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超納得!英文法 時制について考える vol.17

こんばんは、英語学習Springです。


みなさん、時制って聞いたことありますか?


時制って結構重要ですよね。

いつのことを話しているのか、そして動詞の形を決めるために時制は欠かせません。


例えば、現在形はたった今を表しているのではなく、過去・現在・未来を表していると言いました。

現在形について知りたい方は上の記事をどうぞ!

どのについて話しているか?という観点では、

現在形の他に過去形・未来形・現在進行形・過去進行形・未来進行形・現在完了形・過去進行形・未来完了形などがあります。

まだ他にもあるのですが、割愛します。


現在形のついでに過去形について考えましょう。

過去形は現在と切り離された過去の出来事について語る際に使用しますね。

そして、過去形を使う際は動詞の形を変えます。

原形がdoなら過去形はdidにしますよね。

動詞の形を変えるということがキーです。

実は、現在形も、形を変えているんです。

三単現のsとやらです。

doをdoesにしますよね。

英語の場合、現在形の動詞の活用は、主語が三人称単数の時に限られます。(とても楽ですね)


さて、未来形はどうでしょう?

未来形特有の、動詞の形の変え方はありませんよね。

be going toやwillなどを使って未来を表現します。

固有の動詞の活用がないというのがポイントです。

というわけで、未来形はないというように捉えられるわけです。


さてさて、以上の点から現在形と過去形その他の時制に大別されます。

みんなの考えている時制は2種類あるんですね。


では、1つ目の「時制」から考えましょう。

こちらが本来的な時制ですね。

動詞の活用を行う現在形と過去形。

活用を行う動詞こそが事実を表していると考えてください。

例えば、I know him.も、She went to Tokyo.も、(実際に事実かは置いておいて)一般的に事実を表しています。

特に現在形過去・現在・未来の事実を表します。

過去形は過去ある一点の事実です。

未来のことはどうですか?

まだ定かではないですよね。

そしてそして、未来の話は現在時点からの推論・願望に過ぎないわけです。

そこで現在時制を用います。


【現在形】決まっていること
The train leaves Tokyo Station at six.
その電車は6時に東京駅を発車します。

【現在進行形】準備、心理的に進行している
I'm going to Tokyo.
私は東京に行きます。

【be going toを用いて】
It is going to rain soon.
すぐ雨が降りそうですね。

【willを用いて】
I will get it.
(電話など)私が取りますよ。

さて、これらの動詞、助動詞を見てください。

どれも現在形を用いていますね。

これは、あくまで現在からの推測や意志に過ぎないというわけです。

現在完了形はどうでしょう?

I have been to Italy twice.
He has already eaten lunch.

been、eatenという状態を現在持っているというのが現在完了形ですね。

現在から見てどうなのか?という視点が重要です。

過去形についても同じですよね。

進行形にしろ、完了形にしろ、過去のある時点をベースにどうだったのか?

そこに加えて、進行形の意味、完了形の意味が付与されるわけです。

このように考えると時制って2種類しかないと思いませんか?

現在形過去形です。

そこに、進行(開始し、終了していない途中の段階)、完了(行為が完了した結果や状態)という要素を足しているわけです。

これが2つ目の時制で、多くの人が考える時制というわけです。

wilが未来の意味を担うのも、意志を表す助動詞だから、ということ。

ここで私が言いたいのは、動詞の形を変える動詞(あるいは助動詞)に注目すべきということです。

例えば仮定法で、If I were a bird, I could fly in the sky.のように、現在のことなのに過去の時制にずらすのは、実際には起きていないことだから

現在時制を持ってしまうと現在の事実と捉えられてしまいます。

時制を遠ざけることで、非現実を表現できるのではないでしょうか。

まるでパラレルワールドのような。

I'm not a birdだからI can't flyだけど、万が一、I am a birdという選択肢・世界線に行けたなら、I can flyという、別世界での事実を表しているようにもとらえられる。


時制が担うのは、何もだけではないんです。

助動詞を過去形にして使うと丁寧度が上がるのは心理的距離が生まれるからです。

もちろん、事実度が下がるというふうに考えてもいいかもしれませんね。

日本語でも、断定的な言い方は不遜に感じませんか?

「これは○○ですか?」と聞かれた時、

「いえ、これは××です」と答えるより

「いえ、これは××だと思います」と答えた方がどちらかといえば失礼に感じないですよね?


まとめると、狭義の上で時制そのものは現在形と過去形の2種類しかない。

時制は何も時のみを表すものではない。

活用されている動詞や助動詞が時制を持つ。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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