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あらゆる距離をこえて ボーダレスな自然派ポップトリオ・KOMONO LAKE:sprayer Interview

イラストレーターとしての顔も持つシンガー・Kanbin、元Kero Kero Bonitoとしても知られ、ソロワークでも活躍するロンドン出身のプロデューサー・SKYTOPIA、Night Tempoらのサポートワークもこなすベーシスト・Kurojiの3人からなるユニット、KOMONO LAKE。

それぞれのルーツや活動拠点を時に交わらせ、時に散開させてきた彼らは、Kanbinが台湾に滞在している2022年11月に1stアルバム『SUNSHOWER』をリモートで制作しリリース。2023年1月には台湾ツアーを成功させるなど、ボーダレスなバンドの在り方を示し続けてきた。

7月10日にsprayerから配信された最新シングル「抱きしめられて」は、楽曲コンテスト『ICHIGOICHIE 2 – GROW(成長)』のノミネート作品に選出。Spotify『キラキラポップ:ジャパン』『Summertime! 夏のサウンドトラック』『Women’s Voice』などの人気プレイリストを賑わせている。

和やかなインタビューを通して見えてきたのは、彼らを隔ててきた、そして彼らが乗り越えてきたあらゆる「距離」が、KOMONO LAKEをオリジナルな存在にしたということだった。


未知の可能性を引き出す「第二の実家」

[L→R] SKYTOPIA | Kanbin | Kuroji 

-中学時代にベルリンで知り合ったKanbinさんとSKYTOPIAさんによって2021年1月に始動したKOMONO LAKEは、同年7月にKurojiさんを迎えて現在の布陣となりました。改めて、Kurojiさん加入の経緯について教えてください。

Kuroji:僕は宮崎生まれ宮崎育ちで、10年前くらいに上京してきたんですけど、SKYTOPIAとは彼が日本で活動を始めた2018年頃に出会って。KOMONO LAKEが始まる前から、SKYTOPIAのソロ名義でのライブにサポートベーシストとして僕が、そしてゲストボーカルとしてKanbinが参加して、3人でプレーする機会もありましたね。僕がサポートしてるNight Tempoのライブにも遊びに来てくれたりして、仲も深まっていきました。それからKOMONO LAKEが始まってしばらく経ち、SKYTOPIAがGoogleスライドで入念なプレゼン資料を作ってきて(笑)。こういう音楽をやっていきたいから加入してくれないかっていう。それに感動して、これはやるしかないなと。

SKYTOPIA:「MIRROR」「SEEDS」(いずれもKuroji正式加入前にリリースされたシングル)のレコーディングで弾いてもらった時にすごくやりやすかったし、上手いなと思ってたし、友達でもあるし。頼むならKurojiかなと思って。僕は、Kanbinと二人でずっとやっていけるのかなっていう懸念があったんです。僕だけがトラックを作るのは結構負担になるんじゃないかとか、サウンド面でもっとグルーヴ感やオーガニックな質感が欲しいなとか。それでそのプレゼンに至りました。

Kanbin:SKYTOPIAは「Kurojiが絶対に必要なんだ」っていう感じだったから、じゃあそうしようって。優しいし柔和だから、人間性も合うかなと思いました。

-SKYTOPIAさんの「サウンド面でもっとグルーヴ感やオーガニックな質感が欲しい」という思いについて、もう少し詳しく教えていただけますか?

SKYTOPIA:僕は昔シンガーソングライターとしてオーガニックなバンドサウンドやポップサウンドを演奏していて、Kanbinがその楽曲をリスナーとして聴いてくれたり、その頃にKanbinとコラボしたりしていたので、彼女と音楽をやるならその方向性を進化させたいという気持ちがありました。

僕はPC1台で音楽を作ってるから、それをただポップにしただけでは、単調でクラブライクなサウンドになっちゃう。それはKanbinとかKOMONO LAKEでやりたいこととは合わないんですよね。

-確かに、Kurojiさん加入以降の楽曲にはよりフィジカルなフィーリングに比重が置かれていると感じます。

SKYTOPIA:一つでも生楽器がちゃんと入ってるとトラックの印象って全然変わってくるんですよ。それでいて、僕の好きなハウスやガレージなどのクラブチューンのテイストも滲み出てはいて。その絶妙なバランスがまさにKOMONO LAKEなんじゃないかと言われることがあります。3人の個性が組み合わさってる音が作れているのはすごく嬉しいですね。

