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森、道、市場の代替案を考える
皆さんは「森、道、市場」という野外イベントをご存じでしょうか。森、道、市場とは、愛知県三河地方で年に1回開催される、いわゆる野外フェスです。アーティストのライブだけでなく、食、自然、作品などとも関わることによって、それらと自分とのちょうど良い距離感を発見することを目的とした、地域、時代、ジャンルにとらわれない未知の発見と体験ができる素晴らしいイベント。
皆さんは「森、道、市場」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。枝にみずみずしい葉をつけた木々、その中の人が1人通れるくらいの幅しかない狭い道、抜けた先にある様々な人間の営み。そんな美しい光景を思い浮かべる人も多いでしょう。逆に、ただの言葉の羅列でしょと思う、サイコパス野郎もいるかもしれません。
確かに、言葉というのは私たちの身の回りの物事を体系的に理解するために作られたでっちあげの記号にすぎない。しかしながら、私たちは言葉の羅列の奥に意味を見出すことができる。フェルナン・ド・ソシュールは、言葉によって世界が分割され、成り立っているのだと述べました。私たちの世界は言葉によって細分化され...
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え?
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ゾウ?なんで?
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ギャーーーー!!!!!!!!
すみません、御託嫌いのゾウに怒られてしまいました。ゾウは怒ると怖いですからね。
哲学クンじみた御託は一旦抜きにしましょう。「森、道、市場」と皆さんが聞いて、全員が最初に思い浮かべることはこれです。これを思わない人は反省してください。
名前カッケ〜。
これです。参加アーティストとか、出展ブースとか、そんなものはどうでもいい。そんなことが気になる人は、この記事を読むのをやめて現地へ行き、リルソフトテニスを聴きながらクラフトビールでも啜っていてください。
とにかく名前が最高。この一点につきます。3つの単語の組み合わせ、響き、長さ、全てにおいて完璧です。しかし、平家物語にもあるように、権力のあるものは必ず滅びます。自然を流れる悠久の時間の中では、人間の存在など非常にちっぽけなものです。そもそも、私たちは自然から生まれ、自然へと死んでいきます。有名な哲学者のデモクリト
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ウワーーーーーー!!!!!!
すみません、またゾウに怒られてしまいました。
つまるところ、素晴らしいものにもいつか終わりが来てしまう。「森、道、市場」もやがてその素晴らしさを忘れられ、滅んでしまう可能性があるわけです。その予兆は確かに存在しており、若者は「森、道、市場」を「もりみち」と略して呼んでいます。言葉はつぎつぎに死んでいき(今、amazarashiみたいでしたね)「森、道、市場」が「おぢ、道、ぺこーら」に変えられてしまう日も近い。それだけは避けなければいけません。
ということで今回は、「森、道、市場」の代替案を考えます。
しかし、私のお粗末なセンスでは「森、道、市場」に代わるタイトルなど、たとえ地球がひっくり返っても、たとえ地球が太陽の周りを回っても思いつけない。そこで、今回は3つの単語をランダムに生成するサイトを使い、「森、道、市場」の代替案を考えたいと思います。
さあ、行ってみよう!
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最高。
どこかノスタルジックな原風景を思い出します。さらに、フェスのコンセプトの1つである自然も感じることができる。「教室」の後に「天井」というワードが来ることによって、誰かに抑圧されているような閉塞感があり、それを「庭」という語が美しく相殺している。どこか示唆的な雰囲気もありますね。これもうほぼ互角なんじゃないか?いいぞ!この調子!
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ん?
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あれ?
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おい
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ただの丸メガネだろそれ。
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日曜日はもっと有意義なことしろよ。
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斬新だったらなんでもいい訳じゃないぞ。
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炒飯祭りで一体何が...
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そんなことしちゃダメ。
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思春期の坊主?
全然ダメだ。もう次で最後にします。
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というわけで、来年からの「森、道、市場」は、「もぐら、ありがとう、サラダ」になりました!みなさんもいろいろなものの代替案を考えてみては?
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おまけ
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不穏すぎる。