「閃光」 写真を組む236
そもそも組写真って?
組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。
作例を御覧ください
私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。
*画像をクリックすると大きくなります。
長らく封印していた白昼シンクロ
ポートレートを撮り始めた時期には、カメラの内蔵ストロボを昼間であれバシバシ使って撮っていました。とくに夏の強い陽射しがつくる影を消してしまうのに便利だったからです。しかし、「それでは上達しない」と指摘を受けてから、長らく白昼シンクロを封印してきました。およそ八年を経て、レフの使い方を覚えたので、そろそろよかろうと封印を解いて、スタンドに載せたストロボを強めに当てて撮ってみたのがコチラです。
なにぶん足場がよくなかったせいでスタンドが倒れ、ストロボを一つ戦死させてしまいましたが、まあまあ自然光っぽく見えるように撮れているのでこれ以後は白昼シンクロを使うようになりました。
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