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掃除の班決めで

小学5年の時の話です。

クラスで掃除の班決めをすることになりました。

その時に男子と女子に完全に分かれて班を作る流れになりました。

クラスのY君が、なんで男子と女子を混ぜて班を作らないのか提案してきました。

Y君は完全に分けて作るのはおかしいし、それならどこにも入らないとまで言い張りました。

それによって、班決めが混乱することになり、クラスで大きな話合いになりました。

もちろん、文句を言ってる人もいました。僕はどっちでもいいけどーハナホジーという感じでしたが、ここまで意地になれるのもすごいなーと感心してました。

結局のところ、班は作り直しで、男子の数人はY君をぼろくそに言ってました。

後で、いじめとかにならなければいいなと思いましたが、大丈夫だったと思います。

しかし、Y君は一人で、今でいったら正論的なことを貫いたのです。

強いなと思いました。

Y君は特に目立つ子ではなく、僕もたまに話したりしたけれど、Y君は特定の友達と仲良くするというタイプではなさそうでした。

でも、一人でも立ち向かえる力ってすごいし、なかなかそういうことはできないと思いました。僕はそうなれそうにないと思いました。

FIN

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