Kanbin:SKYTOPIAのデモにKurojiのベースが加わると、一気にグルーヴ感が増してガラッと雰囲気が変わったりしますね。そういう化学変化みたいなものがより感じられるようになりました。

SKYTOPIA:元々、StereolabやRadiohead、Blur、The Chemical Brothersを聴いて育ったし、日本のバンドではPOLYSICSやZAZEN BOYZが好きで、エレクトロニックとバンドサウンドの狭間っていうのは自分にとって大きな研究対象なんです。

Kanbin:あと、3人だと決めごともしやすくて。Kurojiは結構マメな性格なので、緻密に計画を立てるブレインが増えた。

Kuroji:ベースと同じくらい、エクセルが好きなんですよ(笑)。

Kanbin:(Kurojiは)めっちゃマメ、(SKYTOPIAも)めっちゃマメ、私はめっちゃ雑、みたいな(笑)。補ってもらってます。

-逆に言うと、Kanbinさんの「雑」な部分がバンドの推進力となる場面もあるのでは?

Kuroji:ありますね。僕らが細かいぶん、バンドのアイデンティティや本質はKanbinの意思が色濃く反映されてるんじゃないかなって、要所要所で思います。

-結成時に掲げていた「自然派シティポップ」というテーマを発展させながら、昭和歌謡やJ-POPからの影響も活動を追うごとに色濃くなっている印象です。

Kanbin:KOMONO LAKEを始める前からカラオケスナックが好きで、色々なところに通ったり、自分もそこで働きながら、お客さんが歌ってる曲を聴いて、お気に入りの昭和歌謡を集めていたんです。だから、基本的に好きな音楽は昭和歌謡で。「昭和歌謡を打ち出していきたい」っていうつもりはなかったけど、自分の歌い方にその影響が滲み出てんだと思います。SKYTOPIAに楽曲を紹介したりもしましたし。

SKYTOPIA:歌と言葉に関しては、どんどんKanbinの個性を出した方が面白い世界観になるかなと思っていて。元々Kanbinは歌詞自体書いたことなかったんですけど、いざやってもらったらすごい良かったし。

Kanbin:最初は「この人本当に書けるのかな?」って心配してたけど(笑)。

-ソロ活動(SKYTOPIA)、イラストレーター活動(Kanbin)、他アーティストのサポート(Kuroji)など多彩に活躍されている3人が集まっているKOMONO LAKEですが、皆さんにとってKOMONO LAKEとはどのような場所なのでしょう?

Kanbin:KOMONO LAKEやそれ以前のSKYTOPIAからの誘いがなければ、人前で歌うことも、歌詞を書くこともなかったと思います。特に歌詞なんて、頼まれる前には書けるなんて思いもしなかったですし。自分だけでは気付けなかった可能性をどんどん引き出してくれる場所ですね。

SKYTOPIA:僕はソロで超自由に音楽を作ってるから、アウトプットの枠が求められる場所があるのはすごくありがたくて。たとえば、僕の尊敬するプロデューサーであるケンモチヒデフミさんは水曜日のカンパネラをやりつつソロでも色んな楽曲を手がけているし、Tokimeki RecordsのNamyさんはSnowkっていうエレクトロにフォーカスしたプロジェクトもやっていたりする。そんな風に僕も、KOMONO LAKEでは色んな要素を盛り込みつつも歌えるポップソングを3人で仕上げていきたいですね。「何やってるの?」って聞かれたら必ずKOMONO LAKEのことをメンションするくらい、誇りに思っているプロジェクトです。

Kuroji:僕にとって、KOMONO LAKEは第二の実家みたいな存在なんですよ。上京後、様々な現場をサポートして貴重な経験をさせてもらっているんですが、あくまでアーティストを引き立てる立場という感覚があるので。そういう意味で、バンドという自分自身を表現できる居場所ができたことは嬉しいことです。もちろんこれからも色んな場所でベーシストとしての腕を上げていきたいと思っていますけれど、やっぱり実家はKOMONO LAKEなので、外からの手土産で二人を喜ばせたいという気持ちですね。


