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「知己」 写真を組む312

そもそも組写真って?

 組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。

作例を御覧ください

 私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

*画像をクリックすると大きくなります。

2024年10月撮影

心構えは格闘戦

 お互いに顔を覚えている猫を撮るときは、しばしば格闘戦の様相を帯びてしまいます。鞄からカメラを取り出す間に、もう足下まで寄ってきて写真を撮れる間合いじゃなくなってしまいます。満足するまで撫でてやり、飽きた頃合いを見計らって撮り始めます。レンズを鼻先まで突き出しても撮らせて貰える利点はありますが、ヒキの画を撮りづらいという難点も。なにぶん、待ち伏せて狩りをする性質のネコ科ですから、遠くから狙おうにもコチラが発見するより先に見つけられ、間合いを詰められてしまうのです。これまで一度も食べ物を与えたことは無いのですが、私が猫を好きなように、相手もニンゲンが好きなのかもしれませんね。

 ちなみに知りあいじゃないネコを撮ると、こんな感じです。やはり望遠で距離を置いて撮るようになります。

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