![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104769292/rectangle_large_type_2_ea8e4494420558074f67daf070f6281e.jpeg?width=1200)
国立国会図書館の使い方
あらすじ
私はピギーズの過去のライブ情報を全て探し出すという人類においての重要プロジェクトを担っている。
ピギーズの活動期間は1996年1月から2001年2月。そのために、該当期間のパンクロックのライブ情報が掲載されている雑誌、DOLL・インディーズマガジン・EAT MAGAZINEを買い集め、ライブ情報を探し続けている。
そんな折、THE WIMPY'Sのヒロッキャさんからこんなアドバイスをもらった。
昔のDollちゃって週刊ぴあ買えばええやん!
— thewimpys (@thewimpys) November 8, 2022
「週刊ぴあ」なんて存在を知らなかった私にとっては目から鱗だった。
早速「週刊ぴあ」探しの旅に出た私。
![](https://assets.st-note.com/img/1683275774381-hcsjpCa5jx.jpg?width=1200)
ロッキャさんが教えてくれた「週刊ぴあ」
— YUKi SP (@sp_records) November 13, 2022
関西のライブハウスとかは載ってないけど都内のライブハウス情報めちゃ載っててピギーズ発見してしまった。
ついでに新宿JAMの熱いライブも。 pic.twitter.com/qJtOpWtDo7
ぴあ関西版を買ってみたのですがピギーズに関わる重要ライブハウス情報全部載っててヤバい。ヤバいてほんまに。
— YUKi SP (@sp_records) February 3, 2023
私、1996.01〜2002.2までのぴあ関西版を集めます。これが間違いなくゴールへの道。
激イバラの道なので、誰か古本屋さんとかで見つけたら私のために確保しといてください!!!! pic.twitter.com/GF6aHMV77f
そこには私が求めていた情報が詰まっていた。
しかし調査を進めると、週刊ぴあは
・毎週発行(とんでもない号数が存在している)
・また地域によって発行がある(関東版や関西版)
・現存数が少ない(メルカリなどでもほぼ手に入れることが出来ない)
というとんでもない障壁があった。さすがに無理そうな気がする。
そんな折、アイダホさんがアドバイスをくれた。
国立国会図書館で読めないんですかね
— MODEL.T (@IDAHO_MODEL_T) February 3, 2023
「国立国会図書館」なんて存在を知らなかった私にとっては目から鱗だった。
行動力だけは人一倍の私。早速調査を進める。
そもそも国立国会図書館とは。
国立国会図書館(こくりつこっかいとしょかん、英: National Diet Library)は、日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館である。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館である。設置根拠は国会法第130条および国立国会図書館法第1条。
日本国民である私は奉仕される権利がある。私はこのために今まで税金を支払ってきたと確信した。
遠隔複写サービス
国立国会図書館は足を運んで見ることも出来る模様。だが私は島根在住。
そんな時でも「遠隔複写サービス」というものがある。
インターネットで依頼をして、複写してもらって、データで送ってもらったり、郵送してもらう、というサービスである。
国民の義務の一つである納税を行ってきた日本国民の私には、これを最大限利用する権利がある。義務を果たしてから権利を主張するというのは至極当然のことである。
この遠隔複写サービス、初見では若干わかり辛い点があるので、今後私のように何かのバンドのライブ情報を過去の文献から探し出そうとする方が現れ、行き詰った時に、何かの助けになればという思いから、ここに記しておく。
国立国会図書館への利用者登録
サイトにアクセス。
そしてサービスを利用するためにまずは利用者情報を行う。
登録には本人確認資料(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要。
記載の指示に従ってアップロードして、登録を申請する。
問題が無ければ、数日程度で登録完了のお知らせがメールで届く。
本人確認資料の不備があった場合でもメールでお知らせが来る(私は免許証の裏面を送るのを忘れていたので一度登録弾かれた)
蔵書の検索
無事に利用者登録が完了したら、国立国会図書館で探したい書籍を検索する。
![](https://assets.st-note.com/img/1683277016307-QWHkF3jKDY.png?width=1200)
