磯崎海岸を歩く(石拾いの沼その2)
昨年の今頃、石拾いの沼記事を書いておりました。
あれから1年、太平洋岸他の地域でまた、石拾いをしてきました。今度は茨城県の磯崎海岸です。ここは中生代白亜紀の地層がみられるところで有名なスポットで、ホテルニュー白亜紀の目の前にある海岸です。宿泊するので荷物を預け、階段降りて数分で海に到着。
前回同様、干潮と満潮、日の出、日の入り時刻を事前に下調べ。今度は少しぶ厚い手袋に、ビニール袋を用意。採取しても少しだけなのでそんなに荷物になる予定ではありませぬ。
白亜紀と言えば、恐竜がのっしのっし歩いていた、約1億年前の地表です。異常巻きアンモナイトもここで見つかったとか。
やっぱりすごい迫力です。石ごろごろの海岸で、砂というよりも石と岩、そして海岸も近いです。ここは探鳥も期待できそうで、シノリガモやウミアイサがいるとか。ただ私は地面ばかりを見ていましたので、探鳥の撮果はわずかでした。シノリガモだけ小さいのが撮影出来まして、ほくほく。
実は岩場のところからあまり歩かないままでした。北上すると黒瑪瑙が見つかりやすいスポットがあったのかな? 昨年行った菖蒲沢海岸よりも浜が広いので、歩いていても安心感がありました。
選別。。といっても今回探すの大変でした。そして決めたのがこれ。
カモメ貝が空けたであろう石、黒い玉髄?瑪瑙? 白い玉髄? オレンジ色の玉髄?石英? そして謎の緑色の石(*ハイター漂白したら何の変哲もない普通の色の石になっちゃいました)。ひとつも同定できていませんが、なんとなくいいなと思ったものを。
自宅で煮沸、ハイター消毒後観察してみます。やすりで研磨するとキレイになるのかな? そのまま取っておくほうがいいかな? と興味は尽きません。
海岸散策後は酒列磯前神社へ。幸運の亀さんを見てなぜて、本殿参拝。巳年の限定御朱印もありました。
樹叢(じゅそう)と呼ばれる、タブノキや椿の大木に囲まれた参道です。迫力ありました。
神社を抜けて、比観亭跡から眺めた海。磯崎漁港が見えます。
磯崎海岸散策、神社参拝、比観亭見学込でおよそ2時間。晴れていたので助かりました。結構登り下りあります。
さすが太平洋外海に面していて、野鳥も石も見つけたものは独特の魅力を感じました。海の青い色も深く、来てよかったです。
1年前購入したこの本に掲載されていて、黒い石探しで参照しました。
*アマゾンアソシエイトでご紹介しています。
ついでにご紹介。
私が作って刊行したビーチコーミング採取物(主に貝)の写真集です。