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あなたの話を、相手は〇割しか聞いていない
もし、皆さんが話したことを、相手が半分しか聞いてくれていないとしたら、どう思いますか?
先日受けた研修のワークで、面白い気づきがありました。
2人ペアで、聞き手と話し手に分かれ、話し手はあるテーマに沿って話をします。
聞き手は話し手の話しを聞き、要約して確認するのですが、もし少しでも違うということがあれば、話し手は遠慮なく「違います」と答えるというものです。
例えば、Aさん(話し手)・Bさん(聞き手)としましょう。
A「私はラーメンが好きなんです」
B「ラーメンが好きなんですね」
A「はい、それで、通勤の時はおいしそうなラーメン屋をいつも探していまして、先週末にも気になっていたラーメン屋に行きました」
B「ネットで見つけたラーメン屋さんに先週行ったんですね」
A「違います」
B「先週末に評判の良いラーメン屋さんに行ったのですね」
A「うーん、違います」
・・・
こんな具合です。
上記の場合、種明かしをしますと、Aさんは車通勤で、通勤経路でおいしそうなラーメン屋さんを車窓から探していたのです。
Aさんにとっては車での通勤が「前提」だった訳です。
それがBさんにとっては電車での通勤が「前提」で、すっかり移動中にスマホ検索等で探していると思い込んでいました。結果、すれ違ったまま話が進んで、「違います」と言われ続けた訳ですね。
こういった話し手が「前提」をすっ飛ばして話すことって、実はよくあって、「話半分」なんて言葉もありますが、実際これ本当らしいんです。
自分なりに図にしてみました。
図のように話し手は伝えたいことの7割しか話していなくて、
聞き手は聞いたことの7割しか理解できてないと言われています。
つまり、話し手の言いたいことは聞き手に半分しか伝わっていないという訳です。
びっくりしませんか?
ちなみに、半分しか伝わってないときいて、私がドキッとして反省したのは、親しい人とのコミュニケーションです。
相手が知っているだろうという「思い込み」で私は相手に説明をはしょって話しがちだし、聞くときも「ながら」で聞いていること多いかも・・・汗
さて、ワークの話に戻りまして。
きちんと伝えるためのコツ、先生から聞いたので書きますね。
① 相手の理解度を確かめる
(目を見て話す、様子を伺う、質問してみる、メモや要約してもらう)
② 前提を疑う
(なんかズレてると思うとき、見えている世界が違うかもしれません)
③ 大事なことは何度も言う
(人は誰でも忘れるもの、知っていて欲しいことは繰り返し伝えよう)
一度話したからわかってるでしょ、わかってよ、なんて思わず、理解度を確かめて、コミュニケーションの省エネはしない。これが最大のポイントでした。
皆さんは、コミュニケーションを大事にできていますか?
コミュニケーションのダイエットは百害あって一利なしかもしれません・・・
相手想いのコミュニケーション、試してミンナハレ!
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