今回は例として「ぴあ関西版」を検索。
![](https://assets.st-note.com/img/1683277118462-MLrDG1gODp.png?width=1200)
「ぴあ関西版」を検索した画面。
欠番があった場合などはここに記載される模様。
遠隔複写サービスの申込
![](https://assets.st-note.com/img/1683277234474-Xi78o0VLq8.png?width=1200)
そして遠隔複写をしたい雑誌を探し出す。
初見では下記の表記が非常にわかり辛い。仕組みを理解していないと無駄な時間を使ってしまうことになるので要注意である。
14(21) (通号 344)-14(23) (通号 346)
これは国立国会図書館の蔵書の保管方法を理解しておく必要がある。
国立国会図書館では、雑誌は裁断して、まとめて保存しているのだそう。
全ての蔵書がそうなのかはわからないが、少なくても「ぴあ関西版」はそのようである。裁断→パンチ穴開ける→紐で綴じる、を行い保管されているとのこと。
つまりこの表記は、
344号から346号までをまとめて綴じて保存してますよ
ということ。
遠隔複写の申込をする際に、ここが重要になってくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1683277628411-J8P1lOecmy.png?width=1200)
遠隔複写の申込画面。
「記事・論文名」に複写をして欲しい記事(今回ならライブ・クラブスケジュール)と記載。これでスタッフの方が何ページかを特定してくれるという素晴らしい仕組み。
この「記事名」は、私はぴあ関西版を1冊原本を手に入れたから正しく指示が出来るのである。
適当だったり、あやふやな記述をした場合、高い確率で謝絶される。
そして「巻号・ページ」という欄。
ここが前述の「複数の号数をまとめて綴じて保存している」場合には、何号の複写をして欲しいのかを明確に記載する必要がある。
今回の場合だと「344号から346号をまとめて綴じて保存している」なので、344-346号の記事が欲しい場合は、344号、345号、346号と3つに分けて申し込む必要がある。
ここを理解していないと、国立国会図書館サイドで何を複写してほしいのかが特定出来ず、謝絶や確認の連絡が来ることになる。
申し込みから謝絶の連絡が来るまで1週間以上はかかるため、時間を無駄にしないためにも上記を理解しておいていただきたい。
お察しいただけるかと思うが、私ははじめての申込で全く理解していなかったので、見事に謝絶され、国立国会図書館の方から説明の電話がかかってきた。少しでも先方の手間を無くすため、また自分自身の時間や手間を無駄にしないためにぜひここは理解していただきたい。
実際に遠隔複写が届く
![](https://assets.st-note.com/img/1683278101704-367cZsYhiX.jpg)
申し込みから2週間ほど。こんな感じで普通郵便で届く。
謝絶問題があったり、連休中であったこともあるので、申し込みから届くまでが実際に何日かかるのかは不明だが、時間はかかるのは間違いないので、余裕を持って申し込もう。
![](https://assets.st-note.com/img/1683278249335-7aBTismCeC.jpg?width=1200)
こんな感じで届く。明らかに人の手が入っているこの作業に胸が熱くなる。心から感謝。
![](https://assets.st-note.com/img/1683278310979-z7xKtcACds.jpg)
各複写にはこのようなしおりみたいなのが付いている。なので、たくさんの記事をまとめて依頼した場合でも「どれがどれかわからなくなる」事もなく、安全である。
そしてこの「綴じ部分が不鮮明」の件。これは前述のように「複数の号数をまとめて綴じて保存している」ために、めいっぱい開いても綴じ部分がどうしても膨らむために起きてしまう現象。これも理解しておく必要がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1683278439305-8f8dW1aIeX.jpg)
実際の「綴じ部分」の様子。
想像よりしっかり映っているので、私にとっては大きな問題にはならなそう。実際の雑誌の場合は綴じ部分が見えなかったら力を入れてめくったり角度を変えれば何とか見ることは出来るが、この場合は見れないので、超重要情報が載っていた場合は足を運んで確認をした方がよさそうである。
以上、数々の有志の方に教えてもらった情報から辿り着いた「探している雑誌の国立国会図書館での複写」
一人では到底辿り着けなかった境地。
皆さんも良き国立国会図書館ライフを。