食べちゃう
小学生の高学年の頃の思い出です。
消しゴムとかスティックのり、鉛筆、ボールペンなど香りのするものが流行った気がします。
消しゴムはいちごやオレンジ、ぶどう、メロンなどの果物、コーヒー、チョコなどのおいしそうな匂いが多かったです。
スティックのりも半透明のピンク色など様々で、いちごの匂いとかしてきれいでおいしそうでした。
鉛筆も木の部分がピンクでいちごの香り、ボールペンもインクがフルーティーな香りがしました。
おいしそうな匂いだったので、どうしても口にしたくなりました。
僕は消しゴムを小さくちぎって口に入れてみました。なんとなく味がするなぁという感じでしたが、匂いと味がマッチするわけではありませんでした。でも、グミのようにして食べてしまいました。
僕は匂いのするものを次々と口にしていました。
ある時、トイレの芳香剤、さわやかサワデーだったかと思いましたが、これもきれいな色付きゼリーのようでおいしそうでしたので、なめてみました。
ウゲェ!ペッペッ!!
なめたことがある人は分かると思いますが、これはものすごく苦かったのです。
強烈でした。こんな見た目と味が全く違う食べ物は初めてでした。
FIN