「グエムル 漢江の怪物」は最高のモンスター映画だ!
「パラサイト 半地下の家族」で一気にスターダムへとのしあがったポン・ジュノ監督。
格差社会をテーマにしながらもしっかりとエンターテインメントにしたてあげ、
米国アカデミー賞作品賞や監督賞などかっさらい話題の中心の彼が手掛けた最初のモンスター映画、「グエムル 漢江の怪物」について感想を書きたいと思います!
概要
日本公開年:2006年
配給:ショーボックス
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、コ・アソン
ストーリ(wikipedia より抜粋)
漢江から突如上陸した黒い両生類のような怪物(グエムル)は、河原の人々を捕食殺害し、露店の男カンドゥ(ソン・ガンホ)の娘、
ヒョンソ(コ・アソン)を捕まえて水中へ消えた。ヒョンソは怪物の巣の下水道から携帯電話で助けを呼ぶ。
一方、在韓米軍は怪物は未知の病原菌を持ち、感染したとみられるカンドゥを捕えようとする。カンドゥと一家はヒョンソを救う為に追われながら怪物を探す。
感想
先にいっておきます。最高でした。
ソンガンホのダメ父具合、だけど憎めない最高のキャラを演じており、
共演にかわいいかわいいペ・ドゥナちゃん。
娘役の、コ・アソンちゃんも最高の演技をしておりました。
始めは父親のだめ男具合、だけど人情あついまるで寅さんのようなキャラが描かれており、
そのままほのぼのとしたまま進むのかと思ったら、なんとすぐにモンスターが登場します。
ハリウッド版のゴジラとかモンスター登場するまでまぁ長く、それまでに飽きちゃったりもするのですが、
本作はそこから違う!やっぱりモンスター映画はモンスターが出てなんぼやろ!
ところで、そのモンスターなぜ生まれてしまったのか。
それは在韓米軍が漢江にホルムアルデヒドを流し込んでしまったため、漢江の生態系に変化を及ぼしてしまったという理由。
あれ、このシチュエーションのモンスター映画なにか思い浮かびませんか?
そう「ゴジラ」です。おそらくですが、ポン・ジュノはそこからもインスピレーションを受けている気がします。
また、そのモンスターの形ですが、これはあくまで個人的にですが、
ジョンカーペンターの「遊星からの物体X」の顔がぱっくり割れるモンスター(まあ遊星からの物体Xについては人間なのですが)
に似ているなと思いました。いろんなモンスター映画からインスピレーションを受けている印象でした。
さらに衝撃のラストが!
ペ・ドゥナがある方法を使って、モンスターに致命的なダメージを与えます。
ここは大笑いかつ、とてつもなくカッコいいいい。
ポン・ジュノ作品ってちゃんとエンタメなんだよなと再実感しました。
家族愛がとか、娘が生きていたのかなど正直どうでもいいです。
単純におもしろかったなぁと。
なんと続編も作られる計画があったそうなのですが、資金面で頓挫してしまったとのことです。
しかし、そこで終わらないのがポン・ジュノ様。
そこで制作したのが、そうです。NETFLIX作品の「オクジャ」です。
これもちょっとテイスト違いますが、モンスター映画ですね。
こちらも超絶面白いので見てください。
ただ、最高のモンスター映画ですと伝えたかっただけでした。
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