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ヤバソチャ単デッキの紹介【第5回環境禁止杯 予選4位】

はじめに

先日行われた第5回環境禁止杯@カードラッシュにおいて、ヤバソチャ単デッキで挑み、予選4位で通過できました。
今回はこのヤバソチャ単デッキについて紹介していきます。

追記

カードラッシュ様に、デッキを掲載していただきました!
ありがとうございます!
構築済みデッキは以下から購入頂けます!
https://cardrush.media/pokemon/decks/29272

ヤバソチャex 構築済みデッキ

戦績

予選

先行 ブリジュラスex+ピジョットex 1-0 勝ち(相手タネ切れ)
先行 おつきみピッピ 3-0 勝ち(相手タネ切れ)
先行 マスカーニャex+カースドボム 6-4 勝ち
先行 ジュペッタex+カースドボム 6-2 勝ち
先行 ハイダイバレット 2-6 負け
先行 ヒスイゾロアークVSTAR 6-1 勝ち
5-1で本戦進出!

本戦

先行 ジュペッタex+カースドボム LO負け
予選でも当たったデッキでしたが、先1でのプレミ&後1からのグッズロックに、なすすべもありませんでした。

シティ他も含めて、初の本選進出!いぇ〜い!

デッキリスト

ヤバソチャ単デッキ YxG4xc-WDP6lR-4DD8ca
ヤバソチャ単デッキ
YxG4xc-WDP6lR-4DD8ca

デッキ概要

このデッキはたね~1進化/V進化のexやV主体のデッキには無類の強さを誇ります。
なかよしポフィンも使えるので展開力もそこそこあり、再現性も高めです。
そして何より回していて自分も楽しいし、相手も楽しめるデッキです。

採用カード解説

◎ポケモン

◆ヤバソチャexライン

デッキ名となっているアタッカー

このデッキのメイン&唯一のアタッカーです。ヤバソチャexはデッキ枠の都合上3枚採用です。
トレーナーズやシステムポケモンの力を借りてトラッシュしたエネルギーを使って、ベンチも含めた相手の場のポケモン1体に一気にダメージを与えるという、器用っぽく見えて実は脳筋に近い動きをします。

ヤバソチャデッキと言えば、非エクのヤバソチャ&オーガポンexみどりのめん主体のデッキのほうが有名のため、対戦するとそちらを警戒されることもあります。
このデッキは盤面にエネルギーを貯める手段が手貼りしかないので、非エクのヤバソチャは残念ながら採用できません。その代わり1ターンに出せるダメージは相手の想定を大きく上回り、かつ相手の場のポケモンどこでも狙えます。

このデッキは先行有利ですが、後攻でもたね1枚献上までならば勝ち目があります。
基本はアグロデッキと同様に、サイド2枚を相手より早く取り、ワンパン前提でサイド2‐2の取り合いに持ち込みます。
1ターン目はたねポケモンを展開しつつエネをトラッシュに貯め、2ターン目からはひたすらたね~1進化のVやexをターゲットに、エネが多く貯まりやすい終盤は2進化exも狙って倒していきます。

相手のわざを1回耐えた場合は、まっちゃスプラッシュも織り交ぜます。
トラッシュのエネルギーを温存して、次のターンの大ダメージを狙うような動きをすることや、ポケモン全員のHPを30回復するというわざの効果で、ドラパルトやユキメノコ等のダメカンばらまきを無かったことにすることができます。

逃げるエネルギーが1枚なので、耐えた後に逃げてベンチのヤバソチャexと入れ替えることで、トラッシュに1枚余分にエネルギーを貯めるという動きもできます。
エネルギーを貼る手段は手貼りしかないため、いかに余分にエネルギーをつけて、まっちゃスプラッシュや逃げるための準備をしておけるかが、このデッキの練度が求められるところてす。

チャデスはHP30とHP40を2枚ずつ採用しました。
HP30はベンチ狙撃わざには無敵ですが、特性持ちのためユキメノコのターゲットとなり、また環境禁止杯では登場しませんが、マシマシラにも特性だけで倒されてしまうため、HP40も採用しました。
環境禁止杯だけでいえば、ヒスイゾロアークVのうつろがえりでもHP30が倒されてしまったため、HP40を多めに採用してもよかったかもしれません。
チャデスをいかに切らさずにベンチに出せるかが、このデッキの生命線です。

◆レパルダスライン

最重要システムポケモン

任意の札をトラッシュしつつドローする、このデッキで最重要のシステムポケモンです。
主にトラッシュ対象とするのは、後に登場するザクロです。このポケモンがいないと、トラッシュに十分にエネルギーを貯めることは到底できません。
キルリアのリファインと特性の内容は全く同じですが、キルリアよりもHPが20高いのと、逃げるエネルギーが1枚少ないということで、こちらを採用しています。
また、チョロネコ・レパルダス共に要求エネルギーが無色のみのわざがあるため、最悪縛られてもわざを打てるというメリットがあります。
チョロネコはバリエーションがありますが、確定30ダメを与えられる古代の咆哮バージョンがおすすめです。

◆かがやくゲッコウガ

かがやくポケモン採用数1位

言わずと知れたシステムポケモンの代表格。
エネルギーをトラッシュするデッキといえば、これを採用しない手はありません。ただ、トラッシュできるのがエネルギーのみのため、このデッキではレパルダスよりは重要度は低いです。
最悪倒されても、釣り竿でワンチャン1ターンで復帰できます。

◆マナフィ

なみのヴェ~~ル

チャデスはベンチにいれば無敵なのになぜ?と思うかもしれませんが、主に守りたいのはレパルダスです。
げっこうしゅりけんは耐えますが、げきりゅうポンプやトライフロストを打たれたらひとたまりもないので、保険のため入れています。
ただ、環境禁止杯だけで言えば、結果論不採用でもよかったかもしれません。

◎トレーナーズ

◆ザクロ

最大功労者。トラッシュと手札を行ったり来たり。

このデッキの最重要サポートといっても過言ではありません。
上の効果は一切無視で、下の効果を最大限に活用します。

  1. とりひき・大地の器でザクロをトラッシュ

  2. エネルギー2枚ドロー

  3. 手札のエネルギー2枚をトラッシュし、ザクロを回収

  4. 先頭に戻る

上のザクロループを、毎ターン何回も行います。
ハイパーボールや博士の研究、またザクロをサポートとして使いトラッシュに送ることで、さらに手札をトラッシュすることもできます。

この特殊な動きが、このデッキ最大の見どころです。
ポケモンカードゲームではまず見ませんし、実際対戦した人の約半分は、この動きを面白いと言ってくれました。
採用枚数は2枚です。1枚だと出現率が低いのと、手札に貯まった4枚のエネルギーを一気に捨てたい場面もあるためです。
システムポケモンがレパルダスのため、手札にエネルギーが6枚以上貯まる場面はあまりなく、3枚以上は不要と判断しています。

◆ドロー用サポート

博士の研究、探検家の先導、ゼイユ

通常のサポートは博士の研究、探検家の先導、ゼイユを採用しました。
どれもトラッシュ行為に重きをおきつつ、必要札を十分にドローできるカードです。

ゼイユは先行1ターン目からドローを進められるため採用。終盤は弱いので2枚です。
博士の研究と探検家の先導は2枚ずつの採用です。手札を全てトラッシュして大量ドローができる博士と、必要札を温存して山札からエネルギーをトラッシュできる探検家、どちらもメリットがあるため、ここは最後まで枚数を悩みました。

◆ボール系

なかよしポフィン、ハイパーボール、ハイパーアロマ

なかよしポフィンはたねを全力展開するため4枚採用、ハイパーボールは序盤のかがやくゲッコウガ、中盤以降の1進化ポケモンの展開用にこちらも4枚採用です。
1進化が多いデッキのため、終盤は不要になることを考慮しても安定性を確保するために、ACE SPEC枠を使ってハイパーアロマを採用しました。これを引けると盤面形成が一気に進みます。

◆大地の器

グッズ部門功労No.1

ヤバソチャ単デッキにおけるこのカードの最大の役割は、ダメージソースです。
ザクロをコストにしてエネルギーを2枚引き、引いたエネルギー2枚をトラッシュのザクロと交換することで、そのまま40ダメージに変換できます。
序盤の山圧縮にも有用ですが、序盤に使いすぎると終盤にダメージを上げる手段が減ってしまうため、使うタイミングを見定める必要はあります。

◆ポケギア3.0

第7のサポート

サポートの枚数を増やさずにこちらを採用した理由は、ポケストップからサポートにつなげる可能性があることです。1枚でも十分引っかかってくれます。

◆すごいつりざお

序盤に来ると困るカード第1位

博士の研究やポケストップ等、必要札をトラッシュする機会が多いデッキのため、2枚採用しています。このカードの使うタイミングも練度が求められます。

◎スタジアム

◆ポケストップ

スタジアム随一のトラッシュ枚数を誇る

グッズを手札に加えるのもそうですが、エネルギーやザクロをトラッシュするというとても大事な役割を担っています。
終盤は山札がエネルギーだらけなので、ほぼ確実に60ダメージを稼ぐことができます。

◎エネルギー

基本草エネルギーは18枚採用しています。
1枚手貼りでも悪リザードンをワンパンできるギリギリを見ています。

さらにジェットエネルギーを1枚採用しています。
このデッキのポケモンはすべて逃げるためのエネルギー枚数が1枚のため、基本的には入れ替えカードは不要ですが、コントロール等で縛られてしまった場合や、盤面にエネルギーがなくなり、かつバトル場にシステムポケモンを出されてしまった場合を考慮して(というか実際起こったので)採用しました。
せんじがえしは要求エネルギーが無色1枚なのでこれでもわざが打てますし、ベンチからのまっちゃスプラッシュ急襲もワンチャン狙うことができます。

不採用カード考察

◆ブロロロームライン

ビーダルとは違うのよ

ランブルエンジンはエネルギーをトラッシュしつつドローできる、優秀な特性です。
自分も最初のころはブロロロームとレパルダスを両採用したデッキで回していました。

ブロロロームを不採用にした理由は、逃げるエネルギーが2枚で、かつわざも打てないので縛られやすいのと、レパルダスのみの構築と比べてもトラッシュするエネルギーの総数がほぼ遜色ないと考えたからです。
ただ、最近採用したジェットエネルギーを加えた構築なら再検討してもよいかもしれません。
なおブロロロームを採用するのであれば、ザクロは3枚がおすすめです。
(1回目のランブルエンジンで手札6枚→ザクロ3枚と交換→2回目のランブルエンジンでさらに3枚ドロー)
ブロロンもバリエーションがありますが、HP70で逃げるエネルギー1枚の、ナイトワンダラーバージョン1択です。

ロトムVSTAR

めずらしいVSTAR採用

ロトムVSTARのVSTARパワーへんかんスターは、手札を大量トラッシュできてかつ大量ドローできる、博士の研究の上位互換のような特性です。
もちろん最近大活躍のロトムVも序盤の安定性を高めるのに役立ちます。
ただし、このデッキではこれらの札を持ってくる手段がハイパーボールしかなく、またレパルダスのみだと手札が大量に貯まる場面が少ないため、レパルダスをその分多めに採用したほうがよいという結論に至りました。
ブロロローム採用のデッキであれば活躍するかもしれません。

◆改造ハンマー

このデッキの最大の弱点は、わざの効果を防ぐという効果を持ったカードに弱いことです。(きんしのまもり、スフィアシールド、ミストエネルギー、等々)
ミストエネルギー少数採用のデッキの場合は、このカードが役に立ちます。
最近の環境ではソウブレイズや悪リザードンが挙げられます。
環境禁止杯においてはミストエネルギーの採用は少ないと見て不採用としました。
結果、ミストエネルギーでせんじがえしを防がれることはなかったので、読みが当たったと見ています。

終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
考察ブログは初めて書きましたので、至らない点もあったかと思います。

このデッキはとにかく自分で回すことで、その魅力に取りつかれます。
みなさんもぜひ楽しいヤバソチャ単ライフを!

参考サイト

ヤバソチャ単デッキを構築するにあたり、以下の動画を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。

Tier4チャンネル様
https://www.youtube.com/watch?v=a0orjSjSkcU

もちポケちゃんねる!!様
https://www.youtube.com/watch?v=H97dX_fKCLw

あそビバ!ちゃんねる!様
https://www.youtube.com/watch?v=vjHoNn0yH3g

かわのそばちゃんねる様
https://www.youtube.com/watch?v=5j2AeFc6lVY