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圧巻。BMSGフェス23のビーファパートを深堀り

*サムネイルの画像はBMSG OfficialのXより引用しています。

前回はBMSGフェス全体のライブレポということで、記憶がフレッシュな内に、特に印象に残った場面をつらつらと書きました。その記事がこちら↓

ちなみに当時の大阪城ホールの現場ならではの空気をなるべく残せるよう、見て聴いて感じたことをありのまま綴ったため、セトリと順序が全くあっておりません。ご勘弁を。

読みにくい部分もあったかとは思いますが、ビーファ推し・BMSGアーティスト推しの方々から「見たよ!」と反響を頂けたのが嬉しかったです。

そして上記noteでも言及していたのですが、今回はBMSG23におけるビーファの圧巻のパフォーマンスについて、当時の現場の記憶をたどりながら丁寧に感想を書こうと思います(ちなみにEAST/WESTの曲やMAZZELとのBE FREE、ブレジェネはビーファパート外だったので省略です)。

やはり筆者はビーファ推しということで、どうしてもフェスの感想に占めるビーファの割合が高くなりすぎそうでしたので別記事にしたという流れ。

BMSGの別アーティスト推しの方でも、フェスを見た方にはうんうんとうなずける内容になっているかと思いますが、ぜひbestyのあなたにこそ共有したいnoteです。

フェスは追っていないという方でも、このレポを見て推しの活躍に思いを馳せてもらえれば筆者としては冥利に尽きます。

前置きが長くなりましたが、セトリに沿ってビーファのステージの記憶に潜ります。


1.まさかのまさか。大穴の最新曲スタート『SOS』

MAZZELの『VIVID』が終わり、ボルテージが高まる会場。残るアーティストはビーファとボスだけだったけど、まぁ次来るのはビーファだよねと。そこまでは筆者含め会場のみんなが分かっていたことでした。

裏を返せばこのとき、「ついに来るぞ…」という緊張感が会場にあったように感じます。現地で思いましたがやっぱりbestyはめっちゃ多いし、他のアーティスト推しでもザストから入っている人は多いと思うので、期待値がめちゃくちゃ高いのが肌感で分かりました。

個人的には、ドカーン!と勢いのある感じでビーファのステージが始まると思っていました。去年(2022年)のフェスの『Brave Generation』とか、ワンマンアリーナツアーBE:1の『BF is…』みたいな。

あとはワンチャン『Mainstream』。まぁツアー控えているのでこれはやらない可能性全然あるなとも思ってました(結局やらなかったしそれはそれで寂しい)。

とか思っていたら、なんか聴き覚えのあるイントロ。というか、効果音というか。

(あ~なんだっけこれ。この低音囁き声みたいなやつ。あれか?SOSのアウトロの?確かにこんな感じだったな。似てる。)

とかは思っていたものの、さすがに1曲目にSOSを持ってくるとは想像すらしていなかったので、ビーファの姿と"S・O・S"のはっきりした声が聴こえたときには混乱と歓びと興奮が入り混じって感情大忙し。

恐らくサムネイルの画像のところがそのシーン。恐らくね。こんな感じの荘厳な雰囲気でした。

歌い出してからしばらくは会場は騒然。そりゃそう、誰もSOSで始まるなんて思ってない。

衣装もここまででちょくちょく出ていた時とは変わっていて、とりあえず印象に残ったことが1つ。リュウヘイのスタイリングが天才。

7人全員かっこいいのは言うまでもないのですが、リュウヘイのスタイリングが個人的にドツボ。白シャツに黒のショーツ。

全体の細かいデザインは肉眼では見えなかったのですが、リュウヘイのスタイルの良さやアンニュイな雰囲気を引き立たせる出で立ちで、30~40mくらい先の彼は最高にキマってました。bestyにもう何万回言われたことか分からんが、「あんたほんとに16歳?」という感じ。

SOSはもちろんフェス前に何度も聴いていましたが、コレオが美しかった。あとから知りましたがKAZ the FIREさんが手がけているそう。今思えば結構しっかり踊ってたもんな~、納得かもという感じ。*KAZ the FIREさんは『Boom Boom Back』のコレオグラファーの一人

『Softly』的な儚さがあり、全体的に高い繊細な曲でありつつも、メンバー7人の曲なのでラップパートも健在。めーっちゃよかった。

コレオの最後、7人が横1列で揃ってこぶしを挙げるようなポーズで終わったのですが、曲中でそこが一番印象的でした。ビーファ、始まるぞ!とワクワク感。歓声も半端なかった。

2.リュ「もう少し触ってっ」客「キャ‐‐‐!!!」『Betrayal Game』

正直ここの印象が強すぎて他に書くことが浮かばない。

1番のサビ、リュウヘイパート。またリュウヘイか、という感じですがあれを見たら仕方ありません。

声出しOKのライブは初めてだったので、ビーファのどの楽曲のどの部分が沸くのかというのは結構楽しみにしていました。ここに関しては予想通り、でもこんなに盛り上がる?っていうくらい沸いてました。

ビトゲのライブパフォーマンス映像はYouTubeでも上がっている(たぶん1stワンマンショーのやつ)ので、いつでもこの部分のリュウヘイは見れます。

多分、あの部分でガチで脈拍上がっているお姉さま方は結構いそう。ラスサビのロングトーンも超綺麗だった。

リュウヘイばっかり言及しているので、ビトゲのお気に入りポイントをもう1つ。それは2番サビ、ソウタの「衝動は身勝手」の後の4カウント後のヒット。細かいけど。

わかりやすいヒットだけでなく振り含めなんですが、ソウタのパフォーマンスは遠くからでもはっきり見える。一人だけ解像度違う?っていう場面が何度もありました。最高にキレていましたね。

3.レオの優しさが滲み出る『Softly』

正直どんな感じでビトゲから繋がったか、あまり覚えていません。SOSとビトゲで既に大忙し…。

そんな中で気づいたら始まっていたSoftly。本当に素敵な楽曲。ビーファの得意とする(?)勢いのある系(SOとかBBBとか)とはまた違った一面が味わえるので、好きな方も多いのではないでしょうか。

痛みとか切なさも感じるSoftlyですが、個人的にレオが光っていました。見出しにも書いていますが、優しさを感じます。あと儚さ。

ジュノマナあたりが綺麗な高音で心地良い歌声を届けてくれたり、リュウヘイがそつなくマイクパフォーマンスをこなしたりするのももちろん見ていて最高に気持ちいいです。が、レオの気持ちの込め方がすごく純粋でいいなぁと思いました。

Softlyって繊細なイメージですが、レオが歌うと正反対の力強さのようなものが垣間見える瞬間があります。「あの日君の震えた背中を」の部分とか。でも曲のテイストに合っていないということは全くない。

あとなんかSoftly歌っているときのレオ、ビジュが一回り美しい。ていうか、BGBのファーストテイクあたりからめちゃくちゃかっこよくなっている気がする。

4.最高に楽しい『Don't Wake Me Up』

書いていく中で思うのですが、全然どこでトークを挟んでいたかとか覚えていません。いやそもそもフェスだからそんなになかったのかも。どうせ配信買うのでそこで細かい流れは確かめてみます。

DWMUはイントロで会場ぶち上がり。ソロ参戦でしたが、ここまで来るのにすでに4時間程度経過。人の目など気にせずみんな手振ったりハンズアップしたりで純粋に楽しかったです。

で、一番の問題シーンが訪れるわけです。

詳しくはもうすでに前回のレポ↓で述べてしまっているのですが、マナトがとんでもないファンサをしてました。

簡潔に述べると、歌詞「傷ついても君がいい」の部分で、約1万5千いる会場からたった1人に向けて指差しで歌っていたわけです。

筆者はラッキーなことに、そのシーンを限りなく近くで見ていました。恐らくマナトの視線の先は筆者の6~8列くらい先。そのあたり一体もう爆発起こっていましたね。

普段はあんな何考えてんのか分からなそうなのにそんな直球のファンサできたんかい…って思いました。指さされた人おめでとう。走馬灯で思い出すだろうな。

5.アコースティックver『Message』

Messageは予想外のアコースティックver。これは映画『BE:the ONE』の最後に彼らがスクリーン上でみせてくれたやつですね。

Messageってすごく素敵で感動的なニュアンスもある一方で、メロディがリズムがしっとりしていないから、しんみりしすぎずハッピーな気持ちになれる感じがします。

センターで横一列、まさに映画でのパフォーマンスと同じ感じで歌っていた7人ですが、そのせいか結束力というか、メンバー個人からの言葉というよりビーファからの歌という印象を受けました。

たしかMessageってビーファからbestyへのラブソングとどっかで聴いたような。その代名詞が聴くたびにしっくりくるな~と感じるのですが、生で聴くとよりストレートに響いて感動しました。

パフォーマンスとして特にどこがよかったかという話をすると2点言及したいことが。

1点目は、ソウタのラップのリズムの取り方が上手い。アコースティックverでよくそんな正確にリズム刻めるなぁと素人ながら感心しました。

2点目はこれもまたソウタなんですが、「世界の果てまで君を探そう」の部分。ハイトーン綺麗すぎ。ソウタ推しでここ好きな人結構多いんじゃないでしょうか?

本当に失礼ながら、ソウタが高いパートを歌うときって、正直言うとやっぱり外さないか心配に思ってしまうことがありまして。

他のメンバーがずっと歌を習っていたり、未経験と主張しながらめちゃくちゃ歌が上手い奴がいたりで、経験値のビハインドを考慮してそう思ってしまっていたのですが、もうそんな心配は必要なかったです。ダンス世界一、歌・ラップ上手い。一流だ。これからどうなるのか…。

話をMessage全体に戻します。"BE:1"のライブ映像がめちゃくちゃ好きなので、スーパーマナトタイムを期待してしまったのですがさすがにそれはなかったです。ワンマン行ったらもう一回見られるかな?

で、締め。ジュノンの「鍵をかけて誓おう」。満足。

6.あ、終わりかぁ…『Bye-Good-Bye』

見出しの通り、イントロが流れた瞬間「あ、ビーファのパートこれで終わりか…もっと見せてほしかった~…」と思いました。結論から言うと全然そんなことはなかったんですけどね。

というのも、アリーナツアーではBGBは完全に締めの曲だったので。まぁテイストがお別れソングなのでそりゃそうなのですが。

BGBの見どころは、サビ「一人じゃない」の後のソウマナのステップ。遠かったので細かい動きがどうだったとかは分からないのですが、例のごとくわちゃわちゃしていました。生で見られてうれしかった。彼らが本当にダンスが好きなのが伝わります。

あとはジュノンのサビ入りのハイキー。聴いていて超絶気持ちい。ストンと耳にダイレクトで届くので、会場で聴くと本当に鳥肌が立ちます。

とにかくBGBのパフォーマンスはみんなが楽しそう。

リアルタイムで見ているときは本気で「あ~ビーファの最後の曲か~もっとやってくれ~」って思っていたのでめちゃくちゃ名残惜しかったです。そんな中始まるのが次のシャニワン。

7.ソウタのバイブ、リョウキの決め台詞『Shining One』

SOのイントロは本当に何回聴いてもワクワクできます。それは会場の皆さんも同じで、イントロ入ってすぐ大きな歓声が上がりました。

とりあえずサビのソウタのバイブレーション。もはや言及するまでもないかと思いますが、もう残像がみえましたね。

BMSGフェス22のSOの映像でもかなりかましていましたが、こういう特別な舞台はいつもよりバイブマシマシな感じがします。

あとダンスブレイクでもやってました。パフォーマンスごとにオリジナリティがあるので、今回はどんなのかなぁと思っていましたが、マナトからパスを受けたと思ったら両手をまっすぐに頭の上で合わせ、「A」みたいなシルエットでバイブ。なんでそれでかっこよくなるの?

あとはリョウキの決め台詞。フェスだしシンプルに「Can you feel it?」かなと思っていましたが、まさかの

「あかん今日何も浮かばんわ」

でした。なんやねんそれ。予想の斜め上すぎるやろ。

ダンスブレイクかましてレオがかっこよくパス出した後だったので超キマっていましたが、さすがに笑い起きていましたね。筆者もさすがに笑いました。

ライブならでは、そしてSOならではでめっちゃいいなと思ったのが、サビ・アウトロの手のフリがみんなでできること。アウトロで会場全体が人差し指挙げていたのめっちゃ感慨深かったです。

8.今回bestyを一番ざわつかせた『Salvia』

筆者もフェス参戦後にXでレポや感想をいろいろ読んだのですが、Salviaは特にたくさんの人が言及していた印象。現地ではなんだか圧倒されすぎていたので記憶が曖昧ですが、確かにとんでもなかった。

どこかと言えば一つ、やはりリュウヘイの歌い出し。

みんなで声を出してわいわいしたり、飛び跳ねたりノったりという曲ではないし、そもそも初パフォ?なので、イントロからお客さんたちは静かに聴いていました。が、リュウヘイの歌い出しが一瞬で空気を切り裂きました。

なんだろう、リュウヘイの声が細くてまっすぐな線になってみんなの耳に直接届けられているような、そんな感じ。

もちろん後から映像が出て、きれいなカメラワークであれを見るのも当然いいけど、あの感覚は現地ならではのものだったなと感じます。じわじわと聴けて良かったという気持ちが湧いてきているのがこのSalviaかも。

リュウヘイだけじゃなくて、メンバー全員の力強さもすごく伝わりました。儚さもあって、言い表すなら「青い炎」って感じ。

なんかありきたりな表現すぎてもう誰かこう例えていそうですが、とにかく内に秘めた強さ的なものをそれぞれの歌声から見出せたかなと。

シュントの「君をただ追って」から始まるラスサビまでの繋がりも超よかったな。もう一回見たいなぁ。*YouTube公開されましたね。相当反響あったんだな。

表現が適切ではないですが、正直Mainstreamが出る前のつなぎの曲のような感覚で捉えていたので、完全に足元をすくわれました。すみません。

9.正直リョウキの寝ころびを見れたのが一番嬉しい『Spin!』

Softlyやったのでやらないことはないだろうとは思っていましたが、いざ聴けると嬉しいもんです。

3人が醸し出すあのダークな感じ、やっぱSpin以外にはまだないので最高でした。特にシュントに関しては『MF』もリリースされて、その可能性に恐れおののきます。あの天性の声、まじでかっこいい。

シュント推しがギャップにやられるのもわかる。

当然3人ともラップ上手くて、とくにソウタの「周回で遅れてるのに~」のところ、素人目ながらもスキルどんどん上がっているなぁという印象。ただ早いラップだからすごいんじゃなくて、強弱の付け方とか…細かい技術までは分かりませんが、完全にラッパーじゃん、と思いました。

で、お待ちかねのリョウキパート。

ここのパフォーマンスって何でもありなん???

相変わらず彼は寝ながらラップしていました。なぜその態勢で声出せる?なぜその態勢でかっこいい?いろんな疑問が飛び交いましたが、とりあえずあれが見られたのでSpinは大満足でした。

例のごとく次はMove Onかと思っていましたが…。

10.シュントの曲やん。『Milli-Billi』

ミリビリです。まぁもうミリビリに関してはシュントの「スーっ」がすごかった、と言わざるを得ません。

声出しが解禁されたステージでのミリビリを見たことがなかったので、シュントのここでどれだけ沸くんだろうと楽しみにしていたのですが、想像の倍沸いてました。ナメてました。

Spinももちろんそうですが、ミリビリもとにかくシュントの声が映えること映えること。あのビートとシュントの声がとにかく相性抜群。

初めてミリビリを聴いたとき、「あ、これシュントの曲じゃん」と感じたのですが、あながち間違いではないのではないかと今でも思っています。

で、今回はストンプあるのかな?てかあってくれよ…?と思っていましたがやはり期待は裏切らない。生で見るストンプ、迫力がとんでもない。

もちろん会場のボルテージが高まって沸くんですが、個人的にはあのストンプで所々静まるタイミングがめっちゃ好きなんです。「全員がそこだけを見ている感」があって。いやずっとそうではあるんだけど。

あとストンプパートのクラップできない。むずい。練習しときます。

11.改めてよく歌いながらそんな踊れるな『Boom Boom Back』

BBBは2023年筆者が一番聴いた曲です。急に私情。

見出しの通りで、よくこんなの踊りながら歌えるな、という印象が一番強かったです。分かってはいるつもりでしたが、生で見るとコレオの激しさがより伝わります。

みんな大好き2番サビのコレオ。やっぱソウタに目が行きます。超かっこいい。

あとは最後のジュノンの「And you'd better watch your back」のハイトーン。あれ見るたびにヤバい。でも2パターンあって、最近は1オク下げ?のことが多いような気が。

今回のパフォーマンスでは後者でしたが、あのジュノンの必死な感じがめちゃくちゃイケてる。

最終的に締めとなったBBBでしたが、今年一番かましたであろう曲(Mainstream出たけど)で締めてくれて個人的には大満足でした。

まとめ:圧巻という言葉がよく似合う。最高のステージでした

ビーファのステージ、そしてそのBMSGのポジション的な部分を含めた感想だけ最後にまとめます。

今回のビーファのパフォーマンスで思ったのは、「BE:FIRSTがBMSGの軸になっている」ということ。

もちろんBMSGという事務所の中で、変な序列はないだろうし、本人たちもそんな格付けは意識していないと思う。もちろん筆者も上下があるとは思っていません。

が、今回のステージは本当に大げさではなくアーティストとして完成されていたような印象を受けました。これがないBMSGはあり得ないという、ありきたりではありますがそれ以上でもそれ以下でもないストレートな印象。

一人一人のスキルが上がっているのは当然かもしれませんが、いわゆる"風格"ってこういうことを言うんだなという感じ。

しかし反面、寂しさを感じたポイントも一点。それは明らかなパフォーマンス慣れ。みんなめちゃくちゃ堂々としていて、もちろん絶対にそれはいいことなのですが、個人的には去年の"新人感"みたいなビーファも好きでした。

が、それはそれで過去映像で見ればいい話。本音はというと、去年のフェスから1年でここまで飛躍したビーファに恐れおののいています

そしてさらにここからアリーナツアーを迎え、近いうちにドームに立ち、その先はどうなってしまうんだという期待しかありません。


さて、あまりにも長くなりすぎたので締めます。

ここまで読んでくださった方、正直いらっしゃるかどうかわからないのですが、もしいらっしゃったら心から御礼申し上げます。こんな長くてまとまりもないレポートを見て下さって本当にうれしいです。

またライブに参戦したら書き残します。

それでは、改めてここまでお付き合いいただきありがとうございました。


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