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東京マルイ MEUピストル エアガンレビュー M45 MEU SOC

なんか百週間連続投稿らしいっすよ
単純計算で700日

Q なんで今までMEUピストルのレビューがなかったんですか?
A すでに分解して別の銃になってるからだよ!
同じ理由でナイトウォーリアーやハイキャパ4.3などもレビュー不可状態である
基本的にガバやハイキャパはばらす為に買ってるので…

後述するが中古でリアル刻印ということで購入

スペックはあとで書くと

ピクセル デザートMARPATと弾薬パックをイメージした箱がよい
マガジンに台紙を置いているということは結構新しめのロットだと思われる
自分の新品購入時はなかったので

東京マルイ MEU ピストル
ガスブローバック
おすすめ度
90/100


このテキストデータの作成意義

  1. 施工者不明 刻印加工のみで純正は分解して確認

  2. ガスガンのカスタムコンバット1911の草分け的存在

  3. 現在ではM45A1の大口径ピストン採用機の方が性能がいいが十分に使える良銃

  4. ただしサイトはホワイトドットが入れられていないので使いづらいかもしれない

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3


数値関連

初速

[73.30][73.49][73.17][73.49][73.23]

全体的にガス容量が減るにつれて思いっきり下がるうえ計測日が最高気温11度ガスガンとしては非常に寒い日だったので二発ごとに温めて計っても思いっきり下がっていく状態だった
25発詰めての最高77.08 最低72.23 
慣例的に20発のうちの5発を抜き出しているをやっていることを考えると最初のガス満タンの5発を除けば76.32が最高初速となる 逆に下の方を切ると72.82が最低だった
ただこの安定した5発を含む10発ほどは73台は安定して少しの上下を行っていたので何かしらマガジン側にやれることはあるはず

[74.23][73.91][74.56][74.11][73.85]
色々やったマガジンでの計測
まあ多少安定性は無いが十分に


実銃の簡単な解説とか

1911年にM1911が採用されて1927年にM1911A1として改良され1985年にベレッタ92をM9として採用するまで半世紀以上70年以上の間米軍の将兵の腰のお供として連れ添ってきた

だがベレッタ92は初期のスライドの熱処理に問題があり(実際は許容範囲)海兵隊がSMG用の強装弾の火薬増量とハイグレイン弾頭の高反動に耐え切れず破損する事故が起きた(ぶっちゃけ海兵隊が悪い 同じ7.62x51mmでも狙撃用に調整された弾薬とマシンガン用に調整された弾薬があるような物)

それに対して不審に思いかついまだに.45口径神話に取りつかれた海兵隊員たちは今まで使っていた1911への回帰を求めた
モスボールされていたM1911A1のフレームを使い他のパーツを廃棄して新たなカスタム1911を求めたのだ
因みに米国の法律上拳銃の本体はフレームであり他は付属物にすぎない
そのためほぼ新造されていてもフレームさえ同じであれば名目上はM1911A1を改良し使用し続けているということになる

「改良」に当たり様々な民間カスタムや公的組織のM1911がいろいろと世に広まっていた
特に70~80年代と言えばジェフ・クーパーの現代射撃理論や様々なアフターマーケットが花開いた時期でもある
特に参考にされたのは二つ
まずはロサンゼルス市警が採用して高評価を得ていたキンバーの1911
それを元に試験的に購入したのがいわゆるICQBピストルである
20mmレールを装備していたが結局本採用時にはM1911A1のフレームへの加工の必要性もあったのだろうが結局レールはなくなった

次に参考にされたのはFBIのTRPピストルである
こちらはFBIのコンバットシューティングなどに使用される1911だった
こちらは特に強い影響があり全体的なスタイルとしてはグリップとマグウェルではなく普通のランヤードリング付きのスプリングハウジングを装備したことくらいしか変わらない程に影響を受けている

こうして出来上がったのがMEUピストル 制式名称「M45 MEUSOC」である

MEUは「Marine Expeditionary Unit(海兵遠征部隊)」の略で平時でも洋上で待機しており事が起これば大統領令を受け即座に上陸作戦を開始することが可能な兵科混成上陸部隊である
特に31stMEUは沖縄県に駐屯する部隊で唯一海外に拠点を置くMEUであり第3海兵遠征軍唯一のMEUである
因みに第3海兵遠征軍は沖縄という米国外部隊であるためローテーション勤務であり部隊自体が入れ替わりが激しく常駐部隊も人員が交代していくことが多い

初期型はリアサイトなどもParaUSA GI Eliteのような大型化された板状の物(フロントサイトもドブテール取り付けではない固定式を使用していた)だったりハンマーもリングハンマーだったりとかなり印象が異なる
スライドのセレーションも前部に無いのも中期後期との違いだろう
初期型はウィキペディア(英語版)のトップ画像となっている

中期型と後期型はほとんど見分けがつかないが刻印は数少ないわかりやすいポイント
マルイは後期型の刻印となっている

中期型の時点でM1911A1フレームの在庫がなくなってきたことから「新規に製造」というよくわからない事態となり始めたため普通のA1フレームに汎用フレーム用ビーバーテイルグリップセーフティからグリップセーフティ専用のフレームに更に長めのビーバーテイルセーフティとなっている

そしてM1911の採用から101年 2012年により強力によりレールなどの拡張性を求めて作られたのがCOLT M45A1である…がこちらは完全に予算を新規の拳銃として調達している
その上改良元はMEUピストル(M45)ではなく同じCOLTのRailgunである
細かい点はあるがレールガンから一目でわかるほど大きく違うのは仕上げがつや消し黒のダイヤモンドライクカーボンコートからセラコートのFDEに変更されたことだろう
因みにセラコートは摩耗に対する耐久性不足として最終的にデコボンド(イオンボンド)に変更された
いやセラコートが剥がれるとかどれだけハードな使い方なんだよ…と思いつつもかなり多くのM45A1が塗装剥がれが原因で回収されているのでセラコートは軍用には適さない程度なのかもしれない(例えヤスリのごとき砂漠の砂嵐がー耐えられるわけねえだろうがーと言われてもそれを想定するのが軍用なので…)
イオンボンドの方は耐久性がどうなるかという以前に結局SIGSAUERのM18に更新された

結局M1911の系譜はここで潰えることになったのだ…
多分もう大規模には復活しないだろ…と思いつつも特殊部隊の個人的な装備では結局誰か持ってるやつが大抵いるらしいな

箱に書いてある性能の書き起こし

普段は画像の下に書くが長いのでこっちに

Caliber: .45 Caliber NATO
Weight: Pistol w/empty magazine 2.5 pound
             Pistol w/loaded magazine 3.0 pound
Length: overall length 8.37 inches
             Barrel length 5.03 inches
magazine capacity: 7 rounds
Safety: Ambidextrous thumb safety
Rifling: 1 turn in 16 inches, left-hand spiral
Sight radius: 6.48 inches
Trigger pull: 4.5 to 5.0 pounds

AUGUST 1994
184 005261 00

PACOL 1005-01-370-7353
521083-0014227-17800 00
3952839 142276
Marine Corps Combat Development Center

和訳

口径: .45 口径 NATO(=.45ACP=11.43x21mmNATO)
重量: 空のマガジン付き 2.5 ポンド(約1134g)
装填されたマガジン付き 3.0 ポンド(約1361g)
(訳注:pistol wはウィルソン製マガジンのことだと思われる)
長さ: 全長 8.37インチ(約212.6mm)
バレル長 5.03インチ(約127.8mm)
マガジン容量:7発
安全性: 両利き用(アンビ)サムセーフティ
ライフリング: 16 インチで 1 回転、左螺旋
照準長: 6.48インチ(164.592mm 照準長はF・Rサイトの間隔のこと)
トリガープル: 4.5 ~ 5.0 ポンド(約2041~2268g)

1994 年 8 月
(以降NSNなど なおNSN NOWとかで調べるとちゃんと本物の情報が出ます)


所感

サイトピクチャ

3ドットがついていないモデルを再現しているので少々見辛い印象
実際についてないモデルも存在するのでありえないわけではない

近影

PROFESSIONAL
CAL.45

スプリングフィールドのマークとフロントセレーションで見切れてしまったスプリングフィールドカスタムの文言
左面のProfessional刻印ということから完全に後期型仕様を再現しているのだが後期型新造スライドもなんでこんな見切れやってんだろうなって感じはある(実銃もそうなのでよくわからん)
セレーションをよく見ると刻印の続きがあったりする
フレームは後期型フレームではあるがなぜか刻印は大戦時のM1911A1フレームの再現
再現されているものはレミントンランドの物だと思われる(SF造兵廠牽引マークがない以外はほぼ再現されている)
ある意味では本来のスプリングフィールド造兵廠とそれを買い取り母体としたスプリングフィールドアーモリー社の両方の歴史を見てきたM1911A1の再現と思うと少しエモを感じる

フレームは純正サンドブラストの上から粗目の金属塗料と思われる塗装でざらざらしている
実銃がこういう風にざらざら系の処理をしているかはわからないが金属感は強い

写真だとどう角度を付けてもどうライティングしても刻印が見辛いがスライドストップ指かけ直下にFJAの刻印がある

アウターバレルのチャンバーの刻印は純正
特に増えてない

フロントサイトはドブテール固定式
摩擦での固定の為何度もつけ外ししていると緩くなる
緩くなった場合は瞬間接着剤で底面を太らせるか木工ボンドみたいにプラだと完全に接着できない接着剤を使うとよい
直接接着するのはあまりよくない

ちょっと分解

インナーバレルもパッキンも純正
スプリングなども特に強化されている感じはないしフローティングバルブなども見る限りは変化なしなので内部は完全に純正とみていいだろう

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郭公
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