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機縁法でアプローチするユーザーヒアリング 第一生命保険株式会社の新規事業開発

既に強い事業基盤を持つ大手企業でも新規事業を立ち上げるということで相談をいただくケースが大変多くなってきました。
その理由は、新たな収益の可能性を探ること。
然しながら、既存事業のアセットや経験しかない中で、ゼロイチの新規事業を立ち上げるのは簡単なことではありません。
第一生命保険株式会社で現在新規事業立ち上げ真っ只中の白鳥さんにお話をお伺いしました。(聞き手 Spready柳川)

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第一生命保険株式会社 イノベーション推進部ビジネスデザイン課 白鳥 央 様

-----------------いま、立ち上げられている新規事業について教えて下さい

現在、イノベーション推進部ビジネスデザイン課で新規事業開発に取り組んでいます。第一生命は1902年の創業以来、生命保険を中心に地域社会への貢献に努めてきました。その中で、わたしたちイノベーション推進部は、新たな価値創造と顧客体験の創出を目指しています。

そのなかで、20-30代のQOL向上をテーマに企画している事業が「睡眠改善」に関するものです。
今年中にPoCをスタートすることを目標に、まずは市場や実態の把握を行っています。

-----------------第一生命が新規事業!?と驚いたのですが...

そうですね、ここ数年で始まった新しい動きです。VUCA時代と呼ばれるように変化の激しい世の中ですので、将来のことを考えると新たな事業の種をいまから探索していく必要があります。

私がイノベーション推進部に異動して来てから、小さなPoCは何度かやっておりましたが、今回のように課題を見つけるところから自分が案件のリードするのは初めてです。デザイン思考のワークショップなどから今まで学んできたことを実際試した経験があまりなく、実際どのように進めればよいか迷っていたところに、Spreadyをご紹介いただきました。


-----------------今回、Spreadyをご利用いただいていますが、使いみちは?

ユーザーインタビューですね。いまはプロダクト開発前なので、まずは1次情報を得る実態調査として利用しています。

ユーザーインタビューの必要性は感じておりましたが、今回多くの方に実施してみて、やはりその重要性を再認識しました。

睡眠の課題について、みんな抱えている課題は様々ですが、共通項があることが分かったり、課題があっても行動変容に繋がりづらい実態があるということは今回ユーザーインタビューをしてより鮮明になりました。

また、私たちのような大企業で新規事業を進めるには社内の理解や推進力が必要ですが、それを突破するためにもユーザーインタビューは最適だということも取り組みはじめて感じたことです。 ユーザーさんのリアルな声が一番の説得材料になりますからね。そういう意味でもユーザーインタビューをたくさん行って、私たちが一番睡眠について詳しくなろう、という想いで現在取り組んでいます。


-----------------いままではユーザーヒアリングはどのようにやってらっしゃったんですか?

今までの情報収集のやり方は、資料やネットを検索したり、ヒアリングをするとしても社内や知人等の繋がりが多かったですね。量も限られてしまうし、本当に合致したユーザーに出会える確率は少なかったです。調査会社を使うこともありました。


-----------------そんな中、Spreadyを導入いただいた決め手はどんなところにありましたか?

同じシェアオフィスに入っている他社の信頼できる知り合いに薦めてもらったのがきっかけでした。

その上で、コンセプトが面白いと思ったことと、プラットフォーム内で全て完結する良さがあると思ったのが決め手でした。

コンセプトというのは、ユーザー(スプレッダー)からの紹介制ということですね。紹介制つまり、機縁法なので、プラットフォームのユーザー外から出会えることが他社サービスより適切なユーザーに出会える確率が高いのでは?と感じました。

また、メッセージのやり取り含めプラットフォーム上で完結する仕組みなので、セキュリティが厳しい弊社のような組織でも使いやすそうという印象を持ちました。

-----------------実際、ユーザーヒアリングをされてみて、どうでしたか?

めちゃめちゃ良いです!

当初は本当にヒアリングユーザーが集まるのかな?と思っていましたし、せいぜい2-3週間くらいで2-3名集まるくらいだと思っていたんですよ。
(実際は掲載して1週間で15件以上紹介が集まりました)
こんなにすぐ集まるんだと感動しました。

また、実際ユーザーヒアリングを進めてみて感じたのは、皆さんとても求めていたターゲットペルソナにぴったりということです。

もともと今回は「睡眠課題をお持ちの方」にヒアリングをおこなおうとしていたのですが、Spreadyさんからの提案で「睡眠に課題を感じハックしている方」にもヒアリングをおこなうことで、わたしたちの答え合わせに留まらず、まだ見ぬ気づきを得ることでより良い仮説立案に役立てる方針をとることにしました。
結果として、特に後者の方でこんなに詳しい方はほかにいないのではないか、と思うくらいの方にも出会えました。
プロダクト開発の際に検討すべきことの種が見つかった気がします。

イノベーターやアーリーアダプターなど情報感度が高い人が多い印象ですね。

実際皆さんと1回ヒアリングして終わる訳ではなく、皆さんと連絡先を交換し、継続的な繋がりを持たせていただいています。
協業をしている睡眠テックの会社に紹介した方もいらっしゃいますし、今後私たちが事業を進めていく中で、継続的にご意見を聞かせていただこうと考えております。


----------------今後、Spreadyに期待することを教えて下さい

今回の経験を通じてユーザーヒアリングはもっとすべきだと感じました。
そして、ユーザーインタビューはやればやるほど慣れてくものだと思っていますので、社内の他メンバーにもぜひ利用してほしいですね。
広めていきたいと考えています!



白鳥さん、ありがとうございました!
ぜひSpreadyにご興味をお持ちいただいた皆さまはこちらからお問い合わせください。

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