不思議の国? 藤野移住への道 2
2020年2月末、素晴らしい長年の友人の助けがあって、母亡き後の家のことを片付けて、最後に家を売却することにしていた。
不動産関係の素晴らしい人、Uさんが、これで先に引っ越してもらえる?と引っ越し代を貸してくれた。
なんと!
このタイミングで移住の道が開いて、藤野に物件を探すことになった。
Uさんの内なる神様、ありがとうございます。感謝。
この先、最後まで一緒に頑張ります。
さっそく次の日、藤野に行った。
2月末、コロナパンデミック前のまだなんとか動ける頃だった。
藤野に着いて、駅の直ぐ横の「ふじのね」という観光案内所に行ってみた。
とてもアットホームな感じで、同世代下ぐらいのきれいな女性がカウンターに居た。
私「藤野に移住しようと思って物件探しに来たんです。」
ふじのねの女性「私も一年前に来たのよ。藤野って本当にいいところよ〜、みんな優しいしゆったりしてるし、初めての人でも昔から知っている人みたいにすぐ仲良くなっちゃうの。どこか良いお家が見つかるといいわね。」
そんな会話から始まり、私たちもすぐ仲良くなった。
「ご飯食べてもいいかしら?」
「どうぞどうぞ、ここに座ってゆっくり食べてね!
はい、お茶どうぞ。」
ボーダーレスな温かな会話がスムーズにお互いの間を流れた。
気持ちいい〜〜。
「行ってきまーす!」
「いってらっしゃーい!」
ネットに書いてあったのと同じ藤野感覚。
しあわせ〜。
昔と今のいいとこ取りの感じ。
さっそく不動産屋さんへ。
ところが!!!
2件ある不動産屋さんとも2月末で物件が決まってしまっていて門前払い。
大して時間もかからずふじのねに戻った。
私「2件とも物件なかったの。。」
ふじのねさん「そうだったの、残念だわ〜、他の方法もあるから。私は不動産屋さんじゃなくて里まっちで探してもらったのよ。」
と、親切にいろいろ教えてくれた。
あーぁ、藤野じゃなかったのかなぁ〜。。
頭が回らなくなってきて、空を見るでもなくぼーっとしてしまった。
ぼーっとしている間、パラパラとお客さんが来たりして、
観光案内所だけど地元の人たちが電車の待合いに寄ったり話に来たり、情報交換の場所にもなっているみたいだった。
しばらくすると、ふじのねさんがお店に入ってきた女性に、家を探しに来た人がいるんだけどなかったみたいなの、って話してくれている。
私はまだぼーっとしていて、そうなんです、なかったんです、と言った。
そうしたら、その女性が、
「わざわざ藤野に来て何にもないなんて
かわいそうすぎる!
待ってて。
今、私が探してあげるから!」
と、言っていきなりいろんなところへ電話をかけ始めた。
何?何??
なんか、すごい。
これが藤野なのか??
私は彼女の行動とスピードの速さに圧倒された。
続きは、藤野移住への道 3 へ 近いうちにアップします。