インソールの作製目的と効果まとめ〜足のエッジ(方向づけ)を効かすコツ〜
こんにちは、RYOちゃん(@sprittr7)です🌼
足マガジンを開始し半年以上が経過しますが、こんなにインソールについて掲載されている足部のマガジン、中々ないと思います。笑
でも情報量が増えてくると頭がパンクしますよね。
そこで今回は、インソールの効果や使用目的についてさくっとまとめ、インソール作製時にしている技術の一部をお届けします。
技術というのは、足のエッジ・方向づけです。
インソール作製目的
インソールを作製する目的は、局所的な目的と全身的な目的があると思います。
局所的な目的は、足部に着目した内容になります。除痛、免荷、前方推進力の獲得、足部安定性・剛性・柔軟性の獲得、足部アライメント調整(アーチ含む)。
こうなってしまわないように・・・
全身的な目的は、足部以外の部位の除痛、運動効率の改善、基本動作能力向上、日常生活動作向上、全身アライメント調整。
局所的な目的は足部についての学びから。全身的な目的はアライメント、運動連鎖、筋筋膜連鎖、経絡についてから気付けます(例えばの話、視点を変えたらまだまだあると思います)。
グラインダーを使わずにできるインソール作製方法はこちら▶︎▷▶︎
インソールの効果
効果は、症状から考えるとわかりやすいです。症状の改善(疼痛軽減など)・運動負荷の軽減・パフォーマンス向上・疲労改善・怪我の予防・関節変形予防ですね(こちらも視点をどんどん増やしていくと面白い)。
アーチから症状を分けてみると、以下のように大きく分類できます。今回は慢性障害で例を上げました。
内側縦アーチの低下やアンバランスは、足部・下肢においては内側に沿って症状を出します。扁平足、外脛骨障害、内側シンスプリント、膝関節内側炎など。
外側縦アーチの低下やアンバランスは、足部・下肢においては外側に沿って症状を出します。内反小趾、外側シンスプリント、腸脛靭帯炎など。
横アーチの低下やアンバランスは、足部・下肢においては真ん中に沿って症状を出します。第2・3中足骨疲労骨折、オスグッド、膝蓋腱炎、グローインペインなど。
臨床視点が入ったインソールについて触れてある記事はこちら▶︎▷▶︎
複合的になり外力や環境の影響を受けると、復帰まで時間がかかったり手術適応になる怪我や障害になることもあります。
⚠️インソールは手段であり目的ではない!⚠️
作製時には、このことを常に忘れないようにしています。
その先にあるクライアントや選手の笑顔・生活、
ご家族など周りの方の笑顔・生活を思い浮かべながら作ります。
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