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Song of Oct(2020.10.22)

新しく聴いた歌の記憶、などなど。

「コバタツ」という愛称を知ってしまったのである。
小林竜之さん。スマホゲーム「ツイステッドワンダーランド」ではケイト・ダイヤモンドの声をあてている。
先月ゲームを進めていてキャラクターの歌声に接し、中でも吃驚したのがケイトだった。ケイトがお気に入りでもあるから、これから歌うとなると何だか緊張してスマホの画面を見つめた訳だけど、自宅の台所で「ふぇぇ……?」と小さな声を上げてしまったのである。上手い人の歌唱は当たり前のように響きすぎてこっちの頭が「歌が上手い」と認識できない。ただ「ふぇぇ……」と声を漏らしゲームをそのまま続けたのだった。次に歌うのラギーくんだったし。
以来、ゲームのこのエピソードを再生するのがお気に入りで、仕事の昼休みに何度も繰り返し聞いては午後の仕事への英気を養っていた。
そんなある日、ツイッターのTLで見かけたのが小林竜之さんの愛称と歌唱力についてのRTだった。「コバタツ」というカタカナ四文字は私の記憶に残った。そして私は音楽サブスクリプションサービスに入っていたのである。

震えながら検索窓に名前を打ち込んだ。
ずらりと曲名が並んだ。
何から聴けばいいのか分からず、wikipediaでタイアップ曲などの情報を入手し、一日一曲や二曲をダウンロードして自分の知らない曲、聴いたことのない歌声を日に日に増やしていったのである。
その記録。

・Chase for Dream
劇場版イニDの主題歌ということでジャンル的には一番馴染みのあるこの曲からスタート。感想は「すっごくイニDらしい曲」。特に二番の歌詞が好き。主に通勤中に聴いているけれども、検問に引っかかりやすいルートなのでスピードは増しません。歌う時はこんな声でいらっしゃるんだなぁ、と、ケイト・ダイヤモンドの声の人という意識じゃなく聴き入る。

・JOKER KISS!
歌声が流れた瞬間「けーくんだああああ!」と声を上げてしまった。キンプリの曲ということは分かったけど高田馬場ジョージGSとは何ぞや、盛りすぎではないか、とダウンロード時は首をかしげていたけれどGSがゴースト・シンガーの略だと気づいて設定のつらさに泣いた。
いかにもアイドルの曲という感じがする。それは自分の人生に直接かかわってこなかったものだ。違う世界のものとして知らないものとして過ごし続けて、今では、これは自分の為の歌ではないから、と距離を置いてしまうタイプの曲だった。
しばらくは「Chase for Dream」ばかり聴いていたのだけれど、10月からのたばこ税変更に伴い仕事で疲弊しボロボロの心で運転する帰り道、流れてきた歌声に「こんな時の為の高田馬場ジョージだったのか……」と魂から納得した。

・Chase for Dream 夢現Ver.
パッションましましで大好きです! 繰り返します、大好きです!

・Giraギャラティック・タイトロープ
キンプリは一度劇場版を観に行ったので何となく分かるけど、こちらは全く未履修で名前しかしらないプリパラ。
無条件にテンションの上がる曲。最後の「be with you」が何度聴いても慣れず毎回照れてしまうけど、とにかくテンションが上がるので朝の通勤中に流れると元気になる。
実は私刀剣乱舞では愛染国俊さんが好きなので、この曲を聴いた時は「刀種変更した槍の愛染さんが歌ってる……」と呆然としました。

・JOKER JOKER
驚くところが多かった曲。ラップにも驚きました。大和アレクサンダーくんの科白部分を聴くたびに、思春期の子を持つ親は大変だなぁ、と思ってしまう。
とは言え、多分歌詞が一番好きな曲かもしれず、特に「今日の敵は明日も敵」は胸に刻んで征きたい。
高田馬場ジョージのパートの歌詞を聴いていると、ゴースト・シンガーをやっているエイスくんはどんな気持ちでこれを歌っているのか、それこそこんな気持ちを叩きつけているんだろうか、と聴き終えた後は物思いにふける…。「誰のものでもないこのオレ」とか、ほんとどんな気持ちで歌ってるんだ……。ともあれすごく好きな曲です。

・ZERO
一時期耳から離れなくなって他の曲が思い出せずどうしようかと思いました。歌いだしが好きなのかな……。

・夜ト光~Light in the Night
夜の帰り道限定で聴いている曲。運転を邪魔せず気持ちいいまま流して聴ける。

・Go for it!
曲調が一番好きかもしれない。のびのびしていて、明るさが眩しすぎるライトじゃなくて底抜けの青空の明るさで、海岸沿いを走っている時の気持ちのいい巨大な向かい風に吹かれてる気分。風が急に向きを変えてふわっと舞い上がるような部分が後半にあって、鳥肌立っちゃった。

・LOVE MIX
たばこ税変更に伴う精神的ボロボロを救ってくれた曲、その二。
もう聴いてるだけで心地よかった。聴こえてくる歌詞を信じていいのだと、この曲を聴いている間だけは信じることにした。ふかふかの巨大ぬいぐるみにモフられたらこんな感じだろうか……。

・JOY
バラードとは思わずに吃驚し、聴きながら最終的に涙をにじませた曲。これを聴いたのは10月も中旬に入った頃だけど、余波で心がささくれ立っていたから、吃驚するまま素直に聴きこんで、噛み締めるように聴きましたね……。
高田馬場ジョージこんな曲も歌う人物として作品中でも事務所的にも高田馬場本人的にも設定されているのかしら。
これ……私はキンプリを観るべきなのです…?

一曲一曲に思い入れがあるものですねぇ……。

先日Abemaでやっていたツイステの特番は仕事の関係で後半からしか見られなかったのですが、こうそれぞれの曲や歌声を聴いた時の記憶を思い返すにテレビモニタからケイト・ダイヤモンドの声が聞こえてきたら、倒れていたでしょうね、私。
(ちなみに後半では「テレビからラギーくんの声が聞こえる!?」と吃驚して硬直していました。)

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