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葉桜とセレナーデ
札幌演劇シーズンもいよいよラスト。
そのラストの公演の「葉桜とセレナーデ」を観劇してきました。
感染症対策のために産婦人科の駐車場に拵えられた簡易待合所には二人の男。
道路を挟んだ向かいにあるグラウンドからは少年野球の賑やかな声が聞こえてくる。
陽射しがまぶしい午後。
その時を待つ、「父親」たちの小夜曲
https://s-e-season.com/program/hazakura/index.html
とにかく笑ってきました。
演劇ってこんなに笑って観ていいんだ、という気づきもありました。
能登さんとエレキさんは「父親」役なのですが、それぞれ事情があって、その事情が話が進むにつれて徐々明らかになってくる、というストーリーになっています。
このお話を観に行ったきっかけは、同じく札幌演劇シーズンの最初の作品「カラクリヌード」を観たからでした。
そこでゼロ助役だったら小林エレキさんを観て、もっとエレキさんを観てみたいと思うようになりました。
ゼロ助演じるエレキさんはとにかくエネルギッシュなのですが、純粋さやひたむきさが感じられて、観てるこちら側の心の柔らかい部分に触れてくるような感覚を持ちました。
切ないような苦しいようなそんな気持ちにさせてくれる演技でした。
そして、葉桜とセレナーデが始まったときに思ったことが、「BGMがスピーカーから聞こえてくる…!」ということでした。
カラクリヌードだと、音は全て演者が表現していたので、そんな当たり前のことにもちょっとギャップを感じたりしてしまいました。
演劇ってやっぱり面白い。
と同時に、ガラスの仮面の主人公北島マヤが言ったセリフ「私、お芝居が好き。」を思い出してしまう。
彼女はいつも演技にひたむきで夢中になっている。
演者の熱量をそのまま受け取ることができる演劇。
演者の一挙手一投足に目を奪われて、セリフに感情を揺さぶられる。
演技って、役者さんって、やっぱりすごい。
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