【WCS2010レギュ】ハガネールグレート
はじめに
WCS2010レギュのハガネールグレートについての記事です。カードシークレットやプレイジムのイベントで使用し、わるくない勝率を出せたのでnoteで解説記事を出すことにしました。当時はあまり使われていないデッキなこともあり、解説する記事は貴重だと思います。
デッキリスト
なんでこんなサポ構成なの?
この時代のサポーターはハマナのリサーチやミズキの検索やアカギの策略などのサーチするカードを多く使うのが主流で、山札を引くカードを多く採用するデッキは珍しいです。ハガネールグレートの場合はどうでしょうか?このデッキにおいて重要なカードは、回復するためのグッズ(ふっかつそう、モーモーミルク)と特殊鋼エネルギーです。この2つに共通する事柄は先ほどあげたサポーターでサーチできないということです。逆に、このデッキにおいてはポケモンは最低限しか場に出さないうえに基本エネルギーも多くないためハマナのリサーチやミズキの検索は序盤以外はくさりがちです。それゆえ、初手にパチリスやコールエネルギーで場を展開しそれ以降はドローサポーターで展開することがこのデッキには適しているのです。
採用カードの解説(必要そうなのだけ)
イワーク(DP1)
構築スタンダードデッキのイワークとの違いは弱点が×2ではなく+20なことです。これにより、たつじんのおびがついたドダイトスのギガドレインを耐えることができます。
ラッキー(Pt1)
ニコタマ1枚で先攻1ターン目からガブリアスCを倒してワンキルできる可能性があります。
ハピナス(Pt1)
置物回復ソース。手札コストは出しやすいのでハガネールと相性が良いです。レントラーGLのポケパワーなどでバトル場に呼ばれてしばられるとめんどくさいので余裕がある時に手貼りしておきましょう。
ユクシー
便利なポケモン。回復カードやプラスパワー、たつじんのおびを探しに行くことが多いです。ガブレン対面で必要の無いラッキーやイワークを置いてしまうと、ユクシー込みでサイドを取り切られてしまう場合があるため注意してください。
アンノーンG
ディアルガGのリムーブロストやエルレイドのソニックブレード、アグノムのサイコバランスを防げます。
プラスパワー
ガイアクラッシュでサーナイトを倒せたり、たつじんのおびを合わせることでレントラーGLLv.Xを倒せます。
デンジの哲学・スージーの抽選・エンジニアの調整
エネルギーをトラッシュすることでエナジーストリームでの加速につながります。
各対面の戦い方
ガブレン
ゴウカザル四やバシャーモFBが入っていなければディアルガGのリムーブロストが上振れないかぎり負けません。特殊鋼エネルギーやたつじんのおびでハガネールを固めて回復しながらガイアクラッシュで殴り続けましょう。ドラゴンダイブでサイドを稼がれないように、余計なポケモンは出してはいけません。アカギの策略でサーチしたカードをジャッジマンで流すのも重要です。
サーナイト
ポケパワーには依存していないうえに60ダメージしか出せないためサーナイトは脅威になりませんし、進化ポケモンなのでカイリキーも怖くありません。一方でエルレイドは少し厄介です。サイコカッターで強引に突破してくるうえにソニックブレードでの削りまであります。勝つプランは2つあります。1つ目は1体目のハガネールを捨て気味で使い、2体目のハガネールを突破させないように戦うプランです。エルレイドがハガネールを突破するためには5~6枚のサイドをオモテにする必要があります。2回目以降はウラになっているサイドが足りず、サイコカッターで1回で突破することは不可能です。それゆえ、ソニックブレードで大幅に削ってからアグノムLv.Xで倒すことを狙われます。そこで2体目にはアンノーンGを貼ることでサーナイト側は2体目のハガネールを突破することは不可能になります。アンノーンGがサイド落ちしている場合はエルレイドの行動を何度も許すと2体目も突破されうるため、2体目のハガネールができるだけ早くガイアクラッシュを打てるようにすることと回復のグッズを1体目に使いすぎないことがポイントです。2つ目のプランはイワークやユクシーなどを差し出してサイドをとらせてから戦うプランです。相手にサイドをとらせることでサイコカッターのダメージが足りなくなり、アンノーンGのついたハガネールは突破されなくなります。つまりこの対面ではエルレイドさえなんとかすれば勝てます。
ゲンガー
ミカルゲで回復を封じられてポルターガイストを打たれたり、死の宣告ガチャをされると意外としんどい対面。できれば後続を立ててからDPsゲンガーは処理したいが、時にはコインに委ねることも必要です。死の宣告がうざすぎてポケモンサーキュレーターを入れようかと考えたこともありますが使ったことはないです。
ドンファン、ワタッコ
回復しながら殴り合いましょう。
最後に
読んでいただきありがとうございました。対戦動画もYoutubeに投稿しているのでよかったらそちらもご覧ください。