「距離」から生まれるKOMONO LAKEらしさ

-2022年11月リリースの1stアルバム『SUNSHOWER』は、Kanbinさんの台湾滞在中にリモートで制作されました。この制作過程も、それぞれの場所から集まったメンバーによるKOMONO LAKEというバンドを象徴するエピソードのように感じます。

Kanbin:結成当時は東京(SKYTOPIA)と高知(Kanbin)だったので、リモートでの制作自体は元からやってましたね。

SKYTOPIA:そもそもそれ以前はヨーロッパと日本だったので、それに比べればだいぶ"近(ちか)リモート"だなって(笑)。

-海を挟んだ状態でアルバムを完成させたことになりますが、その距離感が作品に及ぼした影響はありますか?

Kanbin:アルバムに向けて計画を立てて、密にミーティングもしていたので、リモートは全然壁ではなかったですね。タイトル曲「Sunshower」は、日本にいるSKYTOPIAからデモが来た時に、その時台湾にいる私の感覚とすごくフィットして……。

-サウンドが?

Kanbin:はい。散歩しながらもらったデモを聴いてたら、「ここじゃん!」みたいな感じで。奇跡的な曲だな、と思います。

-では、歌詞にも自然に台湾での経験や感じたことが入れ込まれているのでしょうか。

Kanbin:そうですね。「Sunshower」には特に。

-それもKOMONO LAKEの面白さですよね。結成当初、高知の山奥に住んでいたKanbinさんの状況もあり「自然派シティポップ」というキャッチコピーができたり、Kanbinさんのライフスタイルによって作品が変化していく。たとえば下北沢を拠点にしているインディーズバンド、となるとなかなか東京から離れることができないわけですけれど、KOMONO LAKEの場合はその枠を超えた経験が創作に反映されていく。

SKYTOPIA:確かに。今、結成以来初めて全員が関東にいる状態ですからね。4年越しに(笑)。

-アルバム制作にあたっては、クラウドファンディングを実施されていましたね。リスナーからの支援が可視化されたことで、感じたことはありましたか?

Kuroji:たくさんの方が支援してくれたり、「応援してるよ」って言ってくれて、それが形として目に見えたことで、自分たちも背中を押された感覚になりました。3人で作る作品が、ファンの方々とみんなで作る作品に変わっていったように思います。

SKYTOPIA:アルバムの制作だけでは終わらなかったし。クラファンのリターンで、応援してくれた人と一緒に曲を作ったり、MVに出演してもらったり。ただ聴いてもらう以上の繋がりが生まれましたね。

-活動開始直後から配信しているポッドキャスト『KOMOラジ』もありますし、バンドとしてリスナーとの距離感をとても大切にしている印象があります。

SKYTOPIA:まだまだ小規模な僕たちですけど、めちゃめちゃ好きでいてくれるファンの方、ピュアに応援してくれる方が何人かいらっしゃるんですよ。それってすごくモチベーションになるし、本当にありがたくて。そんなに愛されるものを作品として作れたんだなということにも気付けました。僕たちは表現をしているだけで、そんなに誰かが大好きになるものを作れるとは予想もしてなかった。

-アルバム『SUNSHOWER』リリース後の2023年1月には台湾ツアーを敢行しました。

Kanbin:滞在中、台湾で人気のシティポップバンド・Everforのドラマーと仲良くなったんですけど、その子に「台湾でライブやらないの?」って言われて、企画も手伝ってくれたので、Everforと一緒にライブをすることができて。

Kuroji:SKYTOPIAと僕は「Kanbinがきっかけで台湾のシーンと繋がりができたらいいね」とか勝手に話してたんですけど、それが形になった。

-台湾のインディーシーンは盛り上がってる印象がありますし、台湾のリスナーは耳が肥えているのかもしれない。

Kanbin:台北にはいっぱいライブハウスがあって、最近は日本のアーティストもよく来るようになりましたね。みんな日本の音楽もめっちゃ聴いてるし、音楽に限らず日本のカルチャーは人気があります。

-現地のオーディエンスからのリアクションはいかがでしたか?

Kanbin:ノリが良かったよね。Everforが目当ての人もいっぱいいたと思うんですけど、すごい盛り上がりで。やりやすかった。

Kuroji:一曲終わった瞬間に「Foo~!」みたいな。

Kanbin:すぐアンコールやるし。

Kuroji:アンコール、早かったね。

-台湾ツアーを経て、ライブのスタイルや楽曲制作への姿勢に変化はありましたか?

Kuroji:初のツアーで、慣れない土地ということもあり、そこにみんなが集まって同じ時間を過ごせたことで、お互いの理解度も深まったと思います。結成当初からリモートで、なかなか3人揃ってガッツリ話す機会ってなかなかなかったので。

楽曲制作もそれまでは分業で各工程を進めてたんですけど、3人でテーマを持ち寄って曲作りをすることにトライしたり、日本語以外の歌詞に挑戦したりすることも増えました。それに、ライブでの音の厚みはツアーを経て変わったと言われたことがありますね。

SKYTOPIA:2公演だけでしたけど、サポートドラマーのちーさーさん(ワタナベチヒロ)も一緒に行ったので、4人の演奏のタイトさはツアーの中でだいぶ上がって。単純に仲も良くなったし、やっぱり息が合うようになった。僕は台湾以降特に、もっとキーボード上手くなりたいなって思ってますね。

-ここまでお話をしていて思ったのは、KOMONO LAKEの活動において、「距離」が重要なテーマになってるんじゃないかってことで。それぞれの土地で過ごしてきた / 過ごしている皆さんが、その距離感を保ったままクリエイトしたり。一方でメンバーが集まってツアーをすることで、そこでしか生まれないものを実感したり。そして、昭和歌謡やシティポップにモダンなサウンドを掛け合わせる楽曲は、物理的な距離だけではなく、時間によって隔たれているものを創作で繋いでいるとも言えると思います。

SKYTOPIA:確かに。高校の同級生や大学のサークル仲間で結成されたバンドとかってすごい多いじゃないですか。僕は学生時代に全然そういう仲間に恵まれなくて、音楽好きが周囲にとにかくいなくて、一人の世界にいたんです。だからKOMONO LAKEが、社会人になってから新しいことを始められるんだよ、っていう勇気を与えられるプロジェクトになるといいのかなって、勝手ながら思ってます。

-物理的な距離や年齢の壁を乗り越えて、音楽できるんだぞってことを示したいと。

Kuroji:逆に、学生時代は音楽をやってたけど働き始めて辞めちゃうっていう人も周りにいて。そういう人にも光を当てたい。

Kanbin:キッパリ辞めなくてもいいのにねって思う。

SKYTOPIA:とあるアーティストが言ってたんですけど、30代~40代で音楽を続けている人って、もう音楽が大好きな人しかいないから、だんだん楽になっていくっていうか。ファッションでやってる人が減ってくるから、心地いいって。その言葉が印象に残ってます。


「レトロ感」を体現した最新シングル「抱きしめられて」

-sprayerから配信された最新楽曲「抱きしめられて」についてお伺いします。こちらはどのような経緯で制作された楽曲なのでしょうか?

SKYTOPIA:『ICHIGOICHIE - GROW -』を知って、すごく良いなと思って。優勝者に制作サポートが贈呈されるっていう。アーティストって、お金がない中で曲を作ったりMVを作ったりっていう初期段階が一番大変ですからね。今回のコンテストはデモや短い尺の音源でも良いとのことだったので、とりあえず何か作ろうよってことで。

Kuroji:SKYTOPIAが持ってきたデモに、懐かしい音がサンプリングされていたりして、「これいいね!」ってことで、すぐに形にしていくことになりました。

-ライナーノーツには「かつてのテレビドラマを連想させるレトロな雰囲気」の楽曲とありますが。

SKYTOPIA:昔から、「レトロ感」って一体なんなんだろう?っていうのは研究してきていて。人間の感情のうち、ノスタルジーってすごく大事なものだと思うんです。

長い散歩をするのが好きなんですけれど、熱い季節に散歩をすると、昔の思い出が蘇って来るんですよ。僕の地元には、古いカフェや公園、川沿いの道なんかがあったりして……そういう場所を歩いて出来た曲かな。

-何か特定の楽曲や作品、番組がリファレンスになったわけではなく?

SKYTOPIA:そうですね。

Kanbin:SKYTOPIAは幼少期を海外で過ごしていたこともあって、テレビっ子だった私たちが大好きで見てた番組を知らなかったりするんですよ。なのに、「抱きしめられて」のデモからはなぜか私たちが幼い頃のトレンディードラマを思い出させられました。

SKYTOPIA:研究の成果かもしれない(笑)。

-歌詞に関してはどのようなイメージで書いたのでしょう?

Kanbin:これはSKYTOPIAが書いたんですよ。納期に間に合わせるために。

SKYTOPIA:AパターンとBパターンを作って、選んでもらいました。完全に広告代理店(笑)。KOMONO LAKEの楽曲は抽象的な内容やリスナーに解釈を委ねる部分も多いんですが、「抱きしめられて」は具体的な別れがテーマになっていて。夏の暑さの中でグラつく視界のように、「大丈夫だよ」「いや、やっぱりダメかも」を繰り返してるみたいな。夏は木が生い茂るのも早いので、自分の行き場のない感情も同じようにどんどん膨らんでいく。これはちょっと……良い歌詞だなと思ってます(笑)。


何にも縛られない場所を大事にしたい

-音楽性、活動のスタイルともにボーダーレスな変化を続けているKOMONO LAKEですが、今後はどのようなアクションを予定していますか?

SKYTOPIA:去年からライブをいくつかこなしたり、EPやシングルのリリースを続けてこれたので、ここで一区切りを付けて、他のアーティストとコラボレーションする良いタイミングなんじゃないかなと。まだ詳しいことは話せないのですが良いコラボが実現しそうで、密やかに準備を進めています。

Kanbin:あと、これまではリリースの計画を立ててその通りに制作をしてきたけど、もうちょっとじっくり、3人で一緒に煮詰めていくやり方にしていきたいかな。あとは、インプットの時間も大切にして。

SKYTOPIA:そうだね。バンドのプロフィールでは「シティ・ポップ、昭和歌謡やSoul/R&Bに影響された音楽性」と謳っていて、それは間違いないんだけど、僕としてはまだまだ出したい音が出し切れない。隠し味っていうよりは盛り付けに至るまで全面的に、こういう影響が確実にあるんだっていうレベルまで持っていきたい。

-では最後に、現在のKOMONO LAKEが目指しているバンド像について聞かせてください。

Kanbin:3人それぞれの人生のフェーズがあって、私もあちこち移動したりするし、いろいろなことが変わっていくけれど、それでも一緒に音楽を続けられるバンドでありたい。何かに縛られずに何かを作れる場所として、大事にしていきたいです。

Kuroji:僕らの結成時ってコロナ禍でしたし、メンバーの間の距離もあったけど、制限がある中で活動してきたからこそ面白いものが出来たと思ってます。だから、制限を抱えて挑戦をためらっている人の力になれればいいなと思います。

Text:サイトウマサヒロ(@masasa1to
Edit:sprayer note編集部


Profile:KOMONO LAKE

シティ・ポップ、昭和歌謡やSoul/R&Bに影響された音楽性を特徴としたスリーピース・ユニット。 イラストレーターとしての側面も持つ台湾在住のシンガー・Kanbin、元Kero Kero Bonitoとしても知られるロンドン出身のプロデューサー・SKYTOPIA、Night Tempoほかサポートワークもこなすベーシスト・Kurojiにより2021年に結成後、立て続けにシングルとEPをリリースし、Spotify『シティポップの今』、DJ HASEBEセレクトによる『TOKYO GROOVE』に早速選出されるなど含めた各種公式プレイリストを賑わせる。 また、22年にMUSIC B.B.出演により地上波デビュー。FMヨコハマで1ヶ月間の番組ナビゲーターを担うなどメディア出演も行う傍ら、同年11月にはリモート体制で制作した1st アルバム『SUNSHOWER』をリリース。 23年1月には台湾ツアー2月には初のフェス出演を果たしたほか、1月にはTuneCore Japan 「WHO AM I?」キャンペーンに選出、前作シングル「内臓のままに」がSpotify公式プレイリスト「RADAR: Early Noise」へセレクトされるなど、ボーダレスで精力的な活動を続ける。

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