月組公演『赤と黒』
月組『赤と黒』のDVDが発売されましたね❤️🖤 今年観劇して大好きになった作品で、円盤化を首を長くして待っていたのでさっそく購入しました!今回は『赤と黒』の感想を語らせて頂きたいと思います…!!笑(ちなみに、観劇直後に感情の赴くままメモしたものをまとめて、それにDVDを見てから思ったことを付け加えました。)
と、その前に!!
じつは私、観劇する前は、(これ、せっかくのたま様の魅力が出ないんじゃ…)と思っていたんですよ…。
ところが!!
一幕終了後には「これはハマり役!!」と心の中で大声で叫んでおりました…。ナウオンを見た時、たま様のジュリアン像解釈が素晴らしいなぁと思ったのですが、そのためなのか…。それとも持ち味が合っていたのか…。分からないのですが、とにかくたま様ジュリアンは最高でした!!!(雑) 一幕では彼の恋人に、二幕では彼の母親になりたい!!という心境になりましたね…。笑
では、これから感想をバーッと述べていきます。
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原作のスタンダール『赤と黒』は小学生の頃に読んだはずなのですが、完全に忘れてしまっていて…笑 まっさらな気持ちで観劇しました。
先に大雑把な感想から。
やっぱり月組は皆さま安定してお芝居上手で、「久しぶりにすごい芝居を見た!」と思いました。
たま様演じる主人公・ジュリアンの人生を体験できたような気分になり、特にラストシーンでは心を揺さぶられ、終演直後は席から立てませんでした。
また、IAFAの時にはわからなかった、たま様とれいこさんの相性の良さを感じました。おふたりの親友ものをまた見てみたいなあ…✨
では、細かい感想に移ります。(内容のネタバレがあるので、未見の方はお気をつけ下さい!)
最初、「赤と黒〜♪」という有名な曲が流れて、たま様、さくらちゃん、珠李ちゃんが登場したときはテンションがあがりました…!!重厚な雰囲気が最高でした…✨
主人公ジュリアンですが、公式サイトに『野望に燃える』青年とあり、そのイメージで見たものの…。
実際に見てみると、彼は野心家というよりは、育った環境から劣等感を抱き屈折した面を持ちつつも向上心があり純粋な青年、という印象を受けました。彼は生きることは幸せになること、幸せとは富・名声・恋、と語っており、その全てを正攻法で得ようとしていたのが、他の野心的なキャラクターと違うなあと。そしてそこがたま様にお似合いなところなのではないかなと思っています…!ただ、それを尽く嫉妬によって妨害されていくのが、見ていて苦しかったです。嫉妬は怖い…。
彼は処刑される前になってやっと自分が真に欲していたのは愛であると気づき、愛されている喜びの中で死んでいって…。やるせないというか、寂しい青年だったのだな、という思いで見守ってしまいました。
…と色々書きましたが、フィナーレで全てを持っていかれました…笑笑 れいこさんがひとりで出てきた時に一気に世界観が変わってわくわくしました✨ あと、やはりヤンさんの振り付けはかっこいい!たま様&月城さんの友情を表現したようなダンス、王道の男役群舞など…。余裕のある感じも最高です!
一転して、デュエットダンスでは主演のお二人共役に戻ったかのような振りで、すっかり忘れていた芝居の余韻を感じました。
そしてそしてエトワールの白河りりさん、高音が綺麗で素敵でした!!!!
本当に最初から最後まで大満足の公演でした!!
赤と黒カンパニーの皆様、ありがとうございます。
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