【全文無料】英語版ポケモンカード用語解説

Crown Zenithを最後にPTCGOでは新しいパックがリリースされないことが先日発表されました。今後はスバイレットシリーズのカードを使って遊ぶためにはPTCGLに移行する必要があります。PTCGOをプレイしていない方の中にもこの機会にPTCGLに興味を持っている方はいるのではないでしょうか?しかしながら,始めるにあたって立ちはだかる1つのハードルが言葉の壁だと思います。というのは,残念ながらPTCGOもPTCGLも海外の公式(Pokémon Internationalだったと思います。たしか。)によるものであり,日本語版が存在しません。一般的な英語の知識があったとしても,英語でのポケモンカード用語を知らないと慣れるまで少し苦労すると思います。そんな人のために英語でのポケモンカード用語の意味・使われ方・裁定などを解説します。この記事をきっかけにPTCGOやPTCGLを1人でも多くの方が始めていただけると幸いです。以下にポケモンカード用語をアルファベット順に挙げていきます。

  • ability
    「特性」

  • Active Pokémon
    「バトルポケモン」

  • and
    「Aし,Bする。」
    (例)博士の研究
    日本語…自分の手札をすべてトラッシュし,山札を7枚引く。
    英語……Discard your hand and draw 7 cards.
    ポケモンカードのルールのややこしいルールの1つですね。「Aし,Bする。」といったテキストの場合はAができなかった場合でもBを行います。一方でBができないときはそのトレーナーズや特性は使えません。例えば,博士の研究は手札が無いときでも使えますが山札が無いときは使えません。これと対照的なのが日本語でいう「その後」ですね。

  • any amount of~/any number of~
    「好きなだけ」
    (例)アマージョVのクイーンオーダー
    日本語…自分のベンチポケモンを好きなだけトラッシュし、トラッシュしたベンチポケモンの数×40ダメージ追加。
    英語……You may discard any number of your Benched Pokémon. This attack does 40 more damage for each Benched Pokémon you discarded in this way.
    「〇枚まで」と書かれているときと違い,1枚も選ばないことができます。また,XY以前の英語版のカードでは"as many ~ as you like"という言葉が使われていますがこれも日本語では「好きなだけ」という意味なので裁定に代わりはありません。

  • Asleep
    「ねむり」

  • attack
    「ワザ」

  • basic energy
    「基本エネルギー」

  • Basic Pokémon
    「たねポケモン」

  • be knocked out
    「きぜつする」

  • benched Pokémon
    「ベンチポケモン」

  • Burned
    「やけど」

  • Confused
    「こんらん」

  • deck
    「山札」
    日本語でも"デッキ"という単語は使われますが試合中は"山札"という言葉が使われます。一方で英語では日本語の山札と言う意味でも"deck"という単語を使うようです。

  • discard
    「トラッシュする」(動詞)

  • discard pile
    「トラッシュ」(名詞)

  • hand
    「手札」

  • If you do
    「その後」
    "and"の項でもチラッと取り上げましたが,ルールが違うので注意しましょう。「その後」よりも前に書かれていることができないときはその特性やトレーナーズは使えませんが,「その後」よりも後ろに書かれていることはできなくても使えます。このことが英語だとより分かりやすいですね。
    (例)グズマ
    日本語…相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。その後、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
    英語……Switch 1 of your opponent’s Benched Pokémon with their Active Pokémon. If you do, switch your Active Pokémon with 1 of your Benched Pokémon.
    グズマは相手のベンチポケモンが1体もいないと使えませんが自分のベンチポケモンが1体もいなくても使えますね。

  • item
    「グッズ」

  • Paralyzed
    「まひ」

  • Poisoned
    「どく」

  • Pokémon in play
    「場のポケモン」

  • Pokémon with a rule box
    「ルールを持つポケモン」

  • prize card
    「サイド」

  • resistance
    「抵抗力」

  • retreat
    「にげる」

  • retreat cost
    「にげるためのエネルギー」
    DPでは「にげるエネルギー」ですね。(ダイパキッズ並感)

  • Search your deck for~
    「山札から~を~枚選び」

  • shuffle ~ into your deck
    「~を自分の山札にもどして切る」
    (例)ネオラントVのアクアリターン
    日本語…このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。
    英語……Shuffle this Pokémon and all attached cards into your deck.

  • Special Condition
    「特殊状態」

  • Supporter
    「サポート」
    レジェンド以前は日本でも「サポーター」だったじゃん。なんで変えたんだろう。

  • tool
    「ポケモンのどうぐ」
    PTCGOではポケモンのどうぐはグッズとして扱い続けるらしいです。
    PTCGOはサービス終了しました

  • up to 
    「~枚まで」
    「好きなだけ」と書いてある場合と違い,少なくとも1枚は選ぶ必要があることに注意しましょう。
    (例)ともだちてちょう(剣盾以降のテキスト)
    日本語…自分のトラッシュからサポートを2枚まで選び、相手に見せて、山札にもどして切る。
    英語……Shuffle up to 2 Supporter cards from your discard pile into your deck.
    ともだちてちょうは剣盾で再録された際にエラッタがありました。SMやXYのカードには"up to"と書かれていませんが,その場合も1枚だけ戻すこともできます。

  • weakness
    「弱点」

  • you may
    「のぞむなら」
    "you may"と書かれていないときは強制的にそれより後ろに書かれていることを(できる状況であれば)する必要がありますが,"you may"と書かれている場合はしないことを選択できます。
    (例)ゲッコウガGXのおぼろぎり
    日本語…のぞむなら、このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。
    英語……You may shuffle this Pokémon and all cards attached to it into your deck.
    "You may"と書かれているのでゲッコウガGXのおぼろぎりはネオラントVのアクアリターンと異なり,山札に戻さないことを選択できます。

思いついたものを挙げました。取り上げるべき用語の中にも取り上げ忘れているものもあるかもしれません。見つけた場合は教えてください。よろしくお願いします。

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