第18回名人戦優勝:未定

第1戦(#1) 2月25日(火) 午後11:00
<出場雀士>
・モンド王座22/23:白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)
・第21回女流モンド杯優勝:川原舞子(日本プロ麻雀連盟)
・第24回モンド杯優勝:村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
・第18回名人戦優勝:未定
<ゲスト解説>
望月雅継、金太賢、黒木真生
「モンド麻雀プロリーグ24/25 第20回モンド王座決定戦」

▽スカパー!の放送情報はこちら

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