そのイライラ、もしかして・・・
オープンセミナー「ミンナハレ」の、”上司向け”プログラムには、女性に限らず、男性の参加者も多くいらしゃいます。
男性参加者の方から、よくいただく感想が、月経前後の症状について
「こんなに多くの女性が苦しんでいるとは思わなかった」という声です。
専門家によると、月経前後の症状による仕事への影響は想像以上に大きく
”7割の人が、通常の7割以下のパフォーマンスになっている”
という調査結果もあるそうです。
こうした調査結果のインパクトに驚かれた方の多くは「具体的にどんな症状なの?」とさらに関心を持たれます。
・ある時期になると、からだは元気なのに、朝起きたら頭痛がする
・普段気にならないことでもイライラしてしまい、後から自己嫌悪に陥る
・いつもより集中できず、作業効率がさがって、仕事も家事もはかどらない
症状は人によっても様々ですが、頭痛や、腹痛、腰痛、眠気、倦怠感、肌荒れなど、からだの症状。また、イライラ、集中力の低下、情緒不安定、憂鬱、不安など、こころの症状があります。
このような具体例をご紹介すると、「その人の一時の症状を『そういう人』と決めつけてしまっているかも・・・」という感想をいただきました。
他者にとっては、症状の度合いや辛さがわからない分、「怒りっぽい人」「不安定な人」「覇気がない人」と誤解されてしまうこともあるのかもしれません。
その人の気質や性格だと思い込んで接していたけれど、ホルモンバランスによる症状かもしれない。そう考えると、コミュニケーションの取り方も、違うものになるかもしれない。からだの基礎知識講座が、自身を振り返るきっかけにもなっているようです。
「こういう症状が現れる」という知識を持つことが、相手のなんとなく様子が違うことに気づけたり、もしかしたらと考えて少し接し方を変えることを、後押ししてくれるはず。
性別問わずお互いが理解して、想像してみることが、何かをサポートすること以上に、皆が晴れ晴れと働くことにつながるのかもしれません。
正しい知識を持って、もしかしたらと考えてミンナハレ!