旅路のしおり その14
•皇帝のデッキが今ここに!
旅路で付与されるパワーに〈皇帝の下賜品〉というものがあります。
この〈皇帝の下賜品〉というパワーは強力ですが、そのの強さは他のパワーに比べて少し異質だと思います。以下ではその強みや性質を書いていきます。
その1:皇帝の瑞兆
皇帝のデッキは強力なカードで構成されています。
〈皇帝の近衛兵〉や〈ゆらめく蜃気楼〉などのカードが並ぶ中、1番活躍頻度が多いと感じるのが〈皇帝の瑞兆〉です。
現在のルーンテラではカードを2枚引くドローソースは5、6コストが一般的です。
〈問と答え〉や〈賭けの時間だ〉を踏まえれば、2枚ドローという出力には3コストの入力が対応し、それに「5コスト以上」という設計上の縛りが見てとれます。
対して〈皇帝の瑞兆〉は2コストで2枚ドローが可能で、さらに「5コスト以上」という縛りもありません。
このカードを使用した同ターン中に動くことができる点で通常のドロソと一線を画しています。
このカードはショップでも最優先で買うほど強力であり、このパワーの評価を高めている要因にもなっているのです。
その2:役割の付与
このパワーはスペルに付与されますが、もちろん付与されたカードは試合中に使う価値が高まります。
これは実質トップの強化であり、デッキ圧縮に共通する利点をもたらしてくれます。
ただし、あくまで皇帝のデッキのカードを加えるのが目的なので、低コストカードに付与するのが望ましいです!
また、デッキ内でカードパワーが高いカードの種類を増やすことで、バトルリワードでデッキを強化する効率も向上します。確かにランダム性も高いですが、思ったよりうまく行くのでぜひ体感して欲しく思います。
皇帝のデッキはシュリーマ単を握らない限りなかなか使う機会がないので、旅路を通して触ってみてはいかがでしょうか?
•マジの力水
〈ノラのお茶〉はコモンパワーの中でも非常に強力です。唯一といえるほどの欠点であった初手フリーズバグも修正された今、このパワーは完全に取り得です。
このパワーの強さも解説したいと思います。
その1:攻守の両面強化
このゲームの性質上、特別な場合を除いて盤面は6面埋める方が強力です。
盤面の数が相手より多ければ、横抜けで攻撃を通すこともできますし、不要な味方をブロックさせてネクサスを守ることもできます。
そしてこの強さに制約をかけているのがリソースであり、リソースの許す範囲で味方を犠牲にした攻守を行うのがこの戦略の本質です。
それを踏まえてこのパワーを見ると、リソース消費なしで1枚味方を召喚するのがどれだけ強いか分かってもらえると思います。
出てくるフォロワーはランダムで偏差は大きいといえども、最低でもネクサスに実質的なバリアを付与するようなものです。最低限の仕事としては十分だと思います。
その2:事故率の低減
はじめに、このパワーはチャンピオンに付与されることで真価を発揮すると思います。さらに言えば、メインチャンピオンとサポートチャンピオンではデッキに枚数が多い方に付与するのが好ましいです。
一つ目の理由はチャンピオンスペルの存在です。
チャンピオンスペルを使えば、またそのチャンピオンを引ける確率が上がるので、このパワーの発動機会も増やすことができます。
二つ目はチャンピオンレベル20で獲得できる「初手チャンピオンドロー」との噛み合いがいいからです。
ゲームに接戦で勝利したあと、次のゲームの序盤にネクサスを削り切られて負けるのは旅路のあるあるです。
しかし、初手のチャンピオンドローと〈ノラのお茶〉でフォロワーを召喚し、ブロックに使うことでネクサスを守ることができるのです。
ドローされるチャンピオンはメインチャンピオンとサポートチャンピオンのどちらかなので、パワーおよび枚数を偏らせる事で、引き込むチャンピオンの確率を操作しましょう。
〈皇帝の下賜品〉も含め、これらのパワーは非常に強力ですが、高難易度アドベンチャーでは終盤に手札圧迫の要因として邪魔になるケースもあります。
しかし、裏を返せばこれを実感するまでは積極的に取っていいということです。
デッキにたくさんパワーを付与してトークンで勝つ試合も(エンタメとして)非常に面白いので、一度は経験してみてください!
今回はここまでにしようと思います。
ベータマンスリーチャレンジは元はやり込み勢向けに作られたコンテンツですが、現状の評価はあまり良いとは言えません。
まだまだゲームシステムの改良次第で面白くなるポテンシャルもあると思いますが、盛り上げるために報酬を設けるパターンも考えられます。
現在のゲームシステムであればチャンピオンレベルを20にすることは重要だと思うので、以前にも書きましたがこれを基準に育成してみてはいかがでしょうか?
では、また次回。
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