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「Spreadyは新規事業のかけこみ寺」生の情報のヒアリングで進んだセブン銀行の新規事業開発

新規事業人材を育てようと会社で行われる「新規事業提案制度」。若手メンバーで良いアイディアは出たものの、一体どうやってユーザー検証や仮説検証をしたらいいのか?
適切なつながりにアプローチすることが出来ず、アイディアだけが先行し、市場のニーズとは違う方向の事業が出来上がることも多々あるとお聞きします。
今回は、社内の新規事業提案制度にSpreadyをご利用いただいた株式会社セブン銀行の皆さまのお話をお聞きしました!(聞き手Spready柳川)


-----------------まず、セブン銀行での新規事業のお取り組みについてお聞かせください。

(セブン・ラボ 山方さん)
セブン銀行は、セブン-イレブンや駅などを中心に25,000台以上のATMを設置して日々稼働させています。
ATMのプラットフォームというような事業自体にオリジナリティがありますが、最近ではキャッシュカードなしでスマホだけで入出金ができるなどのユニークなサービスを展開しています。

2016年くらいからスタートアップとの協業は積極的に行っておりまして、協業や出資などを通じて、セブン銀行のATMと連携する取り組みを行っております。

セブン銀行には「セブン・ラボ」と「戦略事業部」がありまして、「セブン・ラボ」は、アイデアの探索、案件の発掘などをメインで行っております。社外とのネットワークづくりも役割のひとつです。
「戦略事業部」はアイデアとして実現性が高くなってきたものを請け負っているチームです。2つの部署の境界線は非常に曖昧です。

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-----------------ネットワークづくりという話が出てきましたが、これまではどのような手法を使っていたのですか?

(セブン・ラボ 山方さん)
基本、これまでは人力でした。
セブン・ラボが設立されてからずっとメンバーでネットワーキングを自力でしてきました。

契約して情報が取得できる、イベントに参加できるものはほぼすべて参加しています。ピッチコンテストのようなイベントも偶発性を求めて片っ端から参加していましたね。
自分たちの足を運んで取りにいける情報はすべて取りに行くスタンスです。

最近はオンラインイベントがほとんどですが、オンラインだと「ゆるく」つながることが難しくなりましたね。明確なお題目(目的)がないと関係性を築いてはいけない感じがあって、そこは課題です。


-----------------実施されているアクセラレータープログラムは社外のスタートアップと出会う目的の施策のひとつですか?

(セブン・ラボ 山方さん)
セブンラボでは、社外とのネットワーキングのためにイベント協賛・登壇、大学との共同研、VCとの情報連携などさまざまなことを行っていますが、そのうちのひとつがアクセラレータープログラムです。
今回で4回目の取り組みです。

社外のスタートアップの参加者以外に実は社内チームも参加しているのですが、今回そのチームでSpreadyを利用しました。


-----------------皆さんはどうしてアクセラレータープログラムに参加しようと考えたんですか?

(参加チームの皆さん)
実は、アクセラレータープログラムの前に、新卒1年目から4年目までの社員だけで新規事業を考える会がありました。

私たちは普段、ATMプラットフォーム推進部という部署でATMの設置の営業や対金融機関の窓口の仕事を担っています。
普段は正直、新規事業のことまで頭がまわってなかったのですが、勉強会に半強制的に参加することによって、視野が広がりましたね。

その勉強会で出したアイディアが結果的には「とても良いね!」ということになり、今回そのときのチームメンバーでアクセラレータープログラムにも参加しようという経緯でした。

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△掲載されていた案件。現在はクローズしております。

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-----------------今回皆さんはSpreadyをどういう目的で利用されていらっしゃいますか?

(参加チームの皆さん)
いま私たちの案はアクセラレータープログラムは最終案に残り、事業として採択されるかどうかの判断の一歩手前の状況です。

アイディアは良いということで最終案には残ったのですが、ここで積み残した課題が、ユーザーと販売ツールの検証でした。
この2つについては私たち自身にも繋がりがなく、自分たちの原体験や想いは込めているのですが、「実際どうなのか」については想像の域を出ていなかったんですよね。

私たち自身に繋がりがなかったユーザーと販売代理店についてSpreadyでお繋ぎいただき、お話をお聞きする、ということで利用しております。


-----------------実際お話を聞かれてどうでしたか?なにか事業に変化はありましたか?


(参加チームの皆さん)
最初、否定されるのかなと思っていたら、意外と好反応だったのが印象的でした。
自分たちのアイディアが社会に認められた瞬間で、とても嬉しかったですね。

一方で、自分たちの意見だけで作り込んでしまうと、社会に受け入れられないことにも気づきました。
頂いた意見を元に、社内に持ち帰って自分たちで話し合ってブラッシュアップする...を繰り返しました。

事業自体は大きく変化はしていませんが、解像度がとても上がりましたね。
また実際事業化したらそのまま販売代理店やユーザーになりうる方々にも出会うことが出来ました。


-----------------このチームの皆さんに伴走されていらっしゃるのが事務局の山方さんなのですね?良いチームですね!


新規事業は企画することは出来ても、実行してやりきれるスキルが必要です。こういった人材を育成、サポートすることが僕らの役目だと考えています。
調べればわかること、聞いてみないとわからないことをハンドリングしてあげたり、どうやって答えに近づけるかを一緒に考えたり...わたしは彼らが作りたい世界に共感した上で、伴走していますね。
新規事業は「共感と意思」が大事だと考えています。

ぜひ、彼らには社内からの新規事業案件第1号を目指してもらいたいと考えています。若手でもチャレンジしてみたら事業化できるんだという刺激を与えてもらいたいです。

その中で、Spreadyは彼らの「かけこみ寺」になってくれているんじゃないかと思います。つてがないと諦める人がほとんどで、つながりがないところには、突撃のメールを送るしか方法がない。
Spreadyがあることで、ヒアリングのサイクルのスピードがとても早くなりました。

分からないことがあったら聞けばいいよね、が実行できるということは素晴らしいことだと思います。

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ありがとうございました!
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