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masakazu
鈍感
中学3年の時に、僕のことを好いてくれてた1年の後輩がいました。
シャイでヒョロガリのダサ男だったこの僕をです。
僕は何かの間違いか、からかいかと思ってしまい、シャイな僕は何もすることができませんでした。
ただ、手紙交換を何度か、その子の友達経由でした記憶があります。
あと、僕の誕生日にプレゼントをくれました。手紙交換の中である曲が好きなんだと書いていたんです。あるアニメのエンディングテーマでした。
ななんと、そのCDを見つけてプレゼントしてくれたのです。
ある意味、手に入れるの難しかったと思います。それなのにそれを見つけてプレゼントしてくれるなんてビックリしました。
でも、僕に手渡ししたいからとその子の友達に言われて、指定された場所に行ったら、その子は動けなくなってしまって、僕のことも見れなくなってしまい、ふさぎ込んでしまいました。
僕は鈍感だったので、何でそんなふさぎ込むことがあるのか、早く手渡ししてくれればいいのにと、周りの目を気にするだけのひどい奴でした。
僕はほんとどうしていいのか分からず、その後も付き合うとかそういう事はありませんでした。
その子の友達経由で、何かをやり取りするというだけの関係でした。
卒業のとき、学ランの第2ボタンをあげて最後、その後はもう何もありませんでした。
今でも、僕はその子に何をしてあげればよかったのかと思ってしまうのです。
ああ、ひどい!
FIN
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