社怪人日記
こんちゃ!
ワイです。大分おひさしぶりになりました。
こんな僕も社会人になってしまいました。皆さん覚えてますか。1年くらい前の僕はベストセラーとなった就活聖日記を書いていました。
あのnoteには僕の就活が詰まっていますので、まだ見ていない方はご一読を。
去年あれを読んで笑っていたそこのあなた。そろそろ笑えなくなってるかもしれませんね。
さてさて、今回の記事では、就活聖から社怪人になった僕の4ヶ月を振り返っていきたいと思います。
4月
遂に社怪人になってしまった僕。大学の入学式前日と同じように、ワクワクと不安が入り混じった気持ちで入社式を迎え….たわけがあるかいな。
そこにあるのは絶望と絶望と、そして絶望。
人生の夏休みは終わった。懲役40年が明日からスタートする。もう、平日にアラームをかけずに寝ることはできない。社会の歯車として死んだ顔をして働く日々の繰り返し。
とんでもないBADが入っていた。
鏡に映る見慣れないスーツ姿の自分。しばらくしたらスーツを着ている自分にも慣れてしまうのだろう。
重い足取りで駅に向かう姿はさながら、89分にカウンター対応をするセンターバックのよう寮から駅まで3分なのが救いではある。
ぼーっとしていたら最寄り駅に着いた。オフィスに行ったのは内定式の時だけ。地図を見ながら本社に向かう。
中々着かない。結局15分くらいかかった。既に夏の通勤を想像し大BADが入る。
入社式の内容は覚えていない。偉い人達が長いこと話していた。以上。
その後はお昼ご飯タイム。綺麗めな食堂で同期とランチ。嗚呼キラキラ社怪人。
午後からいよいよ研修スタート。確かグループワークをしましたね。覚えてません。
さあ長々と綴るのもアレなのでここからはダイジェスト行きましょう。
・強制出社事件
入社2日目からテレワークだったワイ社。がしかし。集合寮、いわゆる独居房に住んでいるワイ達はwifiの準備が間に合わず強制出社に。どう考えてもこっちは悪くないのに人事部に詰められかけて台パンしそうだった。
・昼飯RTA
同期と仲良くランチをしていたのもたった1日。逆張りが発動したワイは「わざわざ皆で集まって飯食べる理由なくね?」と考え始める。
その結果、一人でそそくさと食堂に行き、仲睦まじくランチをしている同期を横目に、3分で食事を終えるバケモノ新入社員が誕生。これ、ネタにしていいか怪しいレベルのムーブ。平手友梨奈がやってもギリ怒られそう。
・電子レンジ使用禁止事件
同期と昼飯どころか食堂に行くことすら辞めた僕。独居房で1週間分のお弁当を作り、持っていくようになりました。
冷蔵保存は日持ちしないので、冷凍弁当を会社に持っていくことに。
さあお昼です。見た感じ研修フロアには電子レンジがあるくさい。流石に無言で使うのもよろしくないので、研修担当に一声かける。
「さーせん、電子レンジてつこうてもええですか?」
「むりっ!w」
耳を疑った。え、そもそも使えないのか。てか無理ってなんやねん。
ここでもありえないBADが発生。いじけた僕は絶食で午後の研修に臨むか、凍ったままの弁当をそのまま食ってやるかの二択が頭に浮かんでいた。
んでまあ理由を聞いてみると、「1人に使わせちゃうと皆に使わせないといけなくなるよね。そうなったら混んで大変やねん。」
一見納得できそうだが、そもそも8割の人間は食堂に行っているのでたいしたことはないのである。
そしてワイには「会社のコンビニのレンジで、自宅から持ってきた冷凍の弁当を温める権利」が付与された。
あほしね。コンビニまでは往復6分くらいかかる。食堂まで行くのが面倒だから弁当を持ってきた。その結果が、弁当を温めるためだけに食堂に行くことになるなんて。
そして僕は1ヶ月弱弁当を温めるためだけに食堂に足を運んだ。
・配属発表空気ヒッエヒエ事件
GWも終わりいよいよ配属発表。流石に緊張して眠れません。なんてことはなくこの日も人生に絶望しながら起床。悲しいかな、毎朝7時前に起きて死んだ顔で8時間働くことにも慣れてしまいました。もう大学生には戻れないヨ。
さあ、配属前の講話を聞きます。涙が止まらない。色々なことがありました。
何故かエレベーターが使えず、毎朝5階まで階段を使った日々。
どう考えてもこちらに非はないのに、「独居房の奴らはwifiの準備ができてない無能達やから不安やわ~」とネチられた日々。
お弁当を温めるためだけに食堂まで歩いた日々。
さあ、その日々も終わり。いよいよ働くことになります。
発表方式はそれぞれ名前を呼ばれ、その部署の上長に連れられていく方式。
怖すぎて草
どんどん名前が呼ばれていきます。ワイが気にしているのは配属地のみ。僻地に配属されたらたまったもんじゃない。
さあワイの番です。営業です。はえ~。文系は営業職になる生き物だと思っていたので驚きはありません。しかしひっかかることが。某クソ大手完成車メーカー相手の営業らしい。
え、これ神戸から異動なんか??
まさかの形での異動に涙を禁じ得ません。
神戸にいたいからが会社選びの決め手だったのに….
徐々に血の気が引いていきます。
そんなこんなで配属発表は終了。
ワイ以外は確実に神戸残留です。
どうやらワイも神戸残留の模様。配属される部署のみ神戸にあるらしい。
ひとまず耐えた。がしかし。ここから本格的に仕事をすることになる。
大学生の延長みたいな研修期間は終わりである。
人生への希望を捨て、いざ配属先へ。上長は優しそうで一安心。
その後はとりあえず挨拶回り。誰が誰だか分からないままとりあえず「お願いします」を連呼する。
・突然の会食
配属されて2週間ほど経過。そのうち1週間ほどは部内での研修。まだまだ何が何だか分かっていない。
どうやら、海外の顧客が神戸に来訪するらしい。
中途半端なTOEICの点数のせい?お陰?で会議に同席することに。
何なら議事録を任された。エグい。そもそも日本語ですらまともに議事録を書いたことがない。
まあ拒否権なんざないのでとにかくやるしかない。
そうこうしているとあっという間に会議の時間に。
とにかく死ぬ気で聞こえてきたことをひたすらメモする。うん。無理。
会議は2時間くらい続いた。
もうどうしようもないのでとりあえず先輩に議事を投げる。色々修正要求が入るがよく分からん。
急遽この後の会食にも参加することになったので議事録を放り投げて会社を脱出。
着いたのは野菜系の居酒屋。どうやら顧客の1人がベジタリアンらしい。
さあ人生初会食です。できるならこれが人生最後であって欲しい。
この場で新入社員にできることはただ一つ。そう、酒を飲むこと。
しかも、ワイ社側の参加者3人のうち2人はほぼ酒が飲めない。もう俺に全てがかかっている。
心の中の大学生を呼び覚まし、ビールを流し込む。
相手方は2人。片方は今日飲まないらしい。もう片方は….こりゃ飲むな。
覚悟を固める。ビールを飲み終わると、相手から日本酒の提案。
間髪入れずに「飲みます!!」と返事。心は死んでいる。
いやあ早い早い。開けたら注がれる。
相手が地元の酒を見つけた。勧められて断るわけにもいかず、無心で飲む。相手できるのは俺しかいない。
途中で喉まで酒が戻ってきたがなんとか堪える。ちなみに今日は全然火曜日である。
なんとか耐えた。平日に会食なんてすんなやほんまに。まあ大粗相をすることなく乗り切った。
ちなみに、次の日は会社でめちゃくちゃウトウトしていた。
・大ゲボ事件
今回は会食じゃありません。いわゆる懇親会ですね。
部長が愛知から来るということで開催となりました。
事前に「部長はめちゃくちゃ飲むぞ」と脅されモチベーションが急降下。
選んだ店がハズレていないかだけが心配です。
さあそんなこんんで飲み会スタート。隣にはもちろん本部長がいます。
やばい。周りからビールが消える速度が早すぎる。とりあえずほどほどのペースで進めます。
ビールが終わると日本酒のターンです。
ここら辺からあまり記憶がありません。とにかく日本酒をジャブジャ飲みました。もちろん部長にも飲ませました。お酒の席は無礼講。でもよくよく考えると今日は木曜日。普通に明日も仕事です。
「明日も仕事なんエグいっす~」と嘆いていたら周りの人全員に「いや、今日は金曜日や」と教えられた。日付を疑え。
とにかく訳分からんくらい飲んだ。部長には「明日は這ってでも出勤しろ」と言われた。あったりめえよ。死んでも出勤したんねん。
強い気持ちで帰宅…ではなく何故か2軒目を挟んで帰宅した。
翌朝。絶望的な頭痛と共に起床。帰ってきてからの記憶が無い。スーツは脱いでいた。
起きた瞬間、ありえない吐き気に襲われトイレに全力疾走。トイレが遠いと困る。何とか間に合いタッチダウン。昨日食べたものを全て排出。
部屋に帰還。眼鏡がない。焦る。とにかく探し回るがどこにもない。まさかと思い洗面所へ。あった。やっぱりな。
がしかし。眼鏡のある洗面台に奇妙な色をした液体が詰まっている。
眼鏡をかけ恐る恐る正体を確かめる。全てを察した僕は足早にその場を去った。
さあ出勤しないと行けない。なにしろ昨日「出勤だけは絶対にしろ」と言われた。
先ほど嘔吐したので体は完全にエネルギー不足。流石にまずいと思い朝飯をかきこみます。これがミスでした。
急いで着替え、死にそうな顔で出勤。絶対に道中で吐くと思ったのでゲロ袋を2枚鞄に入れておきました。
最寄り駅までは無事に到達。しかし、悲劇はここから。
会社までの道中で突然の吐き気。恐らく朝飯を食べたせい。
こんなこともあろうかと持ってきていた袋を即座に取り出し朝飯を全て放出。
青白い顔で何とか会社に辿り着きました。ほんで出社してみるとオフィスはガラガラ。ワイの部署で出社しているのはワイ含めて2人。昨日「絶対に出社しろ」と言っていた方々はほぼ在宅でしたとさ。チャンチャン♪
もちろんその日は仕事になりませんでした。
いかがでしたか。1年ほど前は死にたいなんて言っていましたが、今は元気に(?)社会の歯車となっています。
ていうかこの記事書いてると仕事のこと思い出して鬱になったので、社怪人日記は今回で終了です。ご愛読ありがとうございました。日裏先生の次回作にご期待下さい。また次の記事でお会いしましょう。
ばいころまる~