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ReGLOSSは君を肯定する

ホロライブプロダクション所属のReGLOSSというグループは昨年デビューし、今月でちょうど1周年を迎える音楽ユニットです。
私はそのデビューの時から彼女たちを見続け、そしてホロライブの箱推しになって初めて「最推し」と呼べるグループになったのが、この「ReGLOSS」です。

昨年の記事で、ReGLOSS全体の、そしてそれぞれのメンバーの魅力については書いたのですが、1周年を迎えた今、私がなぜこのReGLOSSというグループに特に魅力を感じたのかについて改めて考えると、その答えに「肯定」という言葉が浮かんできました。
彼女たちを見ていると、自分を、相手を、世界を肯定したくなる。
それは、彼女たち5人がそれらを乗り越えながらも、同時に肯定していくという態度によって1年の月日を歩んできたからであり、それが見ている私にまで波及したのではないか、と思っています。
以下は、私が彼女たちによって、肯定されたと思う主に5つの事柄について触れていきたいと思います。

1.個性を肯定する

儒烏風亭らでんは自分の「個性」を曲げず、貫いた人物です。
初配信では能面で一切顔を映さず、「酒・たばこが大好き」とアイドルらしからぬ宣言にくわえ、配信で取りあげるのは「芸術」「科学」「本」と今までのホロライブでは見たことが無い=前例のないテーマばかり。
下記の配信で本人も語っていますが、それを見たリスナーから「なんでホロライブにいるの?」といった言葉が届くこともありました。それでも、自分が好きなことや、信じた道を彼女は進み続け、これまでホロライブで獲得できなかった層にリーチし、美術館での音声ガイドの仕事等、他業界の分野へも進出することが出来ました。
批判がありながらも、自分の個性を曲げずに進むことは想像以上に難しいです。特に、多くのファンがいる「ホロライブ」という事務所で注目される新人である彼女であればなおのこと。
儒烏風亭らでんは、「自分の好きなこと」「己の個性」を信じ続けるカッコよさ・美しさをその生き方で示してくれました。

2.価値を肯定する

音乃瀬奏はReGLOSSのメンバーの中で、唯一海外から日本へやってきた人物です。彼女にとってホロライブプロダクションでの活動は、親元を離れて一人で取り組む初めての「仕事」であり、人一倍未知なるものへの「挑戦」でもあります。
そんな彼女は、下記のマシュマロ配信で「人の価値」について言及しています。「頑張る人こそ価値があるってよく言われるけど、それは違うと思う。頑張らないという選択をした人にも価値がある。自分の価値は自分で決めるもの」
上記は意訳ですが、この年齢でこの答えを出せることに彼女の凄みを感じます。
音乃瀬奏は、自分の価値をまさしく自分で決めて日本にやってきました。ホロライブに合格はしたものの、特に何か実績がある訳ではなく、新たな世界へ飛び込むのは相当勇気のいることだったと思います。
自身の価値を肯定し続けた1年間の配信やその歌声は、多くの人に受け入れられ、私たちに勇気をもたらしてくれました。

3.過去を肯定する

火威青は明るく、ホロメンを含めたくさんの人に愛される面が目立ちますが、その過去はなかなかヘビーです。
自身の容姿や優しい性格によるトラブルは絶えず、それによって傷ついてきた部分もあったかと思います。
それでも、彼女は下記のような自身の過去を語る配信を取りました。
どんな過去があろうと、それを否定したりせず、自分自身の過去を肯定し、それが自分の優しさや人を肯定する態度に結実していると考えられるのは彼女の大きな魅力だと思います。
同時に、火威青はReGLOSSを「肯定」というキーワードで見たとき、その雰囲気を形作っている最も大きい存在であると感じます。
何が起きても前向きな彼女の人生に、今後も多くの人が救われると思います。

4.未来を肯定する

一条莉々華は、つい先日50万人を達成した努力の人物です。
デビュー直後、ReGLOSSが音楽特化ユニットであるのに対して、彼女は自分の歌やダンスに自信がないことを吐露する場面がありました。
そもそも一条莉々華は、生配信の頻度が高く、歌ってみたの動画投稿も他メンバーに比べると少ないので、てっきり「配信メイン」で今後も活動をするのだと勝手に思っていました。
しかし、私がそんな思い違いをしていた頃から彼女の快進撃は始まります。
ボイトレが始まってからは、歌枠を取るたびに大きく成長した歌声を披露してリスナーを驚かせ、目標の為に100日分のショートの歌動画を投稿する根性を見せます。また、ダンスは面白い動きを周りからいじられながらも、レッスンで他のメンバーから、誰よりも練習に励む姿をたびたび暴露されています。
彼女は、自分で信じた未来をつかみ取るための努力をし続けてきました。
そしてそれが、下記の耐久歌枠で達成した目標の50万人達成という形で実ったのです。
「そんなことは無理だ」と否定せず、諦めずに、夢や目標、自分自身の明るい未来を肯定し、突き進む彼女の歩みは今後も留まることはないでしょう。

5.君を肯定する

轟はじめは、ReGLOSSの中で一番クールで、ドライな印象を持つ人物です。
しかしそれは、彼女が冷たい性格だからということではありません。
下記の配信で「はじめを好きで見てくれた人が、配信をきっかけに自分のやりたい事に挑戦するようになってくれたら嬉しい。それに打ち込んで、はじめの配信を見なくなっても、その人の人生が良くなったらそれが嬉しい」(意訳)
と語ったように「他者の肯定」に対してとても意識的な人物だからだと思っています。
「推し活」をしていると、「周りはたくさんグッズを買っているのに自分は買えていない」とか、「配信を全部見なきゃいけないのに見れていない」といった、自己肯定感が低くなってしまう瞬間があります。
そんな君を、轟はじめは肯定します。
その人なりの愛でもって「推し活」をしてくれれば、それで良い、と自分の話もまだし足りないわずかデビュー1か月で、ハッキリと伝えてくれた彼女は、画面の向こうにいる君を誰よりも肯定してくれています。


ReGLOSSがデビューした直後、「なぜホロライブ7期生じゃないんだ」という声が多かったのを覚えています。
彼女たちは、自分たちの存在も、そしてそういう批判の声も否定せず、受け入れながら「自分たちにできること」を模索して、その答えを示すために走り抜けた1年間だったと感じます。
カッコ良くて、面白くて、かわいくて、憧れる、私にとってはどこよりも特別で最高のグループです。
1周年本当におめでとうございます